登録日:2020/07/25 Sun 01:18:29
更新日:2020/09/12 Sat 07:03:17NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
おいハルキ、「何に代えても命を守りたい」っていうその心意気は俺は好きだよ。大好きだよ
でもさ、せっかくだから命だけじゃなくて規律も守ってくれないと
ヘビクラ ショウタとは『
ウルトラマンZ』に登場する人物。
名前は漢字表記すると
「蛇倉正太」となる。
演:青柳尊哉
概要
地球防衛軍日本支部の
ロボット部隊「ストレイジ」の隊長。
熱血さ故にミスを起こしてしまう
ナツカワ ハルキや、枯れ専のナカシマ ヨウコ、
マッドサイエンティスト気質のオオタ ユカといった色々と性格に難ありのチームをまとめる良きリーダーで、明るくフレンドリーな性格をした好人物。
趣味は盆栽のようで、デスクの上には小さな松が置かれている。
34歳にもかかわらず「ねぇねぇねぇ!」と駆け寄ってきてしょうもないギャグを披露したり、皆で円陣を組んで
「ゴー!ストレイジ!」と気合を入れたり、オープニングでも颯爽と車から降りた直後に怪獣と思われる方向を指差し驚愕の表情を浮かべたりしている。
とはいえ単に面白いだけの人物ではなく、隊長としても立派な姿勢を見せる。
第1話にて
ゴメス出現時において迷子の犬を救った結果、
仲間の足を引っ張ってしまったハルキに対して上述冒頭の台詞で優しく咎め、
それに対してハルキが
「じゃあ、あの犬を放っておけば良かったんですか?」と反論されたときは
「万が一、セブンガーがお前を踏んじまったらどうする?ヨウコは一生消えないトラウマ背負うとこだぞ」
と隊員の意志を否定せずに、それによって起こりうる最悪な事態を想定させ、反省を促すといった大人の対応を見せている。
一方、第3話でハルキが
ギガス戦で
セブンガーの新兵器「硬芯鉄拳弾」を食らわせて倒すも、
うっかり観測所を巻き込んで破壊してしまった時は
「あ~……ハルキ、近くに観測所あるから気を付けろって言ったよな?」
と呆れながらも若干キレ気味だった。
ハルキとの関係は、長官のクリヤマからこっぴどく怒られた際に尻をつねって顔を歪ませたりしているが、仲は良好で武道場で彼に稽古をつけることもある。
まさにストレイジの良心であり、この人がいればこそチームはその力を存分に発揮できると言っても過言ではない。
歴代防衛チームの隊長に負けず劣らずの理想の上司である。
余談
青柳氏と
田口清隆監督は『オーブ』で共に仕事をして以来、プライベートで一緒に飲み会を開くくらいに仲が良く、
田口監督の自主制作作品『
UNFIX』や『女兵器701』にも青柳氏が主要キャストとして出演するなど、所謂「田口組」メンバーとして活躍している。
本作での出演もそういった縁からオファーが来たとのこと。
それでもやはり視聴者サイド・制作サイド問わず「青柳氏=ジャグラー」のイメージはかなり根強いのも事実。
特に名前がヘビクラ→蛇(ジャ)倉(グラ)→ジャグラーとなっている辺り、スタッフのお遊びが垣間見える。
項目では、荒らしと項目作成者が編集合戦してます!
見てるよ、危険そうだから手を出すな。
でも、コメント欄にも被害が出てます!やれるだけやらせてください!
おい!
……って言ってやめるお前じゃないか。十二分に気を付けろ!
押忍!!
「押忍」じゃなくて「了解」!
