関でヤギ、美濃加茂でニワトリ盗んだ疑い 加茂署、比国籍の男2人追送検へ
中日新聞Web2020年09月11日05時00分
坂祝町の放牧場で飼育されていた肉牛1頭を盗んだとして逮捕されたフィリピン国籍の男2人=窃盗罪で起訴=について、加茂署は、関市の牧場からヤギ1頭を盗むなど他に3件の家畜の窃盗事件に関わったとみて、近く追送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
2人はいずれも無職で、住所不詳、ガリンド・オスワルド・アレマニア(46)と、美濃加茂市加茂川町、アレマニア・ジョン・オル・レスレクション(27)の両被告。
捜査関係者などによると、2人は共謀し、7月15日、関市大杉のふる里農園美の関の一角にある「ふれあい牧場ひつじの里」から、ヤギ1頭(5万円相当)を盗んだ疑いがある。柵の一部が壊れ、足跡が付いていたことからヤギを外に持ち出したとみられる。
2月14日と7月26日には、美濃加茂市内の同じ養鶏場に侵入し、1度目は45羽(6万7500円相当)、2度目は16羽(4万4400円相当)のニワトリを盗んだ疑いももたれている。捜査関係者によると、2人は「食べる目的で、親戚にも売った」と話しているという。
坂祝町の事件は、7月31日未明に発生。放牧場のそばで切断されて死んだ状態の牛が見つかり、体の一部が現場からなくなっていた。