短期ビザで30代のタイ人女性を来日させ、売春をあっせんしたとして、暴力団組長ら5人が逮捕されました。

 売春防止法違反と入管難民法違反の疑いで逮捕されたのは、帯広市に住む暴力団・九代目飯島会山田五代目牧野組の組長の50歳の男と幹部の46歳の男、指定暴力団稲川会五代目加藤一家幹部の50歳の男らあわせて男女5人です。

 5人は共謀して、2019年8月下旬から9月上旬ごろ、帯広市内のホテルに30代のタイ人女性を居住させ、不特定多数の男性客を引き合わせ、売春させた疑いが持たれています。

 警察によりますと、5人はタイ人女性に短期ビザを取得させて来日させた上、出会い系サイトを通じて男性客を引き合わせていました。

 警察は5人の認否を明らかにしていません。

 この売春あっせん事件を巡っては8月からこれまでに男女計8人が逮捕されていて、警察は暴力団に資金が流れていたとみて詳しい背景を調べています。