ＪＡＩＡプレス2020年8月号より

「光の移動を活用して景品の提供を行うプライズマシン」の審査停止について

ＪＡＩＡでは、プライズマシンの審査制度を設け、会員各位が「クレーン機構を用いないプライズマシン」を新規に製造・販売する際は、ＪＡＩＡ法規部において製品企画の段階で機構・仕様が風適法への適合性について審査を行い、プライズマシンの健全性を保持しております。
このたび、この審査の過程で、「光の移動を活用して景品の提供を行うプライズマシン」に関し、いくつかの懸念が生じました。

・ 光の移動速度について速すぎる設定があり、技術介入できない仕様が見受けられること
・ 移動速度にゆらぎが設定されており、偶然性の高い仕様が見受けられること
・ 光の停止する精度にばらつきがある設定があり、「すべり」があるように見受けられること

法規部では、これらの懸念に関し「光の移動速度制限」、「ゆらぎ表現」や「すべり」の禁止などを盛り込んだ規程の策定を検討したものの、機構・仕様の確認やソフトの解析などＪＡＩＡが現時点で対応できる水準を超える検証が必要となることから、これら問題点の解消ができないと判断しました。
このため、法規部は当面の間、「光の移動を活用して景品の提供を行うプライズマシン」について審査の受付を停止することといたします。
なお、「光の移動を活用して景品の提供を行うプライズマシン」であっても、すでに承認を受けている製品についてはアミューズメント施設での継続使用が認められましたことを申し添えます。

https://jaia.jp/%e5%ba%83%e5%a0%b1%e7%b4%99%e3%80%8e%ef%bd%8a%ef%bd%81%ef%bd%89%ef%bd%81%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%80%8f/