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ペンタックス メーター SL (クリップオン タイプ)

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クリップオン タイプのペンタックス メーターは展示済みの儀燭鉢況拭△修靴萄2鹽玄┐垢襭咤魅椒妊ー専用のSL型の3種類があります。ペンタックスSLは、SP及びSP競椒妊ーと併売されていましたが、SLを購入したユーザーはSPの廉価版という認識ではなく、明確な意思があってチョイスしたのだと思います。

実際、高校生当時、神田駅のガードのすぐ横にあった小さなカメラ店で、SPとSLそれもクロームとブラック計4台のデッドストック品が一割引で売られていて、予備ボディーが欲しかったボクは、大いに悩んだものでした。当時、高校生のアルバイトは一般的ではなかったので、小遣いやお年玉をためて、一大決心をしての購入でしたから。

で、購入したのは、結局SPのクロームボディーでした。還暦のおじさん(今の自分)からみると、極めて常識的、無難な選択ですなぁ(笑)。「にいちゃん!SLかSPのブラックにせんかい!」タイムマシンがあれば、その時の自分に言いに行くのになぁ、だって、ブラックボディーは1000円高いだけでしたよ。しかし、怪しげな見知らぬおじさんからそう言われても、ボクはやはりクロームのSPにしたと思います。なにしろ、悩んだ原因は、ブラックボディーは傷つきやすいからでしたので。(やはり過去は変えられないのか?)

話が脱線しましたが、当時、SPは3万円でSLは23000円、価格差は7000円、後のSP兇了砲浪然丙坑毅娃娃葦澆箸覆蠅泙靴拭0貶咤魅瓠璽拭爾錬苅牽娃葦澆任靴燭里如∋箸ぞー蠅領匹ぃ圍圍未裡咤个犯罎戮襪函▲瓠璽拭蕊佞韻殖咤未蓮▲好織ぅ襦▲灰好僂箸皸すぎですし、第一、この手の露出計が不要なユーザーが、SLボディーを購入したはずで、結果としてSLメーターは、ほとんど売れなかったのではないかと思います。

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これらは、アサヒ ペンタックス バージョンで、2種類ありますが、SP兇了泙波稜笋気譴討い晋經拭扮βΑΕ轡螢▲襭械伊紂砲蓮△△泙蠍かけません。

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これは、ハネウェル バージョン、北米大陸向けです。

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ボディーの装着部の比較です。右側の儀燭蓮▲椒妊ー接眼部の両脇にある溝に、バネ状の金具を差し込込み、黒い化粧版でフタをするだけですので、かなりぐらつきます。況燭硲咤矛燭論楷禀瑤旅造鮓ぅ好謄鵐譽紅弔廼瓦濆爐里如▲ッチリ固定できます。儀織瓠璽拭爾魯椒妊ーに対して攻撃性があるので、要注意です。

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儀燭鉢況燭篭ν僂任ますが、SL型はペンタハウスが大型化したので、SLボディー専用のアクセサリーとなり、SV以前のボディーには取り付けできません。また逆に機Ν況燭箸癸咤魅椒妊ーには装着できません。

アサヒ フラッシュガン

申し訳ありません!現在工事中です。先ほど、全文書き上げ、アップしたところ、エラーですと表示され、全て消えうせました。おれの1時間を返さんかい!!!

「よっこらしょっと」←重い腰を上げた様(笑)。ということで、本年初めての展示です。これには訳があり、今回展示するアイテムが記載されているカタログを探しているのですが、どこに仕舞いこんだのか、いまだ見つかりません。出てきたら差し替えればいいや、ということで、見切り発車しましょう。

今ではほとんどのカメラにストロボが内蔵されていますが、以前ストロボは大変高価で、使用頻度が少ないアマチュアはほとんど、フラッシュ バルブという、酸素と繊維状のアルミニウムが入った電球を使い補助光としていました。もちろんバルブだけでは光りませんので、フラッシュガンと呼ばれた発光器も必要でした。大抵のフラッシュガンは、20ボルト前後の積層乾電池を使い、バルブを瞬間的に燃やして閃光を得ていました。バルブは薄いガラス製ですので、発光後に割れて飛び散らないように、厚いビニールがコーティングされています。もちろん1回しか使用できません。

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これが、初代のフラッシュガンです。いままで遭遇したことが無く、残念ながら未収蔵です。AP,S、K型のアクセサリーでしたが、デザインはアサヒ フレックス用と同じと思われ、反射笠が固定式で、背がやたらと高く、かなり大ぶりなフラッシュガンです。

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2代目となるガンです。反射笠が収納式となり、また背も低くなりましたので、初代と比べればややコンパクトになりましたが、笠はかなりの大型です。発光回路の確認用に、マメ球が付属していました。この機種も、これ1度しか出会いがありません。そんなに売れなかったのでしょうか?オリジナルのS2型の頃のアクセサリーです。

