strymon IRIDIUM ストライモン イリジウム

製品情報 エフェクター ギター アンプ キャビネット エミュレーター シミュレーター effector amp guitar

イリジウム
イリジウム
イリジウム
イリジウム

Leave Your Amp At Home.

ワールドクラスのチューブアンプをそれに最適なスピーカーキャビネットに繋ぎ、音響の良い部屋でプレイする…これに勝るものは無いでしょう。しかし、そのフィーリングを実現してくれるstrymon Iridiumの登場です。Iridium(イリジウム)は、それ一台で「チューブアンプ」、「先例のないリアルなスピーカーキャビネットのインパルス・レスポンス」、「ナチュラルなルーム・アンビエンス」を提供してくれます。その先例を見ないキャビネット・エミュレーションには、3種類のアンプそれぞれに異なる3種類のIRデータを用意しました。

さらに、本機は広いアプリケーションに応えられるように、ペダル、ラインの異なる入力レベルに、モノ&ステレオにも対応します。 ステージのフロアモニターやインイヤーでのモニタリング、スタジオモニタースピーカー、ヘッドフォン、あらゆるアプリケーションでも、素晴らしくインスパイアリーなモニタリングがあなたのプレイに用意されています。

リアルなチューブアンプのフィーリング、先例のないレベルのIRキャビネット、ルーム・アンビエンスを体験してみませんか?

  • 独自のMatrix Modeling™により、微妙な特徴やユニークなトーンまで捕らえた3種のアンプモデリングを完成しました。
      Round Amp – based on* a Fender® Deluxe Reverb®
      Chime Amp – based on* the Brilliant channel of a Vox® AC30
      Punch Amp – based on* a Marshall® Plexi (Super Lead model number 1959)
  • 9種類(アンプ毎に3種類)の24bit / 96kHz 500ms ステレオIRを備えています。
  • アンプスタイルに呼応する シンプルなDrive、Level、Bass、Middle、Trebleコントロール方式を採用。
  • 高性能JFETディスクリートアナログ入力段を採用。最大22dBのアナログゲイン
  • ステレオ入力(要TRSアダプターケーブル)/ ステレオ出力
  • インストorラインの選択可能な入力信号レベル
  • ディスクリートトランジスターヘッドフォンアンプ(1/8インチ出力)
  • エクスプレッションペダルによる、コントロールノブの連続リモートコントロール、プリ/ポストボリューム(ログカーブ)が可能。
  • Strymon Impulse ManagerソフトウェアによるIRキャビネットのロード&エディットが、USB経由で行えます。
  • 本機のFAVスイッチに加え、Strymon MultiSwitch Plus(3プリセットスイッチング)、MiniSwitch(リモートスイッチング)の使用が可能。
  • EXPジャックからMIDIのフルアクセス(パラメーターコントロール:CC、300プリセット:PC)が可能です。これにはStrymon MIDI EXPケーブル or MIDI→TRSが必要です。
  • 超低ノイズ、高品位の24-bit 96kHz A/D and D/Aコンバーターの採用で、妥協のないオーディオパフォーマンスをお約束します。
  • スーパーハイパフォーマンスSHARC DSP&ARMコプロセッサーを採用
  • 32-bit浮遊小数点プロセッシング
  • 軽量、頑強なアルミシャーシ採用
  • 専用9V DC電源アダプターを同梱

製品名 IRIDIUM(イリジウム)
概要 AMP & IR CAB エミュレーター
価格 オープンプライス
参考価格帯 ¥45,000 前後(税別)
JAN 0852571008035
ダウンロード 日本語マニュアル
IRロードソフト インパルスマネージャー
関連ブログ記事 ギタリスト、二木元太郎氏がIRIDIUMを比較・解説 Part.1
ギタリスト、二木元太郎氏がIRIDIUMを比較・解説 Part.2
ゴージャスなトーンでGo Direct

Iridiumには、3種類のアンプとそれぞれのアンプに適した3種類のIRキャビネットが用意されています。アンプやキャビの移動やマイキングが必要ありません。アンプ+キャビ+ルームの素晴らしいサウンドが、ダイレクトにレコーディングインターフェースやPAにペダルボードから接続できます。そのサウンドモニタリングは、イヤモニ、フロアー・モニター、ヘッドフォンを問いません。

