13歳になったら、信頼できる同性の大人との出会いを

2019年05月04日

「お尻叩き」はルールを守れば男の子のしつけに有効なワケ


男の子のしつけの話で、必ず話題になるのが、お尻ペンペン、お尻叩きです。

さまざまな教育ウェブサイトで、男の子のお尻叩きのしつけについて、議論があるようです。

中には、「お尻叩きは体罰だ!」とか、「お尻叩きは有害だ!」とか、極端な主張を展開する方もいらっしゃり、議論が白熱している掲示版も多いようですね。

一昔前は、大部分の家庭で、男の子のしつけの一環として、お尻叩きと正座の組み合わせが行われていました。

今はどうでしょうか。私の知る限りだと、減ってきた印象はありますが、これだけ多くの方々が教育系相談サイト、書籍などで、男の子のお尻叩きについて相談されているのを見ると、まだまだ主流のやり方なのだな~と感じます。


●有名私立中の先生が明かした「お尻叩き」のしつけの実際!

都内の名門私立中学(男子校)の先生に話を聞いたことがあります。代々の上流階級のご家庭のご子弟が入学するような伝統校で、おそらく都内で中学受験をご検討されている方なら、だれでも知っている学校です。

三者面談や生徒個人から、家でのしつけの話になることがあるそうです。先生曰く
、中学1~2年生ぐらいだと、お尻叩きや正座をしつけの一環として受けている家庭が多いとのこと。ビックリですよね

この学校に通う少年達は、将来、日本の未来を背負うような人間になるような子達です。彼らに、良いこと、悪いことをしっかりと理解させ、そして、悪いことをしたら、相応の報いがあるということを、こういう家庭ではしっかりと10代前半までに教えるわけです。

ただ、最近は公にこのようなことを公言すると、誤解されてしまいますから、どの保護者も、あまりそのことを言いません。名門私立中学の先生が、生徒たちに聞き取りしたり、三者面談などで蜜に連絡を取り合っていく過程で、日本の伝統家系の男の子が、今でもしっかりと、しつけがされているということが明らかになりました。


それから、欧米などの海外でも、中上流家庭を中心に、一定年齢までは、男の子はしつけとして、お尻叩きはごく普通に行われています。

お尻叩きのしつけの有効性を明言しています、中部大学の武田先生は、行き過ぎた罰は厳禁であることをおっしゃったうえで、愛情をもって行うお尻叩きのしつけは、非常に有効であると言っておられます。

●絶対にやってはいけない「お尻叩き」のしつけは?!

お尻叩き、お尻ペンペンの罰は、正しいやり方で、きちんとしたルール、秩序のもとに行えば、ものすごく有効なしつけです。

だから、一昔前まで、大部分のご家庭で男の子のしつけとして行われ、受け継がれ、今でも、伝統家庭の育て方として、根強い指示を得ているのではないでしょうか?

ここからは、お尻叩きのタブーを紹介します。「こんなお尻叩きのしつけはダメ!」というシリーズです。しつけの参考にしてみてください。


.言葉が理解できない低年齢の子に行うこと

お尻叩きは、しっかりと、悪いことであることを言葉で分からせ、その代償として行うものです。言葉で理解できないような小さな男の子にはするべきではありません。

時々、「小さな子は、言葉では理解できないから、痛みで理解させるべきだ。」なんて理論を展開する方がいらっしゃいますが……違います! 言葉で理解できないのに、本人がよく分かっていない状態でお尻叩きをするのは、逆効果で、トラウマを植え付けてしまいます。

おすすめの開始時期は、小学校入学と同時です。これくらいの時期なら、家でのルールを守るという規則順守の意識が芽生える時期ですから、お尻叩きのしつけ開始にちょうどいいのです。



.ルールや約束事にのっとらないお尻叩き

お尻叩きは、家庭と男の子との間のルールや約束事に反した場合のみ、行われるものです。その場の感情の起伏や、なんとなくで行ってはいけません。でないと、子供の中で、大人への不信感が生まれてしまいます。

家庭では、明確なルールや約束事を決めましょう。1年ごとのように、定期的に、お互いが納得の上で、ルールや約束事は改変していきます。そして、このルールに反した場合のみ、お尻叩きという代償を与えるのです。そうすることで、子供は、世の中の仕組みや、悪いことをしたら代償があるということを学びます。


.時間がないからといって慌ただしく行うお尻叩き

「お尻ペンペンのしつけをする時間がない!」という場合もあるでしょう。そういう場合、どうしても、投げやりになり、十分な時間をとらずに、その場しのぎのしつけになりがちです。