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ペンタックス スーパーライト~ストロボナー

フラッシュの次ですので、今回はストロボ関連の展示です。

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Sシリーズ初のストロボ製品は、驚くことになんとリングライトでした。現在でさえレンズ先端に装着するリング状のストロボは、接写撮影が主などの、限られた層向けアイテムですが、60年以上前に製品化されていました。いったいどの位の価格だったのでしょうか?おそらくは、当時のボディーに近い値段だったのでは?と思いますよ。いまだに一度も見かけたことがない、幻のアイテムです。これは推論ですが、ハネウェル製品だったのでは?ないかと思っています。e-bayを観てみると、同等製品ではありませんが、似たようなHoneywellのリングライトに時折遭遇できます。

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20年ぐらい前に購入した、当館唯一のリングストロボです。最近では、LED製のリングライトが主流なのでしょうか?たしかにストロボでマクロ撮影だと、暗くてピント合わせがやり難い。でもLEDだけではダメなので、ピント合わせ用LEDの付いたリングフラッシュがあれば最強でしょうか。

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2番目の製品は、スーパーライトと呼ばれた定型的なストロボです。ただ、小型・軽量がモットーの旭光学ですので、末期のフラッシュガン同様、横置きレイアウトが採用されていて、全高は抑えられていましたが、使い勝手が悪く、フイルム巻き戻し時には、ストロボを90度回転させる仕掛けが付いていました(それでも使いづらい)。

収納時も、シンクロコードの接点部を挿しておく、白いプラ部品はありましたが、コードの収まりがまったく考えられていません、ブラブラです。

電源は、単三乾電池4本及び、AC100Vの直刺しで、そのために変換回路が内蔵されていました。お値段はセット一式で、9500円!当時のボディーが2~3万円でしたので、かなり高価です。

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3代目の製品は、スーパーライト兇箸覆蝓▲譽鵐困慮款緝瑤縫好肇蹈椶涼羶瓦くる、現代小型ストロボと同じデザインへと改良されました。シンクロコードの収納も考慮され、外部電源も6Vで、乾電池使用時に不必要なAC100Vからの変換回路(今風に電源コードに付属)もなくなり、合理化されました。

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4代目のオートロボです。その名の通り露出の自動制御機構が組み込まれたストロボです。なぜかまた横置きに退化してしまいましたが、このモデルから採用されたフォトシュー部分が、90度回転できるので、縦位置でも使用可能です。でもこれなら、少しずんぐりさせて縦専用にしたほうが嵩張らないですよね。

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Sシリーズ後期になりますと、Honeywellのストロボシステムが旭光学から販売されました。ボクが知る範囲では、マニュアルのストロボナー800と700、オート機構を持つストロボナー770と880の4本ですが、色々な付属品やスタジオ用のスレーブストロボ(カメラのストロボの発光を検知して、同時に発光する補助ストロボ)など、多くのアイテムでシステムが作られていました。

アメリカのオークションでは、本国製品ですから数多くのアイテムに遭遇しますが、当然Honeywell銘ばかりで、ペンタックス銘の製品はありません。ペンタックス銘の製品は、日本国内しか販売されませんでしたので、当時超高価なストロボを使う酔狂な人はごく少なく、今となってはこれらも幻のアイテムでしょう。なにしろ展示品のストロボナー880は、本体だけでなんと64000円!!当時ペンタックス SPのボディー価格は3万円でしたから。
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タクマー 58mm f2の論争

最近、タクマー58mm f2のレンズ構成について論争がありました。今回は、このことについてボクの考えを述べましょう。

事の発端は(た)さんのコメントでした。コメントは、書庫、レンズ編:タクマー58mmf2にあります。氏のハンドルネームをクリックすると(た)さんのブログに行けます・ゲスト(ヤフーブログ会員以外)さんのサイトに直接飛べるとは初めて知りました、以前は行けなかったと思います。ブログを読んでみると、そのリサーチ力は、尊敬に値するもので、相当な力作でした。要約すると、「タクマー58mmf2は、東京光学の前群ゾナー、後群ガウスのシムラーレンズに触発された、変形ガウス型である」と客観的な資料から判断を下しています。

氏のブログにはタクマー58mmf2のレンズ構成図が載せられていましたが、ボクは初め、これがタクマー58mmの構成図だとは思いませんでした。ですので早速ネットで調べると、同様な構成図が数点見つかりました。それがこの図です。

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たしかにこの図をみれば、メニスカス(三日月という意味)の凹凸レンズで構成されたトポゴンタイプの後群に目が向き、ガウス型から派生したクセノタータイプの印象です。典型的なクセノターと違い、2群目がゾナーのように3枚張り合わせですから、変形クセノターでしょう。