3つのアイコン的アンプ

我々が開発したMatrix Modeling™ Process(マトリックス・モデリング・プロセス)は、内蔵している各アンプのユニークなオリジナルトーンを克明に再現しています。この50年、音楽史を飾って来た最も代表的なチューブアンプを、全回路動作の数学的な解析で実現したのがこのモデリング・プロセスです。これにより、それらのアンプを実際に演奏した時のインスピレーションがリアルに蘇ります。さらに、それらのアンプをホットロッド(ハイゲイン改造)して、高いゲインレンジまで引き上げたサウンドも実現可能にしました。

9種類のステレオIRキャビネット

Iridiumに収められたスピーカーキャビネット・エミュレーションは、今まで誰も聴いたことが無いリアリズムを提供します。本機は、最も優れたステレオ24bit 96kHz&500msecのインパルス・レスポンス・データを採用しています。 今までこの解像度レベルは、一部のスタジオレコーディングソフトウェア(コンボルーション)でのみ使用できました。Iridiumは、最高品位のIRのリアリズムをペダルボードに収めることをも可能にしたのです。

調整可能なルーム・アンビエンス

Iridiumのルーム・エミュレーションは、256msecのインパルス・レスポンスと、残響テールをstrymonのリバーブアルゴリズムで補う、ハイブリッドシステムを採用しています。これにより、大きさが異なるルーム・アンビエンスを完璧に再現し、スピーカーから発せられる音の息づかいと自然な反射音までをも再現可能です。

ハズせないアンプの代表格

Round Amp:Based on* a Fender® Deluxe Reverb

Fender® Deluxe Reverbは、これまでで最もレコーディングで使われたアンプと言っていいでしょう。このアンプはクリーン&ブライトなフェンダー独特のミッドスクープのサウンドが特徴で、広いヘッドルームも備えています。高いドライブセッティングでは、そのユニークな回路デザインから十分に歪んだサウンドも得られます。我々はペダルと馴染むNormalチャンネルを選び、モデリングしました。さらに、MIDDLE を12時方向(センター)に設定すると、デラックス・リバーブのキャラクターが得られ、このコントロールを下げるとよりミッドをスクープしたサウンドになり、これを上げるとTweed(ツイード)トーンを彷彿させる特徴も追加しました。

Chime Amp:Based on* the Brilliant channel of a Vox®; AC30TB

この伝説のアンプは、ビートルズのサウンドを蘇らせます。このモデルは、エッジが効いてブライトなVox®AC30TB*のBrilliantチャンネルをベースにしています。MIDDLEがTone Cutノブの働きをして、これを上げるほど高域がカットされます。DRIVEを3時以降に上げると、プリアンプのブーストサウンドとタイトな低域のサウンドがサチュレーションへと導きます。

Punch Amp:Based on* a Marshall® Plexi(Super Lead 1959)

他のアンプよりパワフルで太く、高いゲインのMarshall® Plexi*をベースにしたサウンドに仕上げました。パワフルなミッドレンジとスムーズなオーバードライブが特徴です。DRIVEコントロールを2時でその最大ゲインが得られ、より上げるとホットロッド改造したハイゲインPlexiサウンドに豹変します。

More Audio Examples

In this video, the people who work at Strymon get out their instruments and play through Iridium! From customer support, to marketing, to engineering, this video features Strymon employees playing through Iridium by itself as well as in combination with other pedals.

厳選されたキャビネットコレクション

出荷時にロードされている9 x IRは、Cabir.eu、Celestion®、OwnHammer、Valhallir.at. から厳選されたIRを用意しました。

9 x 魅力的なリアリスティックCab

Deluxe Reverb® 1×12″ by OwnHammer
Impulse of a vintage Fender® Deluxe Reverb 1×12″ open back combo with a 1978 Fender CTS ceramic 12″ speaker.

Blues Junior® 1×12″ by cabIR
Impulse of a 1×12″ Blues Junior cabinet with a Jensen® C12N speaker.

Vibrolux® 2×10″ by cabIR
Impulse of a 1965 Fender Vibrolux 2×10″ with Jensen C10NS speakers.

AC30 2×12″ AlNiCo by OwnHammer
Impulse of a Vox® AC30/6 open back 2×12″ combo with 2001 Celestion® T0530 Blue AlNiCo speakers.

