満願成就祈る参拝続々 虚空蔵菩薩 富岡で開帳
2020年1月27日 02時00分
富岡市星田の虚空蔵菩薩(ぼさつ)聖堂で、年に1度の開帳例祭があった。どんな願いもかなえてくれる満願菩薩として親しまれている虚空蔵菩薩に、多くの市民が参拝に訪れにぎわった。
同菩薩は854年、慈覚大師行脚の時、田んぼの井戸から星が出て、聖堂がある岩窟に飛び散り、同菩薩が現れたという。大師が護摩供養の後、菩薩像を彫って安置したとされ、同所の「星田」の地名の由来にもなったといわれる。
19日の早朝、普段は菩薩像が安置されている伝宗寺から、菩薩の世話人らによって山上の同聖堂に移され開帳された。参拝者は同菩薩に手を合わせ、今までの嫌なことを打ち消すという法鼓(ほうつく)の太鼓を打ち鳴らし、満願成就を願っていた。 (樋口聡)
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