しかし、当館では、タクマー58mmf2をゾナータイプと分類していますので、この点で論争が勃発したという次第です。

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当博物館は、「ASAHI PENTAX SCREW MOUNT GUIDE」といういわばバイブル的な名著を主な参考資料にして、展示を進めています。そこに載せられているタクマー58mmの解説がこれですが、著作権がありますので、写真でさらっとお見せしましょう。

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レンズの構成図が違っています。凡そは似ていますが、後群はトポゴンではなく、3枚貼り合わせの2群目に比べて、3群目は絞りを挟んで非対称形の凹レンズです。初めて見たときには、この部分の凹レンズの形からガウスではなく、ゾナーの印象を受けました。レンズ構成のバリエーションが2種類以上あるのか、どちらかが誤りなのかは、現在調査中ですが、かなりの時間がかかると思われます。

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そして、これがゾナー 50mmf2(図はニッコールHC5cmF2)のレンズ構成図です。コーティング技術の向上や屈折率の高い光学ガラスの開発もあり、タクマー58mmは、この後群を分離して、凹レンズをガウスのように反転させ、その後ろの凸レンズを薄くして、バックフォーカスをかせいでいるのだ、と考えました

実際、旭光学は同様のひっくり返しを過去にも行っています。それは、タクマー58mmの姉とも言える、アサヒ フレックス用のタクマー83mmf1.9(レンズ構成は後のアサヒ ペンタックス用タクマー83mmと同じ)です。判りやすくするために、2枚の画像を続けて貼ります(著者にはあくまでこの本の紹介ということでご勘弁)。

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2枚目は同時期に発売された、エルノスター構成のタクマー135mmf3.5と比較したものです。135mmの後玉は、見覚え無いですか?そうです、ゾナー50mmf2と同じ構成です。ちなみに、エルノスター型はゾナーの親にあたり、さらにテッサー、トリプレットと遡ります。このレンズの設計を余程気に入ったのか、以降旭光学の135mmf3.5はSPの時代までずっと同じ構成でした。

タクマー83mmは、ゾナー由来の後玉の凹凸を分離して、凹をひっくり返し、さらにそれを2枚構成にしてあります。旭光学は一眼レフのパイオニアでしたので、ミラーの動きに干渉しないよう、ゾナー型レンズのバックフォーカスを延長する方法を色々と考えて、この凹凸の組み合わせを編み出したと思います。

ここで、ゾナー・ガウス折衷レンズとして知られている、シムラー50mmf1.5の構成図を出します。
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中央部にある絞りから後ろのレンズ構成は、明らかにガウス型の特徴を持っています。しかし、タクマー83mmの後群はいわゆるガウスではありませんし、トポゴンでもありません。。

確かに初めに掲載した、タクマー58mmのレンズの構成図だけをパッと見れば、クセノター型と判断でき、これが専門家と言われてる人たちの評価なのでしょうが、そのレンズのルーツを考えて評価する方法も必要ではないかと、ボクは考えています。

前群ゾナー型タクマーの後群は、ガウス型からの派生だとするならば、その特徴が残っているはずです。実際、折衷型と言われるシムラー5cm f1.5やセレナー、ニッコール、ダルメイヤーなどの後群は、明らかにガウス型の特徴を持っています。しかし、タクマー58mmの姉レンズと言える83mmの後群が、ガウスやクセノターの特徴を持たない理由はなぜでしょう。

タクマー58mmf2がガウスなのか、ゾナーなのか、はたまた折衷型と言うべきなのか、いかがでしょうか?


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ここからは、話題が変わるのですが、それまでは客観的な見方で構成されていた(た)さんのブログは終章に入ると、主観的な意見が述べられています。そこで、当Sシリーズ博物館のタクマー58mmf2の展示で「2群めが3枚貼り合わせの、正真正銘のゾナータイプレンズです」という記述が批判の対象となっています。氏の言葉を要約すれば、「全体的なレンズ構成を考えずに、ただ2群目が3枚貼り合わせというだけで、脊髄反射的にゾナーと判断している」と解釈されているようです。

しかしそれは、まったくの誤った解釈で、ボクの言う「正真正銘の~」という意味は、数あるゾナータイプのレンズのなかでも、コストのかかる、2群目が3枚貼り合わせレンズ(ペンタックスSシリーズ現役当時の一眼レフ用のゾナーは大半が2枚貼り合わせ)を、自分では、特別に評価して「正真正銘のゾナー」と呼んでいる、という意図で記述したのですが、おかしなことに「3枚だからゾナーである」と誤って解釈されています。