こんなしつけなら、行わないほうがマシです。お尻叩きは、保護者にとっては、そんなに重大でないことかもしれませんが、子供にとっては、とても重大で深刻なことなのです。だから、ゆっくりと子供に向き合う時間を取れないならば、お尻叩きをしてはいけません。

どうしても時間がない場合は、思い切って、後日にまわしても良いのです。先延ばしにすると効果が薄れると思う方もいるでしょうが、一度、お尻叩きの実施を伝えたら、終わるまでは、子供の頭の中から消えることはありません。時間をたっぷりとってあげてください。




4.子供の言い分を聞いてあげる時間なしに行うお尻叩き

お尻叩きの前には、なぜお尻叩きをするのかを分からせる時間、そして、子供の言い分を聞いてあげる時間が必要です。子供にだって、きっと言い分はあるはずです。子供の言い分をしっかりと聞いてあゲテ、受け止めた上で、正すところはしっかりと正す、こういう時間の積み重ねが、男の子の健全な成長につながります。

言い分を聞いてあげずに、一方的に行うお尻叩きは、独裁国家の野蛮な裁判と同じです。たとえ、弁解の余地がないほどの行いであっても、必ず、聞いてあげる機会を設けてあげてください。


5.お尻をしっかりと出させない中途半端なお尻叩き

男の子のお尻叩きのしつけは、お尻をしっかりと出させるのが基本姿勢です。中途半端に、服の上から行うのであれば、やらないほうがかえって良いでしょう。

お尻を出させることの効果はさまざまにあります。今この場が非日常の特別な時間であることの理解、悪いことをしてしまったという自覚、また、保護者の手と肌が触れ合うことによって、子供は、悪いことをしっかりと叱ってくれるという愛情を感じ、保護者の方は、お尻の赤み具合も確認できるので、行き過ぎたものにならない、歯止めがかかるというメリットもあります。

芸能人の松本さんは、TV番組で、「男の子のお尻叩きのしつけは、ちゃんとお尻にじかにやらないと伝わらない!」とおっしゃっていました。本当に、その通りだと思います。


6.子供の羞恥心に配慮しないお尻叩き

男の子のしつけのお尻叩きは、素肌におこなうことが絶対です。それだから、しっかりと、男の子の羞恥心にも配慮してあげなければなりません。

一昔前というのは、すごい時代でして、男の子のお尻叩きの後、そのままの格好で、外に放り出すなんて、どこでもやっているってくらい、当たり前でした。

でも、それは行き過ぎで、よくありません。羞恥心を過度に刺激することは、自尊心の低下につながるからです。

男の子の羞恥心が強まるのは、小学校5、6年生から中学生です。この時期になったら、今まで兄弟姉妹がいる前で、お尻叩きをしていたという家庭も、配慮をしてあげるべきです。具体的には、個室の部屋にカギを掛けて、兄弟姉妹などに見られてしまうのではないかという不安を取り除いてあげるといった配慮になるでしょう。

お尻叩きのしつけは、中学卒業と同時に卒業というのが一般的です。それまでは、素肌のお尻に直接行うというのは変わりません。だからこそ、年齢に応じた配慮というのは、ちゃんとしてあげるべきです。


●長すぎる文章よりも、シンプルな「約束事」が良い!

男の子と保護者の間の「約束事」について、箇条書きで、大量に細かく項目を作る方がいるようですが、あまり推奨できません。

シンプルな約束事のほうが、覚えられますし、頭に残ります。一例として、中学1年生の男子の家庭の約束事を紹介します。

1.他人にウソをつかないこと
2.時間を守ること
3.社会のルールを守ること
4.言葉遣いに気をつけること
5.しつけを素直に受けること


どうですか?たったこれだけです!長々と書く必要はないのです。そして、小中学生がしてしまう大部分の「悪いこと」というのは、この約束事だけで、実はカバーできてしまうのです。

最悪なのは、なにかあるたびに、箇条書きの約束事がどんどん長くなっていく……というパターン。これ、けっこう聞くのですが、長すぎて覚えていられないですし、その場でどんどん足していくのは、子供の不信感を生みます。改定は年1回、例えば、3月などに、子供と一緒に話し合う、この程度でいいでしょう。

どこかに貼っておくのがいいでしょうが、あまり目のつく場所に貼るのはおすすめしません。子供も監視されているようで萎縮しますから。引き出しを開けたところとかが、ちょうどいいのではないでしょうか。


●誰も教えてくれない!?男の子のお尻叩きのやり方

男の子のお尻叩きのやり方についてです。実際のやり方について、ちゃんと語ったところは少ないと思います。

まず、平手で行います。原則、道具はNGです。(例外として、中学以上で、特に厳しいしつけが必要とされる場合のみ定規を併用というのはありです)平手であっても、十分に痛みが伝わり、反省を促すことができます。小学校低学年でも、中学生男子でも、同じです。

