名前 | 日髙 大介 ひだか だいすけ |
出身地 | 宮崎県宮崎市生まれ 静岡県浜松市育ち |
生年月日 | 1977年10月28日 |
主な担当番組 | – 高校生クイズ – クイズ!ヘキサゴンⅡ – クイズプレゼンバラエティー Qさま!! – 超逆境クイズバトル!!99人の壁 |
Q:人生で1番好きだったテレビ番組は?
『アメリカ横断ウルトラクイズ』『ものまね王座決定戦』『M-1グランプリ』が「三大好きな番組」ですが、この中で一番を選ぶとしたら『ものまね王座』。
クイズ番組に限らず、100回以上ビデオで繰り返し観た番組が山ほど
あります。
Q:テレビ史上、最高の企画だと思うのは?
『第7回全国高等学校クイズ選手権(1987年)』の全国大会1回戦。
1チーム3人が上京直後にバラバラになり、「知力」「体力」「運」に分かれ、
再び3人が集結したら勝ち抜け。いま見ても涙が出そうになります。
チーム戦の醍醐味が一番詰まっている企画ですね。
深田 僕はこの放送作家名鑑の取材、ただただ楽しいんですけど、それはたぶん「人間」に対する興味がすごくあるんですよ。というのも、日髙さんみたいな変人に出会うと、なんか楽しくなっちゃうんですよね(笑)「なんでこんな人間が生まれるんだろう?」っていう、ここまでの人生の過程に興味がわくんですよ。
日髙 僕、自分ではそんなに変人だとは思ってないんですけどねぇ(笑)「ちょっと変かな」くらいの自覚はありますけど。
深田 日髙さんってクイズだけじゃなくてモノマネとかお笑いに対しても執着心がすごいじゃないですか?「ものまね王座」の結果をまとめて寸評などをサイトにアップしていたり。「好き」というレベルを超えている感じがします。
日髙 僕は「戦っている人を見る」ことが好きなのかもしれないですね。例えば、「M-1グランプリ」は、僕はドキュメンタリー番組だと思って観ているんですよ。審査員の点数が発表される瞬間の芸人さんの「顔」であるとか、滲み出る「人間味」みたいなものが大好きなんですね。「M-1」も、録画したものを各回100回はたぶん見ているので、覚えようと思っているわけじゃないのに自然と覚えてしまっていますね。笑い飯さんの「鳥人(とりじん)」のネタの、
審査員がつけた得点なんて、感動しましたよね。カウスさんから順番に「98、92、93、92、98、95、100!!」、これは皆さん覚えていますよね! ・・・あれ?(笑)審査員のコメントも全部覚えていますから。覚えようというよりは分析という意味で、審査員の方のコメントはノートに文字起こしもしていましたね。
深田 審査員のコメントを文字起こし!?やっぱり、思考回路がどこかおかしいんでしょうね(笑)
日髙 そうなんですかね(笑)「渡辺リーダーは、コンビのことを『グループ』って言う」とか、「島田洋七さんは「グーっと」「ガッと」「ドン」など擬音が多い」とか、「南原さんは、『最後にもうひとつ大きな笑いが』って言いがち」とか、いろんな特徴が見えてきたりするんですよ。
深田 そういう分析が楽しいっていうのは少しは分かりますけど。ちょっと異常ですよね(笑)
日髙 アンケートで「テレビ史上、最高の企画だと思うのは?」の答えに書いた高校生クイズの企画もそうなんですけど、「人間の喜怒哀楽の感情が爆発する瞬間が好き」というのもありますね。
深田 シンプルに言うと日髙さんは“人間”がめちゃくちゃ好きなんでしょうね。“書き記す”ということで言うと、当然、クイズ番組もノートに記録したりしていました?
日髙 「アタック25」は当たり前のように問題を文字に起こしていました。今日そのノートを持ってきているんですよ。おそらく、そのことは聞かれるかな? と思いまして(笑)(ノートを出す)
深田 (ノートを見て)うわ~、すごいですね…しかも全部手書きなんですね。
日髙 あと、クイズを作る仕事を始めて、あるディレクターの方に「日髙の問題は、目線がクイズ王なんだよね。耳で聞いて分かりにくい」って言われたことがあったんです。「もっと問題文を分かりやすく、柔らかくしろよ」って。それで「ハッ」として。当時やっていた、すべてのクイズ番組をビデオに取って、クイズ問題やナレーションを全部文字に起こしたこともあります。それで今のクイズ番組の「文体」だったり「難易度の感覚」だったり、といったことを体に染み込ませました。それは普通ですよね?あ、そのノートも持ってきてますよ(笑)(ノートを出す)
深田 (ノートを見て)すげぇ~。失礼ですけど、僕こういう変な人を見ると、なんか安心するんですよ(笑)いい意味で自分がちっぽけに感じるというか。小さなことでクヨクヨしている自分がバカらしくなるというか。これ写真に撮ってお守りにしていいですか?(笑)
日髙 どうぞどうぞ(笑)