高いリサーチ力と客観性を重視した方針で、称賛に値する出来のブログ記事ではありますが、残念ながら、終章では誤った解釈での主観的な考察が展開されているのです。

アクセサリー クリップ&L型ブラケット&シューアダプター

今回は、フラッシュとストロボを使用する際の小道具的なアクセサリーを展示します。

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今でも大量に生息しているアクセサリー クリップ況(4代目)です。中古カメラ店ではワゴンセール的に、無造作に1個2~300円で売られています。1969年(昭和44年)前後から製造されたと思われます。それ以前のアクセサリー クリップは作りが甘く、使用すれば必ずやペンタハウスにキズやヘコミをつけてしまい、はなはだ不評でした。頭にきた(笑)ユーザーが、当時の旭光学社長であった松本氏に直訴したところ、危機感を覚えた社長直々の指揮で、剛性の高いこの製品が誕生しました。当時爆発的に売れたペンタックスSPは1964年~1974年の間販売されましたが、SPの販売後半に況燭投入されたにしては、今でもかなりに数が存在しており、当時のペンタックス愛好者が、いかにまともなクリップを渇望していたかが窺えます。←先代のクリップで傷付いたペンタハウスの傷隠しにも使われた(笑)。

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合理化で彫刻文字が減らされた、アクセサリー クリップ3代目です。恥ずかしいことに、この華奢でいいかげんな作りの製品が、銘機の誉れ高いSP型が発売されてから5年以上も、専用アクセサリーとして販売されていました。

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2代目となります。文字数は一番多く、S3型ボディーの頃の製品です。初代・3代目と同様、薄い板バネを使い、接眼部のミゾにただ押し当てて固定するだけですので、丁寧に扱ってもボディーに大きなキズが付いてしまいます。

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初代アクセサリー クリップ(正式には、アクセサリー クリップ アダプター)です。のっぺらさんの存在から、委託生産品であったと思われます。後期のK型やオリジナルのS2型の頃のクリップです。

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右側の品は恐らくは、ペンタックスのアクセサリーではないと思います。これはハネウェル ペンタックスに付いていましたが、ペンタックス用とは作りが少し違っており、旭光学からアクセサリー クリップの生産を委託されたメーカーが独自に、汎用品として作った品と思います。側面にjapanとか細く刻印されています。S2やS3の取り説では、のっぺらさんとも思える画像が載せられていますが、見やすいようにわざと文字が消されている雰囲気です。

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商品名はL型ブラケットです。接眼部にアイカップ等の他のアクセサリーをつけていて、アクセサリー クリップが付けられない場合に使用します。取り説の説明文が逆説的で判りにくいです。

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これはシューアダプターといいます。ペンタックス Sシリーズ用のアクセサリーではなくて、ペンタックス用ストロボのスーパーライトが横置きで、さらに電池室が下部に出っ張っており、ニコンFのようなシュー部分の出っ張りが少ない他社のボディーでは干渉して装着できない場合があり、その時に履かせるゲタ!です。

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ビスキュイ、東京は葛飾、柴又にあるお菓子屋さんです。実はボクはかなりの甘(辛)党で、お気に入りのお店です。初めての人は興奮しますよ、水族館の水槽のような大きなショウケースに30個ものホールケーキがずらり。プチガトーも良いけど、ケーキはなんたってホールでしょう。

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こんなの頂いたらズッキュ~ン!

接眼(マグニファイアー、アイカップ等)アクセサリー

前回、接眼枠の溝を利用したアクセサリーを展示しましたので、その流れで今回は接眼アクセサリーを展示します。溝のある接眼枠は、正式にはS2型から採用されましたが、最後期のK型でも使われていました。それ以前の溝がないモデルでは、これらのアクセサリーは使用できません。

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マグニファイアーです、接写や複写などでより正確なピント合わせが必要な場合に使用します、ファインダーの中央部が2倍に拡大できました、今のデジカメの拡大表示機能と同じです。マグニファイアーか、はたまたマグニファイヤーなのか、当時の旭光学の取説やカタログでは、なんと両方とも使われておりました(笑)。
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JAPANの表示が見えないほうが前期型です。前、後期型ともに接眼部が回り視度の調整ができます。
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構図を決めるときには、直接ファインダーが覗けるように跳ね上げることができます。当時の他のカメラメーカーのマグニファイアーもだいたい同じような機能を持っていました。
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これらはレフコンバーターです。普通、ファインダーはカメラの真後ろから覗きますが、これを使えば上下左右から覗くことができます。マグニファイアー同様、接眼部が回り視度の調整ができます。ただ、このタイプは、表面鏡一枚で光路を曲げますので、左右逆像となるのが欠点でしょうか。使いこなすのには、ウエストレベルファインダーのカメラ同様、慣れが必要です。
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これは前期型、基部が左上右の180度しか回転せず、下からは使えません。回転部のクリックはなくて、任意の位置でネジ止めして固定します。
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プラスネジが使われている左が後期型で、中央が中期型、360度回転できて(但しどんどん回すと外れます)90度ごとにクリックがあり、固定ネジはありません。
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中、後期型はほぼ同じですが、接眼枠の接続部やボディーの塗装が違います。何種類かの雑種的なコンバーターが存在します。
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こちらは、レフコンバーター況拭8渋紊任眥麺僂靴修Δ淵皀瀬鵑覆弔りです。クルマもオーディオもそうでしたが、当時日本人の作る物は、華奢な物が多かったのですが、これはアクセサリークリップ況親瑛佑なりの剛性があります。視度調整はメモリ付きとなりました。

