A

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Aは万物の原初であり万物の終焉である。

優雅に、そして凛々しく御直立をなさっておられるお姿を見よ。

始まり[編集]

は「Aよあれ」と叫んだ。そしてAが生まれた。しかしAが「神よあれ」と叫び神が生まれたともいえる。どちらにしろ最初はAだった。やがてAが流転し全てのAが生まれた。

構成[編集]

Aは初まりからあらゆるものを生み出した。この世の全てがあらゆるAで構成されている。なんとなればAこそが唯一無二にして神聖不可侵の皇帝陛下も、汚らわしく這いずり回る虫けらのごとき卑しい庶民も、この世のあらゆる賛辞の言葉を述べても足りない偉大なる金正日将軍もAによって構成されているのである。もっとも賛辞の言葉もAであるのだからやはり金将軍様はAであるといえる。「Aである」この一点においてのみ人間は平等であるといえる。

世界もAにより成り立っている。空気でさえ解き放たれたAなのだ。大地は組み合わされたAであり。草木は成熟したAである。なんということがあろうともAは万物の構成元素だからである。空間そのものさえもAが支配するものであり二次元空間も三次元空間も、あるいはそれ以上の次元でさえもAが支配しているのだ。解放と結合により尊むべきAが卑しきAとなりその逆の現象さえも生じることになる。

あらゆる自由がAである。アメリカの主張する自由も、共産主義がもたらす自由も、そして終にはこりん星の全き自由もがAにより成り立っている。Aにより全ての主義主張というべき忌まわしき物が同列に価値を持つ。

芸術[編集]

全ての芸術もまたAである。 絵画はAによってAをもって描かれ、書はAによってAをもって書かれ、音楽はAによってAをもって奏でられる。 彫刻もまたAを用いて完成される。Aは芸術の根本なのである。

認識[編集]

日本のある新聞社が全世界の人間を対象にAについてアンケートをとった。全ての人間であるからには文盲も含まれているし盲目の者も含まれている。

「Aを知っているか」というアンケートには100%の人間が知っていると答えた
「Aをどう思うか」には100%の人間が「Aと思う」と答えた

数学的見地[編集]

Aは全ての数字の根源として1を表す。また、方程式の係数とか表す時もあるが、その中身は大抵1である。数学者の中には時たまA=10だと勘違いしている者もいるが、9の次は当然10であり、その次はJである。この場合Aはエースと発音し、数字札の中では一番強い。

心身[編集]

が安心に至るにはどうしたらいいかと宗教が説くとき、どの宗教といわず第一に説くのは、の心を空にしてAを入れよということだ。現世の人々は欲望や外界の刺激や怖れなどで一杯であり、己の心をいかにしてものぞくことができない。安心を願うならば、それらをすべてを棄てて心を空にしなければならない。そしてそこにAを入れることにより、己の心がのぞけ、Aにより初心に帰ることができる。よって、人々は心に余裕ができて安心に至ることができる。Aはあらゆるものを生み出してきたが、人間の心もAから生み出されAにより活動しているのである。

関連項目[編集]