森砥石さんが試し研ぎのため
新たに採掘された新田産巣板を
持って来られました
まず大判のこれ、ほとんど巣無しの白巣板です
白巣板ですが白い部分は実際はやや青味がかっています
研ぎ面の様子
反対面の様子
両側の様子
硬口で、どちらかと言えば最終仕上げ用です
ですが、中研ぎの荒内砥(粒度約#800)の
研ぎ傷が2分ほどでここまで消えました
砥いだ小刀の鋼は安来鋼・白紙1号
中研ぎに使った天然砥石、荒内砥 栃木県産
粒度は#800程度で中砥としては
やや粗めですが、鋼の研ぎ傷は浅いです
次はこれもほとんど巣無しの白巣板
研ぎ面の様子
右下に黒っぽい巣嚢のようなものがありますが
悪影響は及びません
筋もほとんど当たりません
裏の皮の様子
両側の様子
これも硬口ですが
先に紹介したものよりもやや柔らかい感じで
グイグイと刃物に喰い付いてきます
黒い研ぎ汁がもくもくと湧いてきて
強い研磨力があります
これも荒内砥の後、2分ほど砥いだ状態
最後にこれもほとんど巣無しの白巣板
これは先の2丁よりさらに青味がかっていて
採掘をしている森さんも
こんなんは初めてや、と驚かれていました
研ぎ面の様子
当たる筋はありません
反対面の様子
両側の様子
これも硬口ですが上の2丁に比べると
やや柔らかめです
よく反応し、ぐいぐいと喰い付いてきます
これも荒内砥の後、2分ほど砥いだ状態
強い研磨力で、これで刃先は仕事で使える状態まで
研ぎ上がっています
以上、サイズ、価格などは森龍次商店までお問い合わせ下さい
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