このモデルから鏡に代わりプリズムが使われて、カメラのファインダー像同様、左右正像での撮影が出来るようになりましたが、当時SL型ボディーが27000円に対して、レフコンバーター況燭12000円と、かなり高価なアクセサリーとなってしまいました。(同時期の逆像レフコンバーターは5700円)
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装着例、今のデジイチでは、背面の液晶画面が可動式になっていて、レフコンバーターの代用になりますが、相変わらず日向では使いずらいし、老眼だとお手上げです。←もっとも今はカメラさんが全部やってくれるし···
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これらのアクセサリーは普通は全てアイカップで通用しますが、左下の商品名は視度調整アダプターと呼ばれていました。右下のSシリーズ用のアイカップは100%ラバー製で、接眼枠の溝に嵌め込んで固定します。簡単な作りでしたが、お値段も100円(のち150円)でした。視度調整アダプターの方は金属製の枠があり、他のアクセサリー同様、上から接眼枠の溝に差し込み、装着します。また、中枠を外して別売りの視度調整レンズを挟み込む構造になっており、SV型の頃には調整レンズが12種類もありました。

視度調整アダプターはSシリーズ後期には姿を消し、100%ラバー製のアイカップが況燭箸覆蝓▲丱茱優奪肇泪Ε鵐箸Kシリーズに受け継がれ、小型軽量のMシリーズでアイカップMとなりました。しかし、ペンタックスのユーザーが、再びアイカップと視度調整レンズの共用をするには、アイカップM(写真上)の登場まで、待たねばなりませんでした。アイカップM況燭Sシリーズにも使え、視度調整にはペンタックス6×7用の調整レンズを使いました。(以前の視度調整アダプターもレンズは共用できます)。
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これらは視度調整レンズアダプターという商品名で、接眼枠に直付けするタイプ(右下)とアクセサリークリップに嵌め込むタイプ(中央下)の2種類がありました。箱にアダプターと表示のある方が直付けタイプで、レンズ表示の方ははめ込み式でした。ユーザーから「分かりにくい」と指摘があったのか、最後には直付けがA型、アクセサリークリップにつける方はB型と変更されました。
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当時のカメラ販売店にはこのようなディスプレー板が配られて、それぞれの区画に現物が置かれていて、実際に比較しながら自分に合ったレンズを購入できました。ちなみにこのディスプレーの通り、レンズはそれぞれ7種類が作られていました。
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フィルター(前編)

ヤフオクやeBayで、一番出品アイテム数の多いアクセサリーは、今回展示するフィルター類です(当博物館調べ)。現在のフィルターは完成の域に達してしまい、そのほとんどが外注品ということもあり、カメラメーカーは違えど形状は同じ、しかしペンタックス Sシリーズには、そのレンズ専用のフィルターがいくつもあり、中にはヘンテコな物も存在しました。それではそのアメイジングな世界を巡ってみましょう。

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これはアサヒ フレックス用のシリーズ坤侫ルターです。58mm f2.4 標準レンズの専用フードに挟み込んで使用します。フレックス用フードは専門外なので収蔵していませんが、旭光学のシリーズフィルターはボクの人生でこれ一つしか遭遇していません。

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シリーズフィルターは、普通のフィルターのように枠の前後にネジが切られていないので、何かに挟んで(大抵は分割式のフード)使用するフィルターです。展示品はSシリーズ前期の標準~135mmレンズまで共用だったフードですが、間にフィルターを挟めるように分割できました。この黒枠のシリーズ札侫ルターは無銘ですが、Sシリーズ極初期のカタログには、シリーズ擦離侫ルターが掲載されていました。しかし、ねじ込み式の普通のフィルターに比べてやけに簡素というか、ぞんざいな扱いでしたので、販売はされなかったと思います。

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Sシリーズ初期の主力レンズたちのフィルターサイズは46mmですので、今でも見かける頻度は高いですが、銀枠のフィルターにはあまり遭遇出来ません。2枚の銀枠フィルター面の辺縁には、Asahiの文字が浮かび上がるような加工がされています。

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年代順に分けると、手前の銀枠が最初期で、次が右のギザギザ銀枠、そして左側、その中ではAsahi銘がより古株で、中央後ろが後期でしょう。加工に手間がかかるギザギザ銀枠のほうが初期型では?とも思いますが、スベスベ銀枠のフィルターの構造は独特で、どうやって枠にガラスを止めているのか不明です(一周カシメてる?)そしてそれは、アサヒ フレックスのシリーズフィルターと同様の構造です。これに対して、他のフィルターは全てガラスをカニ目リングで止めています。