1×12″ AlNiCo by Celestion
Impulse of a Celestion Blue AlNiCo speaker in a closed back 1×12″ cab.

Mesa® 4×12″ by Valhallir
Impulse of a 4×12″ Mesa Boogie halfback with two Celestion Black Shadow® MC-90 and two ElectroVoice® Black Shadow EVM12-L speakers.

GNR 4×12″ by OwnHammer
Impulse of a 1971 Marshall® 1960B “basketweave” 4×12″ cabinet with 1971 Celestion T1221 G12M-25 speakers.

2×12″ Vintage 30 by Celestion
Impulse of a Celestion Vintage 30 in an open back 2×12″ cab.

Marshall 8×12″ AlNiCo by cabIR
Impulse of a 1965 Marshall 8×12″ re-issue full stack cabinet, with Celestion T652 AlNiCo speakers.

Matrix Modeling™:アンプ サイエンス

我々独自のMatrix Modeling™は、各アンプの微妙な特徴やユニークなトーンまで捕らえて再現できます。各トーン回路、部品、バイアス、カットオフ周波数、チューブステージのゲイン:これら全ての要素が、各ノートやコードの鳴りや、音の時間変化にまで影響します。これらを全て、数学的に最も高い忠実度で完成したのがこのモデリング・プロセスです。

さらに、チューブアンプ回路で起こるトランジェント信号による回路中での電圧の降下も再現しています。アンプの回路段ごとの電圧降下の反応と、その時間的変化をも再現することによって、リアルチューブアンプの複雑な倍音変化とそのフィーリングにも到達できました。

又、高い音量レベルによる圧縮感、コーン紙の動きの限界、スピーカー自体の歪みもモデリングしました。これらの非常に複雑なモデリングサウンドを、本当のアンプと同じような感覚で操作できるように、コントロールレンジをアンプモデルごとに再現しています。

非常に高度で複雑なこのモデリング・プロセスは、オリジナル回路を克明に再現した結果でもあります。完成したアンプモデルは、オリジナルアンプをプレイした時と同じインスピレーションと、サウンド&フィーリングを届けてくれます。

Matrix Modeling™:スイートスポットを再現できるトーン回路

アグレッシブにトレブルを上げても、Iridiumは、ソフトなフィンガースタイルのプレイでもそのニュアンスを美しく表現してくれます。ベースをしっかり上げると、ヘッドフォンでモニターをしていてもルーム内での低域の響きを再現してくれます。

Iridiumのトーン回路は、クラシックアンプのオリジナル回路のように、コントロール同士の設定がサウンドを生み出す相互特性を再現しています。どのようなセッティングにもリアルアンプの動作に追従しつつ、広いレンジをカバーしてくれます。

先例のないIRテクノロジー

インパルス・レスポンスは、スピーカーキャビネットをマイク録音し、そのデータをもとにプロセッシングして、サウンドとキャラクターをあたかもそのキャビネットで演奏したように模倣するのに使います。Iridiumは、他のどのアウトボードよりも高い解像度のインパルス・レスポンスを用いたプロセッシングが可能です。

Iridiumは、24bit 96kHzのフル解像度&500msecのスピーカーキャビネットIRを使用します。これは入手可能な最もクォリティーの高いIRです。リアルスピーカーの特性を克明に細部に至るまで再現することが可能なことは、簡単に想像できると思います。キャビネットレスポンス、スピーカーの振動、キャビネット内の音の反射、マイク、フロアや天井の反射に至るまで、お気に入りのキャビネットを実際に聴いているようなリアリズムを届けてくれます。

おもな機能と特徴

アンプ → Cab in Room

Iridiumは、部屋のアーリーリフレクションをキャプチャーする256msecのインパルス・レスポンスと、残響テールをstrymonのリバーブアルゴリズムで補う、ルーム・アンビエンスを備えています。アンプ+キャビネット+ルームのコンビネーションが、スピーカーから発せられる音の息づかいと自然な反射音までをも再現します。