……っと、ここまで見れば普通の面倒見の良いリーダーのように見えるが、実は劇中の所々の場面でどこか怪しい動向が見られる。
続く第2話でもハルキを呼び戻して体に異常がないかを聞いてハルキが後ろを向いた瞬間に、地球人に見えるはずがないゼットホルダーが付いた腰の方をチラチラと見ていた。
ネロンガ初戦後にハルキが武道場で自主トレをしているとヘビクラは自ら稽古をつけに来たが、このシーンではまるで瞬間移動しているかのように一瞬姿を消すという不可解な現象を起こし、最後はヘビクラの反撃でダウンしたハルキに「見えるものだけ信じるな」とどこかの闇の剣士に似た口調でアドバイスをかけた。
そして
第4話のラストでは、いじくっていたルービックキューブに飽きてきた時にモニターに映ったゼットを見つめて不気味な笑みを浮かべていた。
また、言動が闇の剣士のようになるときだけ、なぜか前髪の右側が垂れ下がっている。
このように色々と怪しい姿が見られ、視聴者やファンからは「やっぱりあの闇の紳士ご本人なのでは?」と考察されていた。
そして、第5話にてその真実が明かされることとなる…。
登録日:2020/07/25 Sun 01:18:29
更新日:2020/09/12 Sat 07:03:17NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
うん、知ってた。
言うまでもなく、オーブと
縁があるティガ、ダイナ、ガイアのウルトラメダルを回収したのも彼。
しかし、あくまでも表の顔はストレイジの隊長「ヘビクラ ショウタ」であり、表では隊長としての職務を真面目にこなしつつ、裏でこっそりとなにかを企んでいるらしい。
ハルキにわざと単独行動の命令を下し、ウルトラマンへの変身をこっそりとアシストすることもある。
『オーブ』最終話を経て光と闇の狭間の戦士という立ち位置になったことから単純な悪役には収まっておらず、以前にも増して闇があふれる怪しい立ち位置の人物となっている。
本来の敵であるカブラギ/セレブロが基本的に目立つ行動を避け水面下で暗躍に徹していることもあり、彼の存在感を食っているとも。
ジャグラーとしての活躍
本格的な暗躍を開始する。
冷凍怪獣ぺギラが出現し、劣勢に追い込まれているウインダムと操縦しているヨウコを助けるため、ハルキがウルトラマンZに変身しようとしたとき、後ろから
ジャグラー魔人態の姿でひょっこりと現れる。
そしてそのままゼットライザーを不意打ちで奪い取り、ハルキに相変わらずな飄々とした態度を取りながら姿を消す。
ウルトラマンゼットに変身できなくなったハルキがセブンガーに搭乗してウインダムと共にペギラに凍結させられたヨウコを救助している間に、ジャグラーは闇の力を使って奪ったゼットライザーを媒体に、
ダークゼットライザーと
ゼットン、
パンドン、
大魔王獣マガオロチと3つの怪獣メダルを生み出す。
その後、ヨウコの救出に成功したハルキがぺギラの冷凍攻撃を受けそうになったところを蛇心剣で防御し、ゼットライザーを返却してまたしても姿を消す。
そしてウルトラマンゼットが新たな武器「ゼットランスアロー」を使ってペギラを撃破した後、ジャグラスジャグラーからヘビクラ ショウタへと姿を変え、ついに視聴者の前でその正体を明らかにする。
HEBIKURA Access granted!
ゼットンさん、パンドンさん、マガオロチ……
〔ZETTON〕 〔PANDON〕 〔MAGA-OROCHI〕
お待たせしました。闇の力、お借りします!!
Z E P P A N D O N !
自身の宿敵でもある
クレナイ ガイこと
ウルトラマンオーブと同じタイツ姿と
オーブ劇場版を彷彿とさせる変身バンクでダークゼットライザーを使って
合体魔王獣ゼッパンドンに変身。
前回はマガオロチの尻尾+ゼットンカード+パンドンカードで変身していたが、今回は全てをエレメントとして読み込んでいる。
マガオロチの部分が尻尾の切れ端ではなく本体の力を宿すメダルに変わったため、実際のパワーは当時以上かもしれない。
ゼッパンドンとなったジャグラーはウルトラマンゼットを襲撃し、魔王獣の力による瞬間移動や電撃などの攻撃で叩きのめす。
しかし、ジャグラー本来の実力を考えると今回はかなり手加減気味であり、
周囲を巻き込んで猛攻を仕掛けるようなこともなく、ゼットが手放した武器の回収を妨げようともしなかった。
最後はゼットランスアローによる必殺技・ゼットアイスアローを受けて撃破された。
戦いの後、変身解除され瓦礫にまみれた街中で横たわりながらも、「ヘビクラ ショウタ」として無断で出撃したハルキを無線越しで叱り、戦闘で負傷したヨウコの所に行ってこいと伝える。そして通信が切れた直後に素のジャグラーに戻って高らかに笑い出す。
アッハッハッハ!! ハッハッハッハ!!ハッハッハッハ!!