現行のフィルターの銘はPENTAXのみですが、当時はまだAsahi→ASAHIに力点が置かれて、次第にASAHI PENTAXに移行する過渡期ですね。

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S2当時のPL(偏光)フィルターです。SシリーズのPLフィルターは46、49と58mmの3サイズがありました。どれもデザインが独特で、旭光学の社内生産だったのでしょうか。このフィルターの前枠には、ネジが切られていますが、径が合うフードはSシリーズにはないし、ネジのピッチも違う、何で!と思うかも知れませんが、実は秘密(大袈裟)があり、Sシリーズ前期の分割式の共用フードの前部がピッタリねじ込める、という変に凝った仕掛けとなっていました。立派な本革製のケースが付いて2800円、当時の大卒初任給は10200円でしたので、現在では、なんと5万円!!!絶対買わない、いや買えない。

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これらはSシリーズ後期の主なレンズに採用されていた49mm径のフィルターです。後のKシリーズでは、52mmとなりましたが、次のMシリーズでは、再び49mmに戻されました。旭光学初のバヨネットマウントのKシリーズは1975年6月~販売でしたが販売面では苦戦し、1976年11月には早くも小型軽量のMシリーズが投入され、こちらは大好評でしたので、結果52mmのフィルターはあまり見かけず、49mmはMシリーズとごちゃ混ぜとなり、49mmフィルターのどこまでがSシリーズなのかはっきりとしません。

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ペンタックスが独自に製品化した、ゴーストレス フィルターです。イメージとしては、フィルター面がメガネのレンズのようにゆるやかな球面(もちろん度は入っていません)になっていて、ゴーストが出にくいフィルターでしたが、驚くほどの効果はなく、当時ペンタックス フィルターのモノクロ用は900円、カラー用が1000円に対して、これは1200円でしたので、価格/メリットから普及はしませんでした。

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当時はカラーフイルムも一般的になりつつありましたが、写真趣味のアマチュアはモノクロ派が多かったので、このようなセットやケースも販売されていました。モノクロフイルムの特性で黄→オレンジ→赤の順でコントラストが調整できました。グリーンのフィルターは人の肌が美しく写ると言われていましたが、実際に使う人は少数でした。

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49mmサイズのPLフィルターです。それにしてもSシリーズの偏光フィルターはなんで皆変な格好なのでしょう、当時のケンコーのPLフィルターは今とほぼ同じなのに。このフィルターにはアダプター的な前枠が付属しており、49mm径のフードがねじ込めました。

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Sシリーズのフィルターも末期になると当然SMCとなりますが、これらはSシリーズのフィルターなのか、そうではないのか。ちょうど他のシリーズとの端境期と思われるフィルターです。「私の記憶が確かならば」(古)、手前と左側のギザギザデザインのフィルターケースは、Kシリーズからの採用、ただし、49mmなのでMシリーズ用か?しかし、海外では、SP1000が1977年まで販売されていましたので、Sシリーズ用フィルターとも言えるのか···。以降のフィルターを観察してみると、どうやらSMCの文字の位置で判断できる感じです。SMCの彫刻文字の後付け感が···

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一見極普通のフィルターですが、これらはオート タクマー 85mmf1.8専用のフィルターです。専用フィルターではありますが、フィルターメーカーに100%生産を委託したのでしょう、専用独特のオーラは全く無し。Sシリーズで55mmのフィルターサイズのレンズはこの一本だけですので、元々販売数が少ないオート タクマー85mmで、尚且つ汎用フィルターも使えるので、純正品のユーザーはさらに少ない、結果かなりの珍品となります。しかし、3枚とも銘のデザインが違っていて、外注での少数生産が繰り返されたのでしょうか。

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スーパー&SMC タクマー24mm f3.5、85mm f1.8、135mm f2.5、200mm f4などSシリーズ後期のタクマー用58mm径のフィルターです。比較のために出しましたが、一番下のフィルターはSシリーズの時代ではなく、Mシリーズ後期からのものでしょうか、これも彫刻文字ですが、SMCの彫りが中間に位置しています。そしてその後は、この配列でプリント文字となっていくのでした。

フィルターの文字から見た、時代の流れは、Asahi→ASAHI →ASAHI PENTAX →PENTAX となり、やがては文字も彫刻ではなくプリントとなりますが、Sシリーズのアクセサリーに限定するならば、彫刻文字でASAHI PENTAXまで、SMC 表記は最後尾、と言うことになりますでしょうか。

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これは58mmのPLフィルターです。200mmの望遠レンズでも多用されたと思いますが、どうしたことかフードが着けられません。少しズレた感があるこのPLフィルターは、どこで作られたのでしょうか?

