シナリオ詳細
ビリヤード・グリーンの船
相談期間中
このシナリオの参加人数はすでに定員に達しています!
オープニング
●
長い、長い絶望の果てに。ヒトは希望を見出した。
長く、長く横たわった絶望は。希望を見出されたことで静けさに満たされた。
絶望の青と呼ばれし海は、今や静寂の青と呼ばれている。
「しっかしまあ、良くここを乗り越えたもんだ」
「まだまだ危険な海だってのになあ」
海洋国軍の面々は船から辺りを警戒する。静寂の青と呼ばれる今も、この海域が危険であることに変わりはない。潜んでいた冠位魔種を打ち倒し、危険な竜が眠りにつこうとも怪物たちは残っているのだから。
「ん? なんだあ、あれ」
望遠鏡を覗いていた軍人がふと呟き、上司へ報告する。よく分からない緑の物体が海上にある、と。
「島か?」
「それにしちゃ小さいんですよ」
「だが生きてるってわけでもなさそうだしな」
順番こに望遠鏡を回し、発見した軍人が再度覗き込んでまた「ん?」と呟く。なんだなんだと取り囲む上司や同僚に、よくよく見た軍人ははっと叫んだ。
「船です! 近づいてきています……!」
緑色はよくよく見れば海の藻で。
そこに乗るクルーはいずれも骨ばかり。
幽霊船は海洋軍の船へ向けて突っ込まんと言わんばかりに進もうとしていた。その角度、当たれば撃沈である。
「回避! アクエリア島に向けて進路を取れ!」
これ以上近づかれるなと甲板上が慌ただしくなる。沈められては持ち帰れる情報も持ち帰れない。急ぎ進路を変えた船は幽霊船の様子を観察しつつもアクエリア島へ撤退したのだった。
●
「ぬるぬる幽霊船なのです」
『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)が嫌そうに言った。顔をくしゃっとさせて、それはそれは嫌そうに。幽霊船がぬるぬるという表現に違和感を感じるが、よくよく聞けばぬるぬるな藻が船を完全コーティングしているからとのこと。
「生きてる人の船を見たらすごい勢いで迫って来て大穴開ける船なのです。逆に乗り込んでやろうとしたらぬるぬるでそれはもうこけるらしいのです」
ものすごく、ものすごく嫌そうにユリーカは言う。きっとこければ藻が身体にべっとりついて磯の香りが付着するわけだ。臭い。絶対臭い。しかもコーティングされているとあればこけないわけもない。
「飛べばいいって思うじゃないですか」
思います。
「できないらしいのです」
ボクの翼も役立たずです、とユリーカは言う。なんでもその海賊船周辺には『飛行スキルを打ち消す結界』が張られているらしい。あまりにも独特過ぎて幽霊船の正体はあっさり調べがついたとのこと。
何代か前の大号令で、飛行種のみで構成された海賊団がいたのだと言う。しかし船で行く海をこよなく愛していた団長と団員は、自らの船周辺でのみ飛ぶことのできない結界を張ったのだとか。もちろん各自が飛ばないように気を付けていれば良い話であるはずなのだが、当時の事情などはさっぱりだ。
「そういうわけなので、ぬるぬるになりながら幽霊船をどうにかする依頼なのです」
こちらが海洋からの作戦なのです、と羊皮紙を渡すユリーカ。一緒に手渡されたのは──海洋にある温泉のチケットであった。
- ビリヤード・グリーンの船相談期間中
- GM名愁
- 種別通常
- 難易度NORMAL
- 出発日時2020年09月14日 23時59分
- 参加人数8/8人
- 相談7日
- 参加費100RC
このシナリオの参加人数はすでに定員に達しています!
参加者一覧(8人)
相談掲示板
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もし、そんなことになってしまったら……どんまいですの!
その提案に感謝して、手早く敵の数を減らすように頑張るのである!
我輩はあんまり範囲打てないので巻き込まず数を巻き込める時だけ使って、後は地道に一匹ずつであるかなー。
反動つきなのであんまりファンブルすると悲しいのであるが、やむなし!
オレも無闇にやられるつもりはないさ。
ソニアの近くに立って敵が接近したらかばいつつ、遠距離武器で攻撃する。
近接距離の敵には物理アクティブで対応しておく。
ファンブルでAP無駄にしたくないし、通常攻撃中心だな。
さて、戦力ダウンが軽微であろうとなかろうと、そもそもダウンしない方がいいのは当然なので、守っていただけるというなら私も治療を頑張ろうとは思いますが……こんな状況ですから、まともに治療が行えるのかどうかも正直怪しい所ではあるのですよね。言い出したらキリがないので、いつも通りに治療を行うつもりではありますが。
一応は、どなたかを、かばうことも、できますけれど……今回は、あんまり、向かないでしょうか……?
腹を括ってしまえば、あとは大乱闘だ。コケるなら最初から立たねばいい。
姿勢の工夫次第でも、だいぶ変わりそうだ
範囲攻撃は、初動で、他が待機行動することで効率よく行けるだろうか?
>戦闘
本職ほど耐久力はないが、名乗り口上を持っている
他、ソーリア嬢も怒りBSで引きつける事ができる様子だな
基本は、名乗り口上等で、ある程度の敵の誘導
可能な範囲で狙いを重ねて各個撃破、だろうか?