超低ノイズ&アナログフィール

Iridiumは、超低ノイズ高性能JFETディスクリートアナログ入力段を採用しています。最大22dBのアナログゲインが得られ、そのステージとDSPのチューブ特性エミュレーションが、本機のアンプを構成します。このanalog + digitalのハイブリッドアプローチが、プレイのアナログフィールとリアルなサウンドを生み出しているのです。このJFET段が非常に低いノイズパフォーマンスに保ちながら、ギタープレイのダイナミクスやタッチセンスをIridiumのデジタル部へ伝えます。パワフルなSHARC DSPがチューブアンプの複雑な仔細と反応の再現を司ります。さらに、このJFET&DSPのコンビネーションが、ChimeとPunchアンプのホットロッドゲインも可能にしました。

Stereo → Stereo

Iridiumはステレオエフェクトによるステレオセットアップに最適です。入力は、TS-モノ/TRS-ステレオに対しており、クラスA JFETプリアンプが、ステレオアンプ→ステレオスピーカーキャビネット→ステレオルームへとステレオ接続します。

陶酔してみましょう

きっと、アンプの音量を上げて家でプレイすることはなかなかできないと思います。そこで、ヘッドフォンをIridiumに繋ぎ、好みのアンプとキャビを、好みのサイズの部屋でプレイしてみてはどうでしょうか?

「お気に入り」にアクセス

Iridiumはお気に入りのセッティングが、本機のFAVスイッチで簡単にセーブ&リコールできます。また、FAVスイッチをオフにすれば、コントロールやスイッチのセッティングに即座に戻ることができます。また、MultiSwitch Plusを接続すれば、4プリセットへのインスタントアクセスが可能になります。MIDIデバイスでは300プリセットのリコールが可能です。

隠しスーパーパワー

Iridiumには以下のスーパーパワーが隠されています。:MIDI PC & CCコントロール、300プリセットロケーション、コントロール&スイッチのMIDI操作。strymon MIDI EXPケーブルをEXP/MIDI に接続してこれらのMIDI機能が活用できます。

パワフル エクスプレッション コントロール

ボリュームモードでは、ログカーブのスムーズなボリューム操作がエクスプレッションペダルで可能です。このボリュームは、プリorポストamp/cab/roomを選択できます。また、このエクスプレッション機能で、Iridiumのコントロールを自在に連続操作することができます。コントロールしたいノブを、エクスプレッションのヒールとトウに設定すれば、複数を同時に(ペダルの)フルレンジのモーフィング操作が可能です。

どこでIridiumを使えるのでしょうか?

スタジオで

Iridiumは、ゴージャスでリアルなアンプトーン、驚くほどリアルなステレオキャビネットのIR、自然なルーム・アンビエンス – スタジオでのギターサウンドのレコーディングに必要な要素を全て備えています。

Iridiumをエフェクトチェーンの最終エフェクターに繋ぎ、ステレオアンプ&ステレオキャビネットのサウンドを、ダイレクトにレコーディング用のインターフェース入力できます。又、本機をディレイやリバーブの前に挿入して、ポストアンプ&キャビネットのサウンドをそれらに入力することもできます。

この方法なら、キャビネットのマイキングや、好みのサウンドを出す為に大音量でアンプを鳴らす必要もありません。又、アンプとキャビの選択もスイッチ設定だけで簡単に行えます。

ステージで

スタジオやリハーサルと同じトーンでプレイしたい? マルチアンプ&キャビネットのサウンドがステージで欲しい? IridiumをダイレクトにPAに接続すれば、アンプを持って行かなくても演奏したいサウンドがステージで得られます。

このようなダイレクト接続は、アンプのマイキングや、アンプのモニタリングをエンジニアに頼む必要もありません。又、ペダルボードに入れたIridiumを操作すれば、ステージでのトーン調整も簡単です。

自宅で

Iridiumのヘッドフォン出力に愛用のヘッドフォンをつなげば、自宅でも大音量でアンプをプレイできます。チューブアンプとビッグキャビを自然なアコースティックの部屋でプレイしたサウンドが楽しめるのです。

又、Iridiumをペダルボードの接続最後尾に入れれば、ボードのサウンドをヘッドフォンでモニターできます。

他の使い方?

