しかし蜂屋ななしさん、インタビュー当日に気になるツイートが、、、?
なんですと!?
え?
活動終了ですか???(T_T)
インタビュー当日に活動終了を知るというケースは前例なく慌てた編集長Kですが、そこは気を改めて活動終了という節目にインタビューできることってすごいなと思い、活動終了の理由などもせっかくなので聞いてみることにしました。
おそらくこのインタビューが蜂屋ななしさん最後のテキストコンテンツになるのでは、、、、(´;ω;`)
さぁ突撃開始です!
目次
編集長K(以下K):今日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます、よろしくおねがいします!
蜂屋ななしさん(以下蜂):こちらこそよろしくおねがいします。
蜂:僕メニエール病という病気で音楽作れなくなって入院していたことがありまして。その時は実質引退というか、7ヶ月くらい無言を貫いてました。
その後回復はしたんですけど2回目は無いなと思って、医者にも言われちゃいましたし。なので2回目、また病気になったら引退しようとは思っていました。
K:なるほど、その時から引退を考え始めたという感じですね。
蜂:そうなんです。その時ツイッターでもそういうことになるかも、っていうことはツイートしてて。
で、引退宣言したんですけどまだ2曲公開するんですよこの後。6年前ボカロP始めた時、初作曲で初投稿だったんですけど、その時作曲した曲の答えが今回最後に公開する2曲なんです。
K:え!初作曲でいきなり投稿!?すごいですね。。。
これから公開する曲はアンサーソング的な位置づけ、ということでしょうか。
蜂:最初の曲は聞かせられるような出来じゃなかったですけど(笑)。
僕のボカロP活動ってキレイな気持ちで始まったものじゃなくて、理不尽な環境にムカつきながら蜂屋ななしという存在が生まれたんです。その気持ちが解決できる曲ができて、じゃあもう自分という存在も解決できたんだなって、曲ができた時に思いました。
K:病気でいつかは引退かもという状況になって引退を描きはじめて、まだ病気は再発していないけど蜂屋ななしが生まれたことへの解決はできたので引退、という感じでしょうか。
蜂:そうですね、もう続ける必要はないということで。
K:悔いは無いと?
蜂:無いですね。解決しちゃいました。
K:悔いがないというのはなかなか言えないですよ、カッコいい、、、。デビュー曲はもう聞けないということなんですが、全部で何曲リリースされたんでしょうか?
蜂:何曲ですかね!?動画だとたぶん13とか14曲じゃないかな。
初投稿してから音楽活動というよりは生活の一部でした。完成品をきっちり出す音楽活動っていう感じじゃなかったので、投稿してすぐ消して、次の日に酔いながらまだ出来上がってない曲出しちゃうみたいなことをしていましたね(笑)。
K:ユルイ感じですね(笑)。
蜂:そうなんです(笑)。で、またやる気なくなって6ヶ月ぶらぶらしてまたやりたくなったらやる、みたいな感じで活動してました。
K:生活の一部ということだったんですが、ボカロP以外で何か音楽活動はされているんでしょうか?
蜂:いや、一切無いです。書き下ろしなどはたまにありましたけど、基本的には無いですね。
K:ボカロPに人生をかけた6年間だったんですね。
蜂:そうですね。楽しかったです!
病院で初作曲?不快にさせるべく書いた曲を「好き」と言ってくれた人たちの存在。
K:6年でいちばん思い出に残っている出来事はなんですか?
蜂:一番というか、毎年なにか必ずあって。好きなアーティストさんに書き下ろしできたとか、ライブに出演させて頂いたとか、コミケに初めて参加してみたとか。まぁでも一番という意味では、最初の曲へのリアクションですかね。
僕の原動力って一番最初の曲を作ったときの感情で。理不尽な環境にムカついて、聞いた人を不快にさせてやろうと思って作った曲だったんです、最初の曲。
K:すごい曲ですね(苦笑)。聞いた人を不快にしてやろうという意図の曲は聞いたことないなぁ、、、。
蜂:その時この世で僕が一番不幸だと思って。で、当たり前の幸せを知らずに生きてる奴ムカつく!聴いた人の一瞬だけでも不快にしてやろう。って制作をした曲でした。八つ当たりで小さなテロを起こしたんです。
で、曲を公開したらその曲を「好き」って言ってくれる方々がいるんですよ。それはもう驚きでしたね、僕の中での革命というか。善意で返された衝撃が凄くて、、、。
K:不快にしてやろうと思った曲なのに善意で返ってくるという。なんかいい話ですね。
蜂:僕の中ではとてもいい話です。
K:その曲を生み出そうと思ったきっかけというか、ボカロPになるきっかけはどんなことだったんでしょうか?ある日突然世の中にムカついたとか??