まぁそろそろ真面目に戦闘の話をしておくけど、敵味方全員ファンブルの確率が大幅に上がるということはその分だけ無駄になる手数が多くなることを意味する。
すなわち泥沼の長期戦が予想されて消耗が増えるわけだな。
なので、ヒーラーを買って出てるソニアを守ることは勝利につながると考えている。
オレはダントツにレベル低いので、ソニアが敵に狙われたらかばって肉壁になろうかなーと。
捨て駒上等。オレがダウンしてもこちらの戦力そんなに下がらんと思うという気持ち。
突入経路にもよりますが、なんであっても持ち込んで損になることはないかと。
(※ただし初動で複数入り口からの挟撃を試みる場合のみ極端に使い辛くなるのです)
なにぶん相手は21人、初手で撃ちこめばそれだけで絶大なダメージが稼げるのです。
それによってガトリングぶっ放す系でいくかアザラシ特攻(アシカクラッシャーアタックメイン)でいくかを考えてみるぜー
ただいちおう転倒対策そのものは無駄にならないとは思うのです。
>戦闘
攻め入る過程でまともな陣形が組めるとは思えないので、全員なんらかの形で攻撃にさらされる可能性を考慮した方が良いでしょう。
たぶん相手も条件は同じで乱戦が予想されるので、私の神気閃光(※中域【識別】)は良く刺さると思うのです。
>京哉さん
あいにく私は転び慣れてますし、恐らく貴方より私の方が頑丈ですのでどうぞご自身のお体を大切にしてください。(にっこり)
でもぬるぬるはまだしも臭いのはちょっぴりうぇーって感じであるが…!
そういう反応を書いたら多分良いであるなー。
うーんとあとは、とりあえずは骸骨クルーから倒していくつもりの我輩である。
じゃあソニアと…それとクーアはコケそうになったらオレが下に滑り込んでぬるぬるになるのをできるだけ減らせるようにしようか?
とは言っても確実ではないし最初に言った通りGMはまず全員ぬるぬるにしてくるだろうから、
うまくいったら回数が減るかもしれない程度なのとファンブル判定は消えないけど。
あと…かえって不意の事故(ラッキーなんちゃら的な)が起きるかもしれないけどどうする?
(女性陣でノリアの名前を外したのはそういう理由ですよ)
……ともかく。まあ一応戦闘依頼ではあるので、油断しすぎもよくないですよね……たぶん。
なんだか敵の攻撃というより滑って転んで頭をぶつけたりで受けるダメージの方が大きそうな雰囲気ですが、治療の方はがんばります……
舐めプじゃないが、結局のところ今回の依頼は「そういうもの」だと思っていこう。
敵もジョークも通じて合いの手を入れてくれるときたもんだ。
ならバッドラックと派手にダンスっていくしかないだろう?
「全員もれなく1・2回はこけてぬるぬるになる」
という前提でいた方がいいと思う。
メタな言葉だが、GMからすれば
「用意しておいた仕掛けが不発で終わるほどつまらないものはない」
絶対転ばない!とか明らかにフラグだと感じるだろ?
…まぁそういうことだ。
このフィールドギミックは多分対処しようもないから諦めて覚悟をしておこう。
幸い敵も巻き込まれるようだし。
混沌広しと言えど、ホァイダニットまで含めてしまうとこれ以上の摩訶不思議は生きている間に見られるかどうか。
本当に、どういう執念なのです……
クーアなのです。
高速高FBかつBS無効ですが、はて、ぬるぬる相手にはどうにもこうにも。
よろしくお願いするのです。
……動かなければ……滑らない……!
近接ファイターだ。よろしく頼む。
滑る足場は、これは、覚悟を決めたほうが良さそうだな……
なんで純戦闘依頼に入ったんだよって?好みの女の子が参加者にいることを期待してだな。
よろしくであるな! 滑らない方法考えたいであるの。
なさそうですの……困りましたの。
GMコメント
●成功条件
幽霊船の撃破
●情報精度
このシナリオの情報精度はAです。不測の事態なんてわかりきっていますよね。
●作戦
海洋から船が1隻貸し出されます。大したものも積まれていない船です。これで幽霊船の近くまで接近、追突してきたタイミングでイレギュラーズは幽霊船へ乗り込みます。
操舵を担当するクルーは非常用脱出ボートで退避。イレギュラーズの回収も行います。
周囲にその他の脅威は確認されておらず、クルーの安全を気にする必要はありません。イレギュラーズを回収するタイミングで花火を打ち上げ、友軍に迎えに来てもらう手はずです。
●エネミー
・骸骨船長×1
人骨です。船長っぽい帽子を被っています。
サーベルで戦ってきますが、そんなに強くありません。
会話も可能ですが、生前の記憶はないようです。
遊ぶように戦ってくれますが、戦わない選択肢はないようです。だって自分の船への侵入者だもの。
・骸骨クルー×20
人骨です。骨しかないです。
武器を持ってはいますが、やはりそこまで強くありません。
会話も可能ですが、生前の記憶はないようです。
楽しいことが好きです。戦いでさえもどこか遊びのようです。
なぜか『船を見たら突撃しなくてはいけない』という思いに駆られます。本人(骨?)たちもよくわかっていません。
●フィールド
幽霊船の上です。戦闘フィールドでは飛ぶことができません。
全域がぬるぬるしていて、非常にファンブルしやすくなっています。敵味方関係ありません。
ちなみに転ぶとぬめっとするし臭いです。
●ご挨拶
愁と申します。ぬるぬるです。お気づきかと思いますが、ゆるいです。ファンブル祭りです。
存分に転がって下さい。
ご縁がございましたら、よろしくお願い致します。