Iridiumのアンプ部だけ使いたい…。こんな場合はCabバイパスモードを選び、出力をギターアンプのリターン、又はパワーアンプ入力に繋ぎます。

IridiumのIR Cab部だけ使いたい…。こんな場合はAmpバイパスモードを選び、プリアンプやプリアンプペダル出力をIridiumの入力に繋ぎます。

Iridiumは、アンプやキャビネットトーンとして使用しますので、その出力をギターアンプ(入力)には接続しないでください。

コントロールと入出力

DRIVE

DRIVE(ドライブ)は入力信号のゲインを調整します。選択したアンプの種類により同ポジションでも動作が異なります。

AMP

異なるタイプのアンプが選択できます。選んだアンプにより、DRIVE、BASS、MIDDLE、TREBLE コントロールの動作は異なります。

CAB

各アンプのタイプごとに3種類のステレオキャビネットを用意しました。各キャブには2つ(L & R)のIRが使用されています。

ノート:サードパーティーのIRデータを『Strymon Impulse Manager』ソフトウェアでアップロードも可能です。

LEVEL

L&R出力とヘッドフォン出力レベルをコントロールします。セカンダリー機能でLEVEL TRIM(レベル・トリム)モードに入ります。一時的なレベル調整が可能です。この設定はFAVORITE(お気に入り)設定には反映されません。この操作はヘッドフォンを使用しているときに便利です。

BASS

低域周波数を選択したアンプタイプのトーン回路のようにコントロールします。

MIDDLE

roundとpunchアンプでは、中域周波数をコントロールします。chime アンプでは、ビンテージVoxアンプと同様にトーンカットの働きをします。

TREBLE

高域周波数を選択したアンプタイプのトーン回路のようにコントロールします。

ROOM

自然なルーム・アンビエンスが調整できます。セカンダリー機能モードで3つの異なるルームサイズが選択できます。
Small(グリーン)、Medium(アンバー)、Large(レッド)

FAVORITE フットスイッチ

セーブした『お気に入り』プリセットをリコールします。プリセットがリコールされるとレッドLEDが点灯します。新たなプリセットのセーブは、このスイッチを長押しします。

ON フットスイッチ

エフェクトのON/OFFです。リレータイプのトゥルーバイパスです。エフェクトONでレッドLEDが点灯します。

IN

インストルメント入力です。インストルメント又は、ラインレベルを切り替えます。ステレオ入力にはTRSアダプターケーブルが必要です。

OUT-L

Lオーディオ出力。モノ出力に使用します。

OUT-R

Rオーディオ出力。

EXP/MIDI

エクスプレッション機能とMIDI機能をインターフェースするマルチ・コミュニケーション・ジャックです。TRSタイプのエクスプレッションペダルで、ボリューム、コントロール類のモーフィング操作が可能です。さらに、strymon MiniSwitch、MultiSwitch Plus、MIDI EXPケーブルの使用によるプリセットリコールやMIDIオートメーションも可能です。

USB

IRファイルをコンピューターからアップロードする際に使用します。

STEREO

入出力のルーティング・モードを決定します。

  • MONO(モノ):ギター信号を入力するような場合に選びます。出力はステレオです。
  • STEREO(ステレオ):ステレオ入力信号の場合に選びます。この出力はステレオです。
  • SUM(サム):ステレオ信号がサミングされモノになり、Lジャックのみから出力されます。

POWER

付属のIridium専用9VDCアダプター、又はstrymon電源製品(センターマイナス9VDC)を使用してください。500mA以上の電流が必要です。

HEADPHONE

ステレオミニジャック1/8インチのヘッドフォン出力です。LEVELコントロールで出力レベルを調整します。

STRYMON IMPULSE MANAGER:IRのアップロード

「STRYMON IMPULSE MANAGER」ソフトウェアを使用して、他のIRファイルをアップロードし、インストールされているIRファイルからファイルを入れ替えることができます。

Mac版

※ システム動作環境: Mac 10.14.5 以上
*mac OS 10.15.x は、まだ用意ができておりません。

Windows版

※ システム動作環境: Windows 10 以上

Macでは「Strymon Impulse Manager」アイコンを「Applications」フォルダーにドラッグ&ドロップし、Windowsではインストーラーをダブルクリックしてください。

Impulse ManagerとIridiumの接続は以下の手順で行います。
まず、電源を入れたIridiumを同梱されているUSB-miniケーブルを使ってコンピューターと接続します。この接続完了後、Impulse Managerを起動します。