フィルター(後編)

今回の展示はフィルターの後編です。もう少し早く展示する予定でしたが、ヤフーオークションに同じ出品者の方から当館未収蔵のフィルターが2枚出ているのを発見、その落札·到着を待っていたので遅れてしまいました。

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ペンタックスの65mmのフィルターは、オート タクマー35mm f2.3レンズのカブセ式専用フィルターです。オート タクマー85mm用の55mmのフィルターは専用でしたが、汎用の55mmフィルターも問題なく使えました。しかし、この65mmフィルターは完全なる専用でしたので、2つに分割できる専用フードのレンズ側(この部分はいわば空あるいは伊達フィルターとも、あるいは、フィルターがフードの一部である、とも言える)を、専用フィルターに置き換えることでフードが使える、という設計となっていました。

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このような紛らわしい仕掛けのため、フィルターを使わないためのフード(左側)とフィルターを使うことが前提のフード(右側)の2種類が用意されていました。ですので、この純正革ケース入りのフィルター併用フードだけ手に入れても、35mm f2.3レンズには取り付けられず、往生することになります。

バイブルのフィルター一覧表には、62mm径のフィルターの記載がありますが、これは誤りでしょう。35mm f2.3のレンズ前枠には確かに62mmの汎用フィルターが装着できますが、それだと四隅にケラレが生じてしまいますので、それを承知で汎用品を使うのならともかく、メーカーがそのような純正品を製造することはないでしょう。

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もうひとつ、このカブセ式フィルターの元箱には、65mm径と明記されていましたが、なぜかフィルターのお尻にネジが切られていて、ネジ込み式の67mmのフィルターとしても使えました。ただ当時67mmフィルターを使うレンズはタクマー200mm f3.5しかなく、このレンズに着けるとネジ込み式のフードが使えなくなるという意地悪な現象が起きました。どういう理由があってわざわざネジを切ったのでしょうか?200mmレンズでフィルターを使う時「フードはイラネ」という人がいたとも思えません。もしかして、発売はされなかったが、200mmレンズにもカブセ式のフードが計画されていたのかもしれません。

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右側の専用フィルターには、このように67mm径のオスネジが切られていますが、左側のいわば伊達フィルターの内側は67mmのメスネジでした。しかし、ピッチが違うのでフィルターやフードをねじ込むことはできません、これも謎ですね。

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67mm径の純正フィルターは、200mm f3.5、70~150mm zoom、等のレンズ用フィルターです。いずれも中期までのレンズでしたので、古いデザイン(まったくの黒枠)のフィルターはよく遭遇しますが、最末期に入り発売された45~120mm zoomが67mm径でしたので、銀ライン入りの新デザインのフィルターもあるはずですが、見かけません。

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70mm径のカブセ式フィルターも初期型スーパー タクマー35mm f2の専用品でした。この初期型35mm f2レンズの前枠は67mm径のネジ込み式フィルターがつけられますが、オート タクマー35mm同様ケラレが生じてしまいます。しかし、当時のペンタックスのファインダー視野率や、DPE店のプリンターマスクから言えば、実用的には影響がなかったのも事実です。当時中学生であったボクも35mm f2には安価な汎用67mmフィルターを付けていましたので。

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スーパー(SMC) タクマー20mm、同300mm f4、400mmレンズ用77mm径のフィルターは汎用品と変わりない、平凡なフィルターでした。高校生当時、オレンジ色のO2もSMCタクマー400mm f5.6と同時に買いましたが、現在行方不明です。この元箱の値札は3枚重ねて貼られており、2800円→3300円→3900円と変更されていました。当時はインフレでしたので、頻繁に値上げがありましたが、なにも重ねて貼らなくてもよいのにねぇ(笑)。恐らくはこのフィルターは長期在庫品であり、販売店にメーカーから価格変更の際、値札が配られたのだろうと思っています。忙しい店側としては、いちいち古い値札を剥がすのは面倒なので重ね貼りしたのでしょう。しかし、最終的には在庫処分されたのか、「カメラのキムラ」銘の680円のシールが貼られています。

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67mmフィルター同様、黒枠が旧型で、銀色のライン入りが新しいデザインのフィルターです。

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ペンタックスSシリーズで最大径のフィルターは82mmでした。初期型と中期型タクマー300mm f4用で、これらのレンズは販売当時かなり高価であったので玉数が少なく、結果このフィルターもほとんど見かけません。46mm径の銀枠のフィルターと同じデザイン(2種類ともアリ)ですが、銀枠があるのかは不明です。

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これはSシリーズのフィルターではありませんが、当館最大のフィルターです。さらに、ペンタックスのPF(protect front)フィルターには、145mmと150mmのものもあります。128mmPFフィルターの定価は39960円、150mmフィルターは55650円!!!でしたが、これは中古品で3000円にて購入できましたので、記念にローズウッドの展示台を作りました。