ちなみにこの時あからさまなカメラ目線だった。変身バンクでもカメラ目線だったり、マガオロチだけ呼び捨てだったり、「お待たせしました」と言ったりとネタに事欠かない紳士である。「お前の方が面白い」とも。
◆第6話「帰ってきた男!」
かつて
サイドアースの沖縄で倒した
ギルバリスの襲撃を察知した際はさすがの彼も本気でマズいと思ったらしく、無線越しに叫んで隊員に避難を呼び掛けていた。
なおその後ギルバリスを追ってやって来た
朝倉リクに対しては挨拶代わりに闇の仕草をしていた。
このときリクの行動目的を尋ねるなど情報収集も欠かさず、ギルバリスがデビルスプリンターによって復活し再び知的生命体の排除に乗り出したことを聞いた時は、
「優秀な人工知能の癖に学習能力がねぇな」と皮肉っていた。またこの後顔見知りであるリクには自身がストレイジの隊長を務めていることを明かし、何故この地球で防衛隊の隊長を務めているのかと聞かれた時は
「正義に目覚めたって言ったら信じるか?」とはぐらかしていた。
◆第7話「陛下のメダル」
宿なしのリクを本部で保護して、カップ麺を振る舞っていた。
このとき、ヨウコがなぜギルバリスのコアに鉄パイプを振り回していたのかリクに尋ねると、
咄嗟に
動画サイトにアップしてるんだよなと言うアシストを行い、素性を誤魔化していた。
ただしリクが便乗して「色々な場所をさすらってます。言うなれば風来坊です!」と答えると、
「ふーん、風来坊ねぇ」と鼻で笑っていた。
そんなところへ本部隊員2名がリクを連行すると言って乱入してくると、即座に敵の回し者であることを看破して制止を掛けた。
リクの素性を知っていたため、すぐに察しがついたらしい。
隊員が極秘の命令と称して強引にリクを連れ去ろうとすると、容赦なく隊員を蹴倒すことで擬態を解き、正体がバリスレイダーであることを暴くのであった。
正体を見破った理由については
「隊長の勘ってやつかな?」と言って誤魔化していた。
ジャグラーとしてのアドバンテージを活かしつつ、あくまでも表面上は有能な隊長として振る舞おうとする様子が窺える。
バリスレイダーとの乱戦になると、ハルキとヨウコの苦戦ぶりを見て参戦したが、バリスレイダーの1体に銃を突き付けられると抵抗をやめた。
ストレイジのメンバーには素性を伏せており、正体を明かすわけにも行かなかったため、ここではかなり消極的に戦っていた。
その後ユカがリクの拉致された場所を探知すると、
「守るぜ希望! 朝倉リク救出大大作戦!」という長い作戦名を打ち出してストレイジにリクの救出を指示。
ハルキとヨウコに出撃を命じた後、自らも敵の正体を探るべく、2人は内緒でジャグラーとしてコッソリと敵の拠点に乗り込んだのであった。
この際、ユカには離席理由を問われると、今回も
「うーん、ちょっとトイレ」と言って笑って誤魔化していた。
敵の拠点では魔人態となって本気を出し、バリスレイダーを蹴散らしリクを救出したが、既に
セレブロは立ち去った後で、敵の正体は掴めず仕舞いであった。
直後にセレブロが
ベリアル融合獣となって街に現れると、ハルキに対してリクを避難させるという名目でしれっとウルトラマンゼットへの変身をアシストしていた。
ベリアル融合獣が倒されたあと、ボロボロになって通りかかったカブラギを見かけて声を掛けたが、油断した隙を突かれる形で不意打ちを受け、カブラギには逃げられてしまった。
しかし、カブラギが去り際に身分証を落としていったため、ジャグラーは敵の正体を掴むのであった。
◆第8話「神秘の力」
第1話でウルトラメダルを拾った主が案の定彼だったことが明らかにされる。
かつての戦いの際、
ウルトラマンダイナ=
アスカ・シンに投げ掛けられた言葉に未だに思う所があるようでダイナのメダルを眺めながら戦士の戦い方ってなんだと皮肉気に呟いていた。
