金曜ロードSHOW『となりのトトロ』スゴ過ぎ! 高視聴率の理由とは…?

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8月14日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で、17回目となる『となりのトトロ』が放送され、平均視聴率が16.5%(世帯)、10.5%(個人)だったことが分かった(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。この高視聴率ぶりに、ネット上から称賛の声が続出している。

何度目の再放送だろうと、地上波で高い視聴率を記録し続けているジブリ作品。中でも、『となりのトトロ』はその傾向が顕著であり、過去最高視聴率は1990年3月30日の23.2%。前回の2018年8月20日の放送では、14.0%。そして今回は、前回よりも上回る数値を記録するというバケモノぶりだ。

「20年ぶりぐらいに見たんだけど泣けた」

ネット上では、この快挙に、

《放送されると、なぜか見てしまう》
《大人になってからこの映画を見ると、ナゼかグッと来るものがある》
《何度も再放送を見ていますが、バス停のシーンが個人的に好きなんでついつい見てしまいます》
《新しい世代がいつも見てるんだな》
《トトロは謎のスルメ性がある。俺は100回以上見てるが今回また別の発見した気がする》
《今回、20年ぶりぐらいに見たんだけど泣けた》

など、納得する声が上がっている。

「劇場アニメ作品といえば、新海誠監督の『君の名は。』が2016年に社会現象となる大ブームを起こしましたが、18年1月に地上波で初めて放送された際の視聴率は17.3%。19年6月に2度目の地上波放送があったのですが、こちらは12.4%と激減。いかに、ジブリが飛び抜けているのかが分かりますね」(芸能記者)

『となりのトトロ』は公開当時、『火垂るの墓』と同時上映だったが、興行収入約12億円と記録的ヒットとはいかなかった。『天空の城ラピュタ』も同様に11.6億円程度と、知名度程の記録ではない。

しかし現在、世代を越えた〝国民的コンテンツ化〟している様子を見ると、あらためて宮崎駿監督のスゴさが分かるというものだ。

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