Strymon Impulse ManagerとIridiumの使用法

Iridiumとコンピューターを接続し後、Impulse Managerを起動します。するとこのソフトウェアが接続されているペダルを自動的に認識します。

Cab Slots

図のように、プログラムの中央に9箇所のキャブスロットがあり(AMPごとに3つ)、接続したIridiumにロードされているキャブが自動的に表示されます。各スロットには2 mono又は1 stereoのIRファイルの名前が表示されます。

インフォメーション・ウィンドウ

  • エディット又はIRのオーディションには、まずキャブスロットを選択してクリックします。Infoボタン(i)をクリックすると、図のようなLEVEL、TREBLE、BASSのスライダーが調整できるようになります。
  • デフォルト設定では、L & R両チャンネルが一緒に調整できるようにロックされています。各チャンネルをそれぞれエディットしたい場合は、“Match left channel”を解除します。
  • このウィンドウの下には、Cabセッティングの詳細が記録できるCab Notesボックスがあります。出荷時にロードされているCabの場合は、IRファイルの販売元の名前が表示されます。記録が終わったら、ACCEPTボタンでウィンドウを閉じます。

コレクションの保存

アプリの右側にはコレクションの保存コラム(図)があります。各コレクションにはIR cabファイル設定のスナップショトが保存されています。

トップセクションには、出荷時にロードされているStrymon Factory Cabsが表示されます。その下には、パートナーシップを組んでいるIRデータ販売元のファイルがあります。左の矢印をクリックしてファイルを確認することができます。

  • Iridiumのキャブは、IRデータファイルをスロットへドラッグ&ドロップして自由に入れ替えることが可能です。
  • 新しいコレクションのIridium本体への保存は、図のSave Collectionボタンをクリックします。
  • コレクションを保存すると下図のウィンドウが表示されます。コレクションの命名が終わったらSAVEボタンをクリックします。すると、Saved Collections columnに新たなコレクションが追加されます。
  • 保存されたコレクションは、/Users/[username]/Documents/Strymon/collections としてMac、Windows 共に保存されています。

インパルスレスポンス

アプリの左には、コンピューターに保存されているIRファイル(WAVファイル)が確認できるコラムがあります。(24-bit 96 kHz 500ms WAVファイル)

  • このコラムから互換性のある IRファイルをCabスロットに入れてカスタマイズします。
  • 独自のIRファイルや3rdパーティーIRファイルを用いて、新しいCabコレクションが完成したらSave Collectionボタンを押します。その名前をつけてSAVEで完了します。

変更のシンクロナイズ

  • Cabスロットが完成したら、SYNC CHANGESボタンで接続しているIridiumペダルのメモリーに書き込みます。

他の機能

  • Strymon Impulse ManagerウィンドウのHelpボタンで、アプリケーションの説明がご覧いただけます。(英語のみ)
  • キャブスロットの上にあるボックス内の名前を変更することができます。
  • ギアアイコンをクリックすると、接続されているIridiumのファームウェアバージョンが確認できます。
デザインプロセス

アンプ リサーチ&ディベロップメント

『ルーム内でマイキングされたアンプをプレイしている…体験』実際にプレイしている感覚を実現するのに、リサーチ&ディベロップメントのプロジェクトを立ち上げましたが、実現までに何年も費やすこととなりました。

アンプの開発は、Riversideの「チューブエミュレーション」と「カスケードゲインステージ(マルチゲインステージ)」トポロジー(http://www.allaccess.co.jp/strymon/sunset/sunset_wp.php)から始まり、Iridiumのアンプ部に必要な、さらに高度なMatrix ModelingTMリアルタイム演算へと発展していきました。

これらは、ただクラシックアンプのトーン回路の完璧な再現だけでなく、ゲインコントロールからの高域リーク、マルチステージ電源のトランジェント入力による電圧降下、プリ&パワーのチューブエミュレーションにまで及びました。

我々strymonのエンジニアリングチームは、クラシックアンプデザインの深潭さをも忠実に再現する数学的ソルーションに到達しました。その結果、各アンプの(フルレンジの)オリジナルアンプサウンドを提供できるように完成しました。

インパルスレスポンス テクノロジー

開発に着手する前から、我々のゴールとして決めていた24bit 96kHz 500msのインパルスレスポンスのプロセッシングが、理論的には可能であることは解っていました。しかし、実際にどう実現するかが大きな課題だったのです。このパートを解決するのに5年の長い歳月が必要となりました。