アマプラ限定配信のオリジンサーガも必修になった瞬間である。
その後敵方の人物にヨウコとユカが拉致されるとハルキに頼まれる形で情報収集を行う。
隊長の立場を利用して怪研にカブラギの身分証を届け、ついでにさり気なくカブラギの近況を尋ねていた。
もちろんカブラギがセレブロに寄生されていることを見抜いてのことだが、表向きは「変な場所で身分証を拾ったから何かあったか気になった」といったところだろう。
更に研究所の中をさり気なく調べ、カブラギが怪獣メダルの生成に使ったと思われるウルトラメダルの生成方法を記した宇宙語によるメモ書きを発見していた。
ウルトラマンゼットとカブラギの戦闘が始まると、
ファイブキングに苦戦するゼットを見て、
「ここでやられても困る」という理由で持っていたメダル3枚を
ダイナのメダルに闇の投げキッスしてから投げ渡し、ゼットの勝利に貢献した。
このときもメダルを渡す前にダイナのメダルを手にして
「戦士の戦い方ってやつを見せてくれよな」とつぶやいている。
なお、メダルはゼットに吸い込まれる形で渡されたため、ハルキとゼットは誰がメダルを渡したのかは気付いていない。
ファイブキングが無事に倒されると、今度は満身創痍で帰還したカブラギに研究所で奇襲を掛ける。
カブラギは咄嗟にバリスレイダーを2体召喚して逃れたが魔人態のジャグラーはそれをあっさりと蹴散らし、襲い掛かったはずみでカブラギが落とした5枚の怪獣メダルを回収するのであった。
◆第9話「未確認物質輸送指令」
今回は終始ヘビクラ隊長として真面目に活動しており、ジャグラーとしての暗躍はなし。
防衛軍が回収したウルトラメダルを統合先進研究所に届けるという上層部からの命令に基づき、ストレイジ4人全員で輸送作戦を実行。
ハルキにウインダムによる警護を任せ、自身は車を運転してユカと共に郊外を移動。
しかし現れたキングジョーによってウインダムは翻弄され、分離したキングジョーに取り囲まれたため、メダルを入れたケースを渋々手渡した。
と言ってもこれは囮作戦であり、嘘が苦手なハルキを騙して本気の警護を任せることで敵方の目を欺くことが目的であった。
キングジョーがケースを持ち去ったあと、自分たちが輸送していたものはデコイで本物はヨウコが輸送していたことを説明している。
このとき「敵を欺くにはまず味方から」と言っているのだが、既にヘビクラ自身がジャグラーであり味方を欺いているので、視聴者の多くは非常に意味深な台詞だと思ったことだろう。
◆第10話「宇宙海賊登場!」
バロッサ星人が基地内に侵入し、交戦したハルキからヨウコが攫われたという連絡を受けると、
「俺はハルキに合流する」と言って司令室を退出する。
その後バロッサ星人がヨウコを人質にとって司令室に乗り込み、ユカに手を出そうとした瞬間に魔人態となって現れ危機一髪のところを救い出す。
「人の縄張りを荒らすんじゃねえよ」と言って星人を圧倒したが、星人は資料を撒き散らしてジャグラーを足止めして、その間に司令室から逃げ出して行った。
その後整備工場内でハルキに遭遇して、「お前は敵なのか!?味方なのか!?」と問われると
「敵か味方かは、時と場合による」と答え、
更に上を指差して
「愚か者は指を見る。賢い者は…」と言って上からバロッサ星人が来ることを告げたあと、その場を立ち去った。
騒動があった翌日に朝から整備工場でお茶を飲みながらくつろいでいると、どさくさ紛れに魔人態の写真を撮っていたユカの「仮面の宇宙人様…… 解剖したい♡」という恐ろしい発言を目の前で聞いてしまい、お茶を吹き出して苦笑いしていた。
相変わらず女運悪すぎだろこの人
◆「闇の○○」シリーズ
ジャグラス ジャグラーと言えば「闇の仕草」と呼ばれる不審で不気味な濃い仕草がファンの間ではおなじみだが、