クローズアップレンズ、接写リング、リバースアダプター

今回は、簡易接写に使われるアクセサリー類を展示します。一眼レフの時代を迎え、我々アマチュアにも比較的容易に接写ができるようになり、色々なアクセサリーが作られました。一番お手軽なアクセサリーは、クローズアップレンズでしょうか。クローズアップフィルターとも呼ばれるように、フィルター感覚で使用できます。基本的には凸レンズ一枚で作られていますが、現在では凸凹の2枚構成の高性能版もあり、大口径となると結構なお値段です。

お次は、接写リングでしょう。これはクローズアップレンズとは違い、中間リングとも呼ばれるようにボディーとレンズの間に着けて、あたかもレンズのヘリコイドのストロークがずっと延びたような状態にして、近距離の撮影ができるようにするアクセサリーです。価格的にはそれほど差がない、2枚構成の色収差が少ないクローズアップレンズと、伝統的な接写リングではどちらのほうがきれいに写せるのでしょうねぇ?いずれ実験してみますか。

より簡易なアクセサリーだけで接写したい場合には、リバースアダプターが使われました。コスパから、リバースアダプターだけで接写している猛者もいたと思います。リバース アダプターはいろいろな使い道があり、ボクも中学生当時、引き伸ばし機を買う余裕がなく、カメラを使って引き伸ばし機の代用にする方法を友人から教わり、そのときにリバースアダプターを使っていました←現像液や定着液のガスでカメラが傷むがな~。

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クローズアップレンズNo1です。「No1があれば、No2とか3もあるよね」となるのですが、ペンタックスのクローズアップレンズはNo1しか作られなかったようで、いくら探しても2や3は見つかりません。ペンタックスの場合、クローズアップレンズのNo1というのは接写リングの1番と同じ効果があるので名付けられたとか。この業界(笑)では昔からケンコーが強くて、様々なアクセサリー(中には珍アクセも)が販売されていたので、旭光学も深追い無用、と判断したのでしょう。

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構造的には同一ですが、文字の彫られた位置の違いがみられます。Sシリーズ末期のデザインである白箱に入っていた、上側のより白い文字のほうが後期型です。

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接写リングの初期のものです。本体も箱もデザイン的には、アサヒ フレックスのものに近い雰囲気です。リングのフランジ面にローマ数字で番号が彫られています。横文字では、各メーカー全て「エクステンション チューブ」表記です。

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表示されているように、アサヒ ペンタックスS3の時代のものです。箱はS2の時代と同じデザインですが、わざわざS3用とのシールが貼られていますので、S2用にこれ以前にS3表示のないリングもあったのか、まだ確認できていません。

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箱のデザインから言うとSV以降のリングですが、元箱なしでは表示のないS2用のリングが存在すれば、区別できないでしょう。

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セットだけではなくて、単品でも販売されていました。ちょっと下って、SP型の時代でしょうか?リングの番手がアラビア数字で表示されています。

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オート接写リングと呼ばれる、自動絞り連動の接写リングです。元箱も大型となり、内部の緩衝材には、発泡スチロールが使われています。撮影時でも確認できるように、番手の表示が側面になりました。

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ヘリコイド接写リングです。少し節度感に欠けるヘリコイドを持つ接写リングですが、Sシリーズ末期の価格で、接写リング2800円、オート型が3800円に対して、これは5000円と高価でした。左側が一番伸ばした状態で、接写リングの3番に相当し、右は縮めた姿で2番に相当します。

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ヘリコイド表示とバリアブル表示の2種がありますが、当然プラスネジのほうが後期型なのでしょうね、片方の元箱がないので、判断しかねますが。

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これらが、リバースアダプターです。片側はM42のオスねじ、反対側は49mmのフィルター用ピッチのオスねじで、名称通りボディーに標準レンズや35、28mmのレンズを逆に付ける時に使います。何でも、高倍率接写のときにはレンズを逆に付けると、画質も良くなり、より倍率も稼げるのだそうで「何でだろうと、いろいろと調べましたが理解できず(汗)」まぁ分かりやすく言えば、フイルムの面積程度の被写体の撮影では、レンズを逆転したほうが光学的に理にかなっている、ということでしょうか。

スタンプで押した素っ気ない箱に入って、お値段は400円、確か新橋の高速ガード下のサービスセンターで購入。これまた、文字の位置と大きさがちょこっと違いますね。

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レンズを逆転した場合、広角レンズほど倍率を稼げるので(理屈よく解らず)ヘリコイド接写リング+リバースアダプターの場合、タクマー28mm f3.5との組み合わせで最高倍率が出せます。その時の倍率は2.97倍ですが、露出倍数はなんと68.7倍!!!花をタングステンのライトで撮影したら、焼けてしまいますよ。

ちなみに、この組み合わせでは、ヘリコイド接写リングでのピント(倍率)の調整はできますが、レンズのヘリコイドは全く用を成しません。実際やってみるとわかりますが、レンズのヘリコイドを回しても、ちょっとだけ伸び縮みするショボいフードの様な動きになるだけですね。
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