朝鮮日報

起訴された尹美香氏「検察が慰安婦被害者をまた辱めた」

起訴された尹美香氏「検察が慰安婦被害者をまた辱めた」

 共に民主党の尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員は14日、検察による在宅起訴方針の発表を受け、「3カ月にわたり、誠実に捜査に臨み、十分に説明したにもかかわらず、起訴を強行したことに深い遺憾を表明する」と述べた。尹氏は「検察が慰安婦被害者をまたも辱めた」とも語った。

 尹氏は「自分の事件で国民に心配をかけ申し訳ない」と述べつつも、検察が挙げた起訴事実に細かく反論した。その上で、「裁判で自分の潔白を証明する」と述べた。また、「これからは国会議員としての役割に忠実になり、国難克服のために最善を尽くす」とも語った。疑惑が最初に浮上した当時と同様、「議員職をそのまま維持する」という立場を表明した格好だ。野党からは「尹議員の容疑は横領、背任を含む8項目にもなるのに、なりふり構わず事実ではないと否定するのは図々しい態度だ」との声が漏れた。

 尹氏は声明の中で、「検察は自分が(慰安婦後援金の)募金に個人名義の口座を使ったことが業務上横領だと主張するが、募金された資金は全て公的な用途で使った。尹美香個人が私的に流用したことはない」と主張した。「国庫補助金不正受領」容疑については、「定められた手続きに沿い、補助金を受領して執行した」と説明した。検察は尹氏が虚偽申請でさまざまな補助金を不正受給していたほか、募金で集めた1億ウォンを個人的な用途に使ったとみている。

 尹氏は重度の認知症を患っている慰安婦被害者、吉元玉(キル・ウォンオク)さんに「女性人権賞」の賞金を正義連に寄付させたとする「準詐欺」の疑いについては、「おばあさんの精神的、肉体的な主体性を無視したものだ」とし、「検察は慰安婦被害者をまたも辱めた主張に責任を負うべきだ」と語った。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者 , イ・ギウ記者
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