蜂:ある日突然ではなくて、数年間晴れない生活をしていたんですよ。家庭の事情で高校2年から一人暮らしをしなきゃいけなくなって…食費や受験費用、交通費とかを自分で稼ぎながら学校の勉強や部活をしていたんです。
で、勉強の結果、州立大学に受かったんです。4年間の特待も取れて600万円控除されるので、あとは奨学金で行けるってなって。
K:え!それすごくないですか?
蜂:めっちゃ勉強しました。で、自分のお金で行くからあとは親のサインだけっていう状態だったんですけど、親がいない状況だったんで結局行けなくなって。で、無理が重なり手術の為に入院になりました。もう世界を恨んでましたその時。それで曲を作り始めたんです。
K:大変でしたね、、、。病院で曲作り始めたんですか??
蜂:そうなんですよ(苦笑)、病院の6人入る病室で。カーテン閉めてノートパソコンとオーディオインターフェース持ち込んで曲作り始めました。迷惑にならない様に最小音で(笑)。
K:すごいですね、、、!
蜂:目の前のベッドの自衛隊のお兄さんと仲良くなったり、変わった入院生活でした(笑)。それから日本の学校行ったり色々過ごして、色んな出会いがあって、この作曲6年間はほんと幸せな日々でした。
K:初作曲の投稿も病院から?ネット回線ないんじゃないですか?
蜂:いや、病院ネット飛んでてめっちゃ回線いいんですよ(笑)。
投稿自体は病院だったか覚えていないんですけど、制作は病院でやりました。動画師のコロンさんとメッセージのやり取りを病室でやってて、「病気大丈夫ですか?」みたいなメッセージをもらったのを覚えてます。
K:へー今の病院はネット飛んでるんですね!周りに迷惑かけなければある意味作曲向きかもしれませんね、、、。初作曲ということはその動画師さんへのコンタクト自体も病院から?
蜂:そうですそうです、ネット経由で。運命の出会いでした。
そんな負のパワーから生まれたので僕の曲全部暗いんですよ(笑)。
K:最近の曲だと明るい曲もありますよね?シャボンとかも曲の雰囲気だけで言ったら聴きやすい曲だなと思ったんですが。
蜂:最近になってやっとです。ボカロPを始めてネットを通じて色々な人とつながって、曲を好きって言ってもらえたりの日々が積み重なって、やっと気持ちに折り合いがついてきたという感じです。ボカロP作曲活動自体が更生施設みたいな感じでした(笑)。
K:このお話を聴くと蜂屋さんの曲を最初から順番に聴きたくなりますね。最初の曲も聴いてみたいです。
蜂:いやいやとんでもないですほんと、聞かせられるようなものじゃないんです(笑)。

蜂:どれかなー1曲だとしたらライムライトですかね。この曲、クラリネットとかが全部生音なんですよ!知り合いの音大の友達に頼んで吹いてもらいました。エゲツないクラリネットですよ。
K:おお〜それはすごい。クラリネット吹ける人探すだけで大変そうです。
蜂:僕生音が大好きなんですよ。最初は打ち込みで作って、その中にみんなの生音を入れていくような感じで作っていくんです。
K:確かにどの曲もクレジットを見ると色々な人が演奏で参加してますよね。ボカロ曲だと打ち込みの人が多いので珍しいですね。そういえばクレジットを見るとボカロの打ち込み自体も違う方がされているように見えるのですが?
蜂:そうなんです。最初の頃は僕が打ち込んでたんですけど、最近の曲はアミメキリンさんにやってもらってます。最初は「遊びでやってみた〜!」って言って打ち込みしてくれたんですけど、その時すでに僕の2年間の打ち込みレベルを超えてたので(笑)。
K:じゃあ今はメロディは蜂屋さんが作って、そのメロディをアミメキリンさんに渡してボカロの打ち込みをしてもらうという流れなんですね。
蜂:そうですそうです。僕がボカロ仮打ち込みしたものを上手くしてくれる、みたいな感じです。
K:なるほどです。クレジットを読むとボカロ打ち込み以外もひとつの作品に色々な方が関わっているんですね、分業して曲を作っているという感じでしょうか。
■ゾートロープのクレジット
K:みんなでコラボをして楽しんでいくnanaにも通じるものがありますね、楽しそうです!