IRコンボルーションを短いモノキャビIRベースの高速フーリエ変換のテストから、コンセプトの確認を始めました。同様のテストを長いIRで繰り返し、遂に夢に見た24bit 96kHz 500ms IRキャブをIridiumとして完成することができました。

ハイブリッド ルーム アンビエンス デザイン

素晴らしいアンプエミュレーションとIRキャブには、それらが本来のサウンドを奏でるスペースが必要です。我々が部屋でプレイする際には、80msec程度のアーリーリフレクションが、スペースのタイプを認識させます。

この複雑な無数のアーリーリフレクションはアルゴリズムで再現するのが難しいため、インパルスレスポンスを最適なソリューションとして選びました。その後の長いテールサウンドは、インパルスレスポンスでは演算パワーへの負担が大きいため、アルゴリズムを採用しています。

アルゴリズム部のルームアンビエンスは、各ルームスペースやサイズに合わせてディレイラインを駆使して解決しています。さらに、IRとアルゴリズム部のシームレスな融合には、非常に複雑でアーティスティックなプロセスを開発し、プレイの邪魔にならない自然なルームサウンドを完成しました。

SHARC&ARMコプロセッシングシステム

Iridiumは、32-bit浮遊小数点演算プロセッシングを行うSHARC ADSP-21375と、ARMプロセッサーの強力なコンビネ—ションを採用しました。このSHARCは、本機が行うリアルタイムサウンドプロセッシングに要求される膨大な高速フーリエ変換を行うのに完璧な選択です。

我々はこれら2つのプロセッサーの高速コミュニケーションリンクを設計し、ARMコプロセッサーが最大限活用するシステムを完成しました。Iridiumのコントロールノブの変化は、それにより絡み合う多くの演算をARMチップに担当させ、サウンドプロセッシングに要する超膨大な演算力を全てSHARCチップに残すことができました。

傑出したサウンドとその反応性以外にも、この組み合わせは非常に早いパッチ(プリセット)チェンジを可能にしました。また、このARMチップはUSB接続も担当しており、strymon Impulse ManagerソフトウェアによるIRの入れ替えやオーディションを即座にこなします。Iridiumはこれまでに無いデバイスと言えるでしょう。本機が扱うIRデータはハードウェアとしては今までに例を見ない精度であり、パッチスイッチングも外部機を必要としないため、ライブパフォーマンスでも活躍できます。

マニュファクチャリング

他のstrymon製品と同様、本機Iridiumも近郊のロサンゼルスで生産しています。我々のデザインハウスから数分で行ける場所での生産には、多くのアドバンテージがあるからです。最も重要なポイントは、高いクォリティーを保つために全ての生産に関わる点をコントロールできる点にあります。全てのエンコーダー、スイッチ、LED、オーディオ部品は、検査を重ねた物しか使用しません。又、完成時には、全製品がオーディオアナライザーによる厳しいテストを行います。それらを通過した製品のみが市場には送り出されます。

スペック

INs、OUTs、Switches

  • ハイインピーダンス・モノ入力
  • モノ出力
  • FAVORITE スイッチ:お気に入りセッティングの保存/リコール
  • EXP ペダル入力:Expression Mode = 各パラメーターのリアルタイムコントロール、Volume Mode = 出力コントロール
  • BOOSTペダル入力:ゲインブーストor Favorite Out機能

Audio

  • 24bit/96kHz A/D & D/A
  • 超高音質アナログ入出力
  • SHARK DSP採用
  • 32bit 浮遊演算方式

More

  • バイパス:トゥルー・バイパス
  • 入力電圧:9VDC センターマイナス、500mA
  • 付属品:専用パワーサプライ
  • サイズ・重量:102mm(幅)×117mm(縦)×67mm(高)※突起部含む / 450g
  • 軽量、堅牢なアルマイト処理アルミシャーシを採用
  • Made in USA

strymon 製品に附属されているACアダプターは、strymonデジタル製品専用です。単独で他の製品に使用したり、パラレル出力でstrymonと他のエフェクターを一緒に使用しないで下さい。

* 掲載されている商品名は各社の登録商標です。

オンラインショップ
ページの先頭に戻る