2014年9月15日月曜日

森砥石さん採掘の新田産巣板 青巣板?

森砥石さんが試し研ぎのため
新たに採掘された新田産巣板を
持って来られました
まず大判のこれ、ほとんど巣無しの白巣板です
白巣板ですが白い部分は実際はやや青味がかっています


研ぎ面の様子


反対面の様子


両側の様子


硬口で、どちらかと言えば最終仕上げ用です


ですが、中研ぎの荒内砥(粒度約#800)の
研ぎ傷が2分ほどでここまで消えました
砥いだ小刀の鋼は安来鋼・白紙1号



中研ぎに使った天然砥石、荒内砥 栃木県産 




粒度は#800程度で中砥としては
やや粗めですが、鋼の研ぎ傷は浅いです




次はこれもほとんど巣無しの白巣板


研ぎ面の様子
右下に黒っぽい巣嚢のようなものがありますが
悪影響は及びません
筋もほとんど当たりません


裏の皮の様子


両側の様子


これも硬口ですが
先に紹介したものよりもやや柔らかい感じで
グイグイと刃物に喰い付いてきます
黒い研ぎ汁がもくもくと湧いてきて
強い研磨力があります


これも荒内砥の後、2分ほど砥いだ状態




最後にこれもほとんど巣無しの白巣板
これは先の2丁よりさらに青味がかっていて
採掘をしている森さんも
こんなんは初めてや、と驚かれていました


研ぎ面の様子
当たる筋はありません


反対面の様子


両側の様子


これも硬口ですが上の2丁に比べると
やや柔らかめです
よく反応し、ぐいぐいと喰い付いてきます


これも荒内砥の後、2分ほど砥いだ状態
強い研磨力で、これで刃先は仕事で使える状態まで
研ぎ上がっています

以上、サイズ、価格などは森龍次商店までお問い合わせ下さい


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