保護者の方が子供だった頃は、道具が当たり前だった……という方も多いでしょう。学校の先生からは、竹刀でお尻を叩かれるのがけっこうポピュラーでしたよね。でも、今の時代でこれは完全NGですよ。

お尻叩きは、本人が納得した上で行うものですから、本人が自ら、お尻を出した上で、膝の上に乗っかるのが自然です。

お尻をどこまで出すか…?ですが、上半身を脱がせるのはやめましょう。上半身が長めのシャツだったりする場合は、おへそより上くらいまでたくし上げるのがちょうどいいです。

ズボンと下着をどこまで下ろさせるかは、かなり家庭の文化によって異なるようです。私のおすすめは、小学校5年生までは、前は下ろさず、後ろはお尻全体が見えるまで。ただし下げが甘い場合は、容赦なく膝小僧まで下ろします。小学校6年生から中学生までは、もう少し厳しくします。例外なく膝小僧まで、自分から下ろすことがルール。これくらいがちょうどいいです。

お仕置きの際のマナー。身体をジロジロ見ないこと!

男の子の場合、高学年から中学生の時期は、身体の成長が著しいので、親にも身体を見られたくない時期です。

それでも、お尻叩きのときは、膝小僧まで下着を下ろさなければなりません。母親とはいえ、恥ずかしい思いをします。ジロジロ見てはいけません。ましてや、身体の変化のことを指摘するような、デリカシーのない発言をしたら、一気に信頼度は激落ちですよ!

ただし、お仕置きをする側にマナーがあるのと同じく、お仕置きを受ける側にもマナーがあります。それは、手やシャツで隠さないことです。

気持ちはとっても分かります。恥ずかしいですものね。でも、悪い事の償いをしなければならないのです。両手で隠したり、シャツを伸ばして見えないようにするのは、お仕置きをしてもらうのに、自分勝手で、失礼な行為。慎まなければなりません。シャツはおへその上にたくし上げ、手は横に据えるのが、お仕置きを受ける側のマナーでしょう。

膝の上に乗っけたら、回数を伝え、急がず、丁寧に、丁寧に、愛情を持って行いましょう。例えば、小学校2年生で、回数が10回だったら、1回ごとに、30秒程度の間隔を開けます。時間にすると、5分ぐらいですね。ちょうどいい時間です。

この間隔の時間が、子供が反省したり、自分自身を見つめ直す大切な時間になります。すぐに終えれば良いというものではありません。

中学生ぐらいになると、場合によっては回数が100発程度になることもあるでしょう。この場合は、例えば、10発を連続でテンポよく叩いて、30秒の休息、10発叩いて、休息、のように、10回を1セットで間隔を挟むと良いですね。

●家庭によって全然違う!お尻を叩いた後の流れ

お尻叩きのしつけが終わった後の流れですが、さまざまな教育サイトやお話を聞いていると、家庭によってまったくバラバラです

欧米ではこの後、男の子をハグして、愛情をたっぷり与えることが普通です。このようなやり方も一つだと思います。欧米の方は、皆さんこれを奨励しますよね。

でも私は、日本の風土にはあまり合わないのではないかと思います。日本のしつけでは、お仕置きの後は、冷却時間を設けるのが普通です。私は、正座をおすすめします。

お尻叩きの後、最後の〆として、一定時間の正座をさせて、完全な終了です。時間は、お子さんの年齢や、悪さの度合いに応じてで良いと思います。低学年の子なら15分で十分。中学生でしたら、1時間が目安でしょう。

できれば、正座中は、お尻は出させたままが良いでしょう。しつけは続いていますし、ただし、膝小僧まで下げる必要はありませんから、お尻だけ見える状態で大丈夫。

正座のしつけの終了後、保護者は、しつけが終わったことを告げ、ズボンを着る許しをあげます。これでしつけは終了。この後、決して、過去の悪さについて、再び口にしてはいけません。しつけがきちんと受けられたら、もうおしまいです。報いは受けたので、掘り返してはいけません!






educationpapa at 03:12│Comments(3)

この記事へのコメント

1. Posted by ゆう   2019年11月29日 11:42
5 ブログ作成者の方、まだみていらっしゃいますでしょうか?
もしみているなら聞きしたいことがありますので、コメントくれたら嬉しいです
2. Posted by エデュ   2019年11月30日 13:38
こんにちは!お聞きしたいこととは何でしょうか?大丈夫ですよ!
3. Posted by ゆう   2019年12月03日 21:23
5 中学生以上のしつけやお仕置きについてお伺いしたいです。
よろしければ、ご連絡お願いします。
huru_taku@yahoo.co.jp

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