2010年10月27日
けいおん!聖地 豊郷小学校旧校舎


数年前に取り壊しが話題になった滋賀県豊郷町にある豊郷(とよさと)小学校の校舎のその後が関西版ズームインスーパーで放送され、その動画を拝見し、アニメ、まんが「けいおん!」の聖地になっているというので出かけてきました。
自分はこのアニメ、マンガ一切見たこと読んだことないのですが、主題歌のデータだけは持っていたりします。
はたしてそれだけの知識で理解できるのか、ちょっと行ってみました。

節約のために高速や有料道路は使わずに一般道で滋賀県を目指します。
普通なら沼津まではR246、沼津からはR1のルートを使うところを、新湘南バイパス、西湘バイパス、箱根新道が現在は無料供用中であるので今回はこっちルートから走ってみます。
このルートだと平塚から三島までで箱根峠の信号1個しかないので速いはず。
26日の夜8時20分過ぎに家を出発。


箱根新道までやってきました。
ここからは箱根峠まで一気に登りです。


浜名湖過ぎて愛知との県境に近いところにある潮見坂の道の駅。
R1には途中いくつかの道の駅があり、休憩がてら全て立ち寄る。
普段は飲まないコーヒーも飲んだりで目は冴えている。
このコーヒーは節約のため家から持参した神戸居留地とかいう見慣れない安い奴。
一緒に持ってきた菓子パンも安くスーパーで買ったもの。


朝4時頃には名古屋を通過、R1と別れてR22で岐阜へ。
今日は秋らしからぬ冷え込みでタイツ着用です。
防寒もありますが、暖房使用をしないための燃費対策でもあります。
それでも夜明け前は気温6℃とかだったので暖房をこまめに入れたりしました。


彦根城。
朝6時20分に到着したが開門は8時半からなのでとりあえず彦根城の周りをウロウロしてみる。


琵琶湖。
彦根港から長浜の方をみてみます。風が強く波が高いです。


彦根城よりもさきに豊郷小学校に行くことにして観光船のりば前の駐車場で一休みして時間を潰す。
小学校までは約12kmなので30分もあればつけはず。


8時40分頃に小学校に到着。
校内に駐車場があり停めさせてもらいます。
校舎を撮ろうとしたけどもの凄い逆光で撮りにくい。

マンガやアニメのシーン、カットがわからないのでとりあえず適当に撮影。
こういうのはそのシーンの構図を似せて撮ったりするらしいのだけどわかならい。


学校の前にあるアニメに出てくるキャラクターの飛び出し注意喚起の看板です。
この豊郷町の中にはオリジナルの看板がいくつも設置されているんですが、
アニメの舞台にあわせて登場キャラを使って新たに作ったようです。
(街のあちこちに登場人物の看板が配置されているらしいです)


外観は小学校という雰囲気よりも役場のような感じです。
今日は平日の朝一とあってかファンはいないようで、それ以外の用事で来ている方々がおられました。

・観光案内所のかたのお話。(脚注に*印)
*平日はポツポツと少なく、土日は多くのファン100人くらい?がやってくるそうです。
と観光案内所の方がおっしゃっておりました

この方はこの小学校に入学卒業した生徒で色々と話を聞かせてもらいました。



中は土足禁止でスリッパに履き替えです。
廊下は木でなんとなく小学校の雰囲気がありますね。
1階は図書室や展示室等が並んでしました。
これらは後にしてとりあえず階段で上に上がる。


階段の手すりにはウサギと亀。
階段も木製で歴史を感じさせる建築物です。


一番上の3階には音楽室と準備室のみ。
あのカエルが違和感出まくり。



3階には音楽室があります。
*「音楽室」の看板がありますが昔はここは音楽準備室でお隣のステージがある部屋が音楽室だったそうです。
軽音楽部=けいおんがタイトルということでアニメではこの部屋は部室という設定なんだそうです。


こっちが昔の音楽室であったところでステージまであったりします。
となりの音楽準備室とはステージの袖で繋がっています。
ステージ上には楽器とアンプが置いてありました。
左端の譜面台には何故か帰ってきたウルトラマンの譜面が。これもアニメで出てきたのだろうか?