今回は表向き有能な人物を装っていることもあり主に「一見すると普通だがどこか怪しい仕草」や、正体が判明して以降はその他特に印象的なシーンがファンの間で「闇の○○」と呼ばれている。
また、ニコニコ動画などでのコメントでは、ヘビクラがジャグラーの顔を覗かせると「闇、漏れてますよ」という視聴者からのツッコミが入る。
話数 |
闇の○○ |
説明 |
第1話 |
闇の仕草 |
ハルキの表情を歪ませる目的から、尻を掴んでつねるという一種のセクハラを行う |
闇のトイレ |
トイレと言う名目で離席してウルトラメダルを回収する |
第2話 |
闇の稽古 |
ジャグラーとしてハルキに稽古をつけた上、「見えるものだけ信じるな」というアドバイスを送ったことから |
第4話 |
闇のおもちゃ |
ルービックブロックに飽きてゼットで遊ぶことを思いついたところから |
第5話 |
闇の違法コピー |
ゼットライザーを闇の力で複製 |
闇のカメラ目線 |
ラストシーンで高笑いしてカメラ目線で「あー、面白え」と言ったため |
第6話 |
闇の仕草 |
お馴染みのアゴ乗せをリクに対して行う |
第7話 |
闇の降参 |
バリスレイダーに銃を突きつけられたとき、両手をあげて降参する素振りを見せる |
闇のトイレ |
トイレの名目でまたもや離席して、捕まったリクをこっそり助ける |
闇のアシスト |
隊長の特権を使ってハルキとリクが変身しやすい状況を作る |
第8話 |
闇の投げキッス |
ダイナのウルトラメダルに投げキスをする |
第10話 |
闇の盆栽 |
趣味の盆栽に勤しんでいたため |
闇のタキシード仮面 |
魔人態となって正体を隠しつつ、バロッサ星人に襲われたユカを間一髪のところで助けたため |
闇の解剖(される側) |
魔人態の姿を見たユカが解剖してみたいと言っていたため。飲み物を吹き出して苦笑いしていた |
◆ダークゼットライザー
星の瞬く狭間の闇よ、暗黒のパワーを我にもたらせ!
光から闇へ、闇から光へ!
ジャグラーがハルキからウルトラゼットライザーを強奪して、奇怪な呪文を唱えることで生み出したウルトラゼットライザーの複製品。
一部のファンからは闇の違法コピーと呼ばれている。
機能そのものはゼットライザーと同等であるが、色がかつて自身が使用していたダークリングと同じ黒、赤、紫といった禍々しい色に変色している。
ウルトラアクセスカードは上段がジャグラス ジャグラー名義になっており、図柄も魔人態が描かれているため、下段は仮の名であるヘビクラ名義になっている。
劇中ではゼットライザーをコピーするついでに空間の狭間からゼットン、パンドン、マガオロチの力を呼び出して怪獣メダルとして確保。
これによりダークリングを失って以来だったゼッパンドンへの変身が可能になっている。
改めて余談
- 「ヘビクラ」は言うまでもなく上述の余談の項通り、ジャグラーの捩りである。「ショウタ」の方は正体と掛けていると思われ、名前を読むと「正体はジャグラー」という何のひねりもなくネタバレをしていたことになる。
- 演者の青柳氏は放送開始の約1年ほど前に「隊長でジャグラーの役」という説明でオファーを受けた(この時点ではヘビクラという役名は決まっていなかった模様)。あまりに突飛な話に驚いているうちに所属事務所のアルファセレクションがノリノリで先にスケジュールを確保していき、青柳氏自身もかねてよりジャグラー役での再登場を望んでいたこともあって出演を決めたという。
- なお青柳氏にオファーをかけた段階で『Z』は「隊長がジャグラー」を前提としたストーリー構成を組み立ててあり、ヘビクラはある意味で影の主人公とも言える。もし青柳氏が出られなかったら設定を考え直す羽目になったと田口監督が語っている。
