先日のサマージャンボに引き続き、氷艶に新たに協賛がつきました。
協賛と言うのは要するにスポンサーです。その中で一番たくさんお金を出すのが特別協賛(サマージャンボ)だそうです。ちなみに後援(日本スケ連)は協力はするけどお金は出さない(笑)らしいです。
メルコリゾーツというのは世界中でIR(統合型リゾート)を手掛ける会社だそうです。
IRと言えばカジノというイメージが強いと思いますが、この会社のCEOローレンス・ホー氏のインタビュー記事を読むとそれだけではないことがわかります。
短くわかりやすくまとまった記事なのでぜひリンク先で読んでほしいのですが、一部引用しますね。
「IR=カジノ、ギャンブル=マフィアという印象を持っている人は多いと思います。でも、私にとってIRはあくまでもエンターテインメント・ビジネス。私たちは、カジノではなく”ゲーミング”と呼んでいますが、私たちが手がけるIRでは、ゲーミングはレストランやショッピング、エンターテインメントと同じくリゾートの柱のひとつ。そこに行けば、家族みんなで充実した時間を過ごせる場所がIRなんです。カジノを超える歓び、楽しさを提供したいと思っています」
「日本でのIR展開はまだ先、具体的には東京オリンピック後になると考えています。でも、もし実現することができたら、これまで世界にないレベルのアメージングなIRを造ることができると信じています。2020年以降も、日本を訪れる観光客はどんどん増えていくでしょう。もっと爆発的なエネルギーが生まれる可能性があります。私は日本が大好きですが、すべてを知り尽くしているわけではない。マカオでもマニラでもキプロスでも、私が心がけてきたのは、現地の人々、地元企業の方とのパートナーシップを強めること。ラスベガスのIRをそのまま持ってくるような開発ではなく、日本の文化・芸術・環境に即した、日本独自のIRを造ることができれば、持続可能なビジネスに成長していくと信じています。そのためにいま一生懸命、この国について勉強しているのです」
最近のフィギュアスケートでは、海外の試合に日本企業がスポンサーにつくことはあっても、日本の試合やショーに海外企業がスポンサーにつくというケースはあまりなかったのではないでしょうか?
日本におけるIRとは(wikipediaより抜粋)
マカオやシンガポールなど、近年に統合型リゾートを設置した外国都市が国際的な観光拠点として多数の観光客を進める中で、訪日外国人観光客(インバウンド)を集めるプロジェクトの一つとして、日本国内への統合型リゾート設置が注目されている。しかし現行の日本の法制度ではカジノが違法とされているため、統合型リゾートの推進にあたっては、カジノの法制度化が大前提とされていた
2016年(平成28年)12月15日の衆議院本会議で「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(IR推進法)が成立[2]、カジノの法制度化への道が開かれることになった。
IR推進法の話はニュースなどでよく耳にするので知っていましたが、このメルコリゾーツという企業は私は今回初めて聞きました。氷艶に協賛した理由の一つには、日本進出を目指すにあたり、「日本での知名度を上げる」というものもあるんじゃないかと思います。そして、彼の目指す日本の文化・芸術・環境に即した、日本独自のIR
というものに氷艶は参考になるイベントだったんじゃないでしょうか。
高橋大輔さんがよく口にするカンパニー構想ですが、正直私はあまり賛成ではありませんでした。私が見たいのはパフォーマー高橋大輔であり、演出家高橋大輔や経営者高橋大輔ではないし、他のたくさんのスケーターを養うために彼がリスクや借金を背負うのは嫌だからです。でも、メルコリゾーツのような企業がIRのエンターテインメント施設の一つとしてショー専用の常設リンクを作ってくれるというのなら話は別です。よく、ファン同士の冗談で「自分がアラブの石油王だったら大ちゃんのためにスケートリンクを作るのに」なんていう話をする(笑)のですが、石油王より強力ですよね。
今のところ想像でしかありませんが(笑)、どんな形にせよ将来につながる可能性が高いんじゃないかと思います。
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