楽器が乱雑に置いてありましたが、これもアニメのシーンの一部なのだろうか?
*こういったものはファンの人達が置いていったりするらしいです。



アニメの部室を再現したのかな
基本的にはこの部屋はマナーを守ればフリーぽいです。
机の上のケーキやティーセットのイミテーションもファンが置いていったものだそうです。


部活の割りには手のこんだ贅沢なおやつだなー


*黒板の落書きは自由だそうです。
ここから得た情報では 登場人物にあずにゃん、平沢唯(ゆい?)、あやにゃんがいることが伺えた。
 


黒板横の掲示板
けいおん!ファンのサークルの広報らしいです。
ここから得た情報はさっきの黒板と合わせて
登場人物に
ゆい(平沢唯?島津唯?)
あずさ(あずにゃん?)
みお(澪?)
りつ
むぎ

*10月30日にけいおん!の同人誌即売会がここで開催されるそうで、1000名規模で訪問者がくることが予想されるそうです。
滋賀県で一番小さなこの街でこんなことは史上初らしいので受け入れ態勢をどうしよううか考えたりしているそうです。
駐車場は使えず公共交通の鉄道を使って来て下さいとのこと。


部室の一角の小道具、オルガン、ヤカン、ラジカセも再現されたものなのかな?
ヤカンには桜高と書いてあったりました。


2階には教室がずらっと。
開錠している教室は入室OKらしいのですが全ての教室が施錠されていました。


廊下の窓から教室の中が伺えます。
机は傾斜付き立派な机でドリンクホルダーまであったりしてます。
椅子は固そうで座布団は必須ですね。


廊下には恐らく当時在校生が書いたと思われる絵画が展示されていました。
絵画から東海道線の大津駅らしいです。


1階の掲示板にはアニメのポスターが展示されていました。
これはファンではなくここの学校を運営している方が掲示されたようです。
「・・・略) 作中に主人公たちが通う高校として桜ヶ丘高校が登場しますがその建物と内部は、
この豊郷小学校旧校舎部がモデルとなっております」


1階の離れには講堂があります。なんだか教会のような雰囲気です。

*新校舎が出きるまえはこの講堂で入学式が卒業式をやったそうです。
今でもイベントなどで使用しているそうです。


振り返ると2階席もあったりします。


2階から眺めた講堂。
小学校なのに凄い立派な設備を持っていたんだなと。


学校の模型が展示されております。
*外国人の建築家で宣教師?をしていた人物が建築したそうでそのため教会風なつくりにになっているそうです。


電話室があり、中にある電話が歴史を感じさせるタイプでした。
黒電話よりも古いってすごい。


一旦外に出てみます。
3階の部分が音楽準備室(アニメの部室)
見渡しのいい一番目立つ部屋だったんですね。

校舎は左右対称でさっきの講堂が向かって右側、次に左側の離れにある観光案内所に入ってみます。
*昔は小学校の図書室だったそうです。


観光案内所の入口にはポスター。
もう今週末2010年10月30日(土)に けいおん!オンリーの同人誌即売会が開催されるそうです。

*予想人員1000名? 町始まって以来の大イベントだそうです。
駐車場は使用禁止で近江鉄道電車で来てね。

今までは小さな町で町の人は顔見知りだったりが多かったのが、
アニメが始まってから見慣れない人が沢山やってきて困惑したそうです。
今はだいぶ慣れたようです。と聞きました。


こっちは地元のお土産物とけいおんグッズとカフェ。
この近隣の観光ポスターやもちろんけいおんのポスターなどが貼ってありました。


確か、日曜日限定と言っていたかな?にはけいおんカフェが開店するそうです。


これがけいおんカフェのメニュー。
今日は休みですがわざわざメニューだけ撮影させてもらいました。すみません。
ゴールデンチョコパンは限定3個、競争率が高そうだ。
カレーのちライス・・・先にカレー食べた後にライスが出てくるのだろうか?