- 第5話までヘビクラの正体は曖昧にしていたため、放送開始前のコメントで青柳氏は敢えてジャグラーについて一言も言及しなかった。ジャグラーについて事前に公の場で触れたのはオンライン制作発表会でファンサービスとして『オーブ』ネタに走ったときぐらいである。
- 過去作のキャラが新組織の隊長として登場するのはMACのモロボシ・ダン以来であり、『ウルトラマンレオ』の企画当初の企画書では、MAC隊長は「川上鉄太郎」という名前の地球人であり、「怪獣との戦いで変身できなくなったセブンは川上鉄太郎と名乗り、最終回までレオに正体を明かさない事になっていた」と記載されており、ダンと同一人物の予定だったという設定にも似ている。
- ジャグラー再登場は『オーブ』で監督を努めた田口清隆氏が「ジャグラーを枯らす」という目的から考えたものである。『オーブ』だけのキャラクターで終わらせずに、今後もウルトラシリーズに登場させたいらしい。
- 偶然にも青柳氏の出演情報が解禁された4月には防衛チームに潜む黒幕の正体が明かされたウルトラマンネクサス最終話「絆 -ネクサス-」がYouTube円谷公式チャンネルで公開され、7月には「ウルトラ空想科学時間 Stay At Home With ULTRAMAN」のトリを飾る形で再配信された。
- ジャグラスジャグラーの登場に伴い量販店でジャグラスジャグラー関係のソフビなどをピックアップしたところ、担当者の予想を上回る売れ行きだったとのこと。
- ダークゼットライザーの玩具は例によってプレバン限定の予約販売。前回のダークリングも販売元の予想より好調だったので、今回も人気が出るのではないだろうか。
カードはDXではなく劇中プロップのデザインとなっている他、ファイブキング用メダルも一緒に付属する。
- 冷静に考えるとどこからどう見てもジャグラーであり、名前からして上記の通り正体はジャグラーと書いてあるのだが、なぜか情報解禁~放送開始直後は「ヘビクラとジャグラーは別人なのではないか」との予想が多かった。
・ウルトラシリーズのみならず日本の特撮番組において、以前のシリーズのレギュラー悪役が後のシリーズに同一人物として再登場しレギュラーになった例がない
・逆に、レギュラー役俳優が別人として再出演する例は結構あり、『ウルトラマンマックス』のトミオカ長官のように「以前の役っぽい行動」をしてファンサービスする事もある
・田口氏と青柳氏は前述の通り仲がよく、田口氏の監督作品には青柳氏がジャグラーと無関係な役でよく出演している
・歴代ウルトラシリーズの防衛組織の隊長は「頼れる大人」としての役割が大きく、「頼れる大人だと思ったら実は敵だった」のようなギミックと無縁である
・ジャグジャグが人類の平和を守る組織の隊長をやるという発想があまりに突飛
…といった事情が奇跡的に噛み合った結果、一見ジャグラーで間違いないように見えるけどあからさま過ぎるしもしかしたらただのファンサービスでジャグラーじゃないのでは?と考えるファンが続出した模様。- 青柳氏は正体判明直後のインタビューにおいて「僕も田口監督も演者と役名からすぐにジャグラーと結びつけられると思っており、芝居としても第一話からジャグラーとしての姿を見せていたつもりだったので、放映後の感想を見聞きしてあんなに別人だと思われるとは予想していなかった」と語っている。
- 「解剖したい」と言われて吹き出したシーンについて、青柳氏本人は『ウルトラマンZ第10話「ジャグラー死す!?」』とツイートしていた。ちなみに「ジャグラー死す!」というタイトルは『ウルトラマンオーブ』第10話のサブタイトルで、このエピソードでジャグラーは実際に命を狙われている。
最終更新:2020年09月12日 07:03