「初回100円」実は小さな文字で定期購入契約に 女性が提訴
インターネット通販で100円で購入できるかのように信じ込ませ、望んでいない定期購入をさせられたとして、女性が14日裁判を起こしました。100円でお試しのはずが請求は4万円近くに。その手口とは一体どんなものなのでしょうか。
「あとから見たときには確かに書いてあるとは思ったが、1番最初に見たときには100円しか頭になかったので」
声を震わせ悔しい胸の内を明かすのは、札幌市に住む60代の女性です。ことし4月、ある栄養サプリメントの広告が女性の目にとまりました。
「初回100円モニターに応募する!」
これは女性が当時実際にみたという広告です。大きな文字で100円と書かれていますが、よく見てみると…。4か月分を購入することが条件と書かれています。購入ボタンをクリックしてしまった女性。6日後、総額39300円分のサプリメントが自宅に届きました。
(村崎記者リポート)
「被害を訴える女性と弁護団が裁判所に入ります」
女性は広告の表記が故意的に誤解を生ませるものだったとして販売する会社、「ファンソル」に契約金の返済を求める裁判を起こしました。裁判を担当する弁護士は新型コロナウイルスの流行がトラブルの増加につながっていると指摘します。
(渡辺・作間法律事務所 小野むつみ弁護士)
「新型コロナでなかなか外出できず通信販売を利用し、被害が増えていく危険があるので注意」
提訴後、会見に出席した女性は。
(被害を訴える女性)
「先方には細かい字を書いているのに読まなかったあなたが悪い(と言われた)。みなさんがこういった手口にだまされないようにといまに至る」
ファンソルはSTVの取材に対し、「訴状が届いていないため、いまはコメントできない」としています。
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