2階からカフェを撮影。
ここが小学校時代には図書館だったそうで、想像すると確かに似合っている感じがします
カウンターが貸し出し口とか。


2階中央から。

なお、左奥にはファンによる魔界が存在しました。このあと紹介。


ここはファンが持ち寄ったグッズなどがずらっと展示されているスペース。
特に展示には許可はいらないのだそうです。
かなり濃い目の要素がします。
自分ひとりだけしかいなくてよかった。

このアニメのブームが終わったらこれらの品物はどうするんですか?と聞いてみました。
*所有者がわかっているものは引き取ってもらうそうですが、展示するか保管するか色々と悩んでおられるようです。

そうだよなあ。ブームなんて一過性、多分数年ってものだろうし。

ちなみにこの小学校旧校舎自体は保存が決定されたそうです。

それでは数々の展示品をば

左側には等身大?パネルとぬいぐるみなど 中央にはメッセージカード。絵馬?が


入口右側にもやはりパネル、ポスター。
まだまだ奥にも入りますよ。


楽器とグッズ、右奥はサインかな?

もうちょっとディテールの小さくして展示物を見てみましょう。

主人公達が使っているらしき楽器が並べてあります。
 *演奏で使えるそうです。



ぬいぐるみとフィギア?の棚です。


こちらはマグカップなどの色々なグッズですね。


近江鉄道とのタイアップ乗車券も発売されていたようです。(中央上)
ローカル中小私鉄にはありがたい臨時収入でしょう。
今度の同人誌即売会も沢山人が集まるようで電車利用が多そうですし。



本棚には多分関係するマンガが並んでしました。
その中に原作のマンガがあり、良くみてみたら・・・。


1巻が無く4巻が2冊。
大人買いするにしても4冊程度なら間違わないだろうに。


手作りの凧ですね。
よくみたら髪の毛がなびくようになっています。
あと、今気がついたんですがこの子は制服のリボンが赤なのね。
学年が違うのかな。


なんぞこれは?

___とりあえず濃い部屋はここまで__



学校前にあった飛び出し注意の喚起看板は全部で9台あるらしいです。

けいおんでまちおこし実行委員会


アニメで使われた構図と実際の比較が展示されています。


私のような初心者にはわかりやすい説明ですね。
以下抜粋
私立桜が丘高校の廃部寸前の軽音楽部を舞台に5人の女の子達がガールズバンドを組み音楽活動を行っていくストーリー。


写真とけいおん漫画展 その1
さっきのはアニメとの比較でしたがこちらは漫画との比較らしいです。
なんだかアニメの抜粋ぽいですがカラー版なのかな?


その2



お土産コーナー


売店というか案内所というかにも色んなグッズがありました
右から2つめが先日のズームインスーパー(関西版)のアナウンサーのサインだそうです。
他のは不明です。


豊郷町も色々と町おこしで頑張っているようです。
学校保存の募金箱にわずかですが寄付しておきました。


ラジコンヘリまでタイアップされているとは凄いな。


案内所のカウンターのはずなのにグッズ類でえらいことになっています。
ファンの人たちはもうちょっと考えるべき。



何かお土産。。。とりあえず聖地巡礼の亀のメロンパンを購入
甘さ控えめぽいですね。


人おとり見て後にします。逆光もおさまってきたので帰り際にもう一枚。
案内所の方のお話ではコスプレイヤーも痛車も時々やってくるそうです。


帰り道に発見


もう一体発見。



けいおん!
見たことも読んだこともないですがこの聖地訪問で熱心なファンに支えられていることはわかりました。
これだけの支持している人が多い作品なのですからきっと素晴らしい作品なのでしょう。
ただ、この豊郷町、今はまだアニメのブームが続いているようですが、ブームが去ったときこの小さな町が少し心配になりました。

今日はこの後に朝に立ち寄った彦根城と、岐阜に移動して岐阜城に上りました。→○
徹夜で走って山にも登ってまた夜中に走って帰る。
いつもながらハードな日程だなっと。

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