さて最新作のゾートロープ、さらにこれから公開する最後の2曲と新しい曲についてなのですが、こだわりや逸話などがあれば教えて下さい。
蜂:じゃぁまずはゾートロープなんですけど、これは蜂屋ななしがボカロPをはじめた時の感情のアンサーソングなんです。ゾートロープって「回転のぞき絵」のことなんですよ。で、この曲の対象になっている人がいるんですけど、その人は動いてはいるけどずっと同じところをグルグル回ってるんです。嘘ついて騙して利用して。ずっとグルグル回ってろって、その様子がゾートロープだな、っていう曲です。
K:深いですね、、、もう1回ちゃんと聞いてみます。
蜂:Dizzy Dizzyはとある母親に対する曲で、子供産んだんだったらちゃんとしようよ、おかしいでしょ?っていう内容の曲で、ほぼほぼ怒りの曲です。依存するのもやめよう、報われない事にいちいちムカつくのもやめようっていう。暗いですよね?僕の曲(笑)。
※Dizzy Dizzyは本記事公開時点では未公開曲です
K:いえいえ、大丈夫です。曲の背景が見えてくると曲は深くなってくると思ってますのでどんどんお聞かせください!Dizzy Dizzyが今日投稿する曲ですか?
蜂:今日投稿するのは心噺っていうすごい明るい曲です(笑)。蜂屋ななしとして一番明るい曲なのでぜひ聴いてみてください!
K:心噺、楽しみにしてます!
新曲もnanaアカウントには投稿して、、、もらえるん、、、、でしょうか?
蜂:すぐにはできないかもしれないですが、、、、落ち着いたら必ず。
K:ぜひよろしくおねがいします(苦笑)。ちなみにnanaを始めたきっかけはどんなことだったんでしょうか?ユーザーIDを見る限り最近ではなくて数年前からアカウントをお持ちだと思うのですが。
蜂:nanaは当時友達のボカロPに聞いて始めたんですよ。やったほうがいいって言われて。でも僕アカウント作って放置することが多くて、パスワード忘れちゃったり。中国のビリビリ動画にも投稿してるんですけど、中国ではパスワードを忘れてログインできなかったボカロPってからかわれてます(笑)。
K:安全上運営チームだからといってアカウント操作はできないので気をつけてください(笑)。
友達のボカロPさんという意味では、前回インタビューさせていただいた煮ル果実さんとはすごく仲が良さそうですよね。
蜂:仲いいです、LINEでよく会話してます。ゲーム実況を一緒にやったりしてます。
K:ゲーム実況!出会いはどこだったんでしょうか?ゲームですか?
蜂:twitterですかね。アカウントフォローした時にすぐにDM来て、楽曲にシンパシーを感じてすぐに仲良くなったのを覚えてます。
K:先日も一緒に曲作ってましたよね。
蜂:編曲の部分部分だけですけど、煮ル君から曲もらって、好きなようにアレンジして戻して、みたいな感じです。ぜひ聴いてもらいたいです。
K:今後の共作も楽しみです!って、活動終了でしたね(笑)。
蜂:そうなんですよ(笑)。
蜂:病院ではないです(笑)。小学校6年生でギターを弾いたのが最初です。BUMP OF CHIKENさんの「車輪の唄」を弾きたくて。
K:お年玉か何かで買ったんですか?
蜂:誕生日プレゼントか何かだった気がしますね、5,000円のギターをねだって。そこからは好きな曲弾いて、押入れにしまって、押し入れから出しての繰り返しです(笑)。
K:押入れ(笑)。ギター弾き語りから作曲に至る間には何かあったんですか?いつ頃作曲を考えるようになったんでしょうか。
蜂:カラオケが大好きで色々な歌を聴きまくっていたんですけど、自分だったらこうするのになーみたいなことを思うようになってくるんですよ。そういう思いは色々な楽曲に対して常々持っていて。そういう思いが作曲の原点かもしれないです、やってみたいなーっていう。
で、作曲ソフトを買ったのはアレです、高校の修学旅行のお小遣いを使って。
K:修学旅行!?(笑)
蜂:修学旅行が東京だったんです。
機械オンチなので当時からネットで調べるなどできなくて、東京の秋葉原のヨドバシカメラの店員さんに聞けばどのソフトで曲が作れるかわかるだろうとずっと思い込んでて(笑)。
で、おばあちゃんからもらったお小遣いを持って修学旅行の途中でヨドバシカメラに行ってSONARを買いました。
※SONAR:ソナー。音楽制作ソフトウェア=DAWのひとつ。Windows専用ソフトとして有名。編集長Kも元SONARユーザーです。
K:おおおーSONARユーザー!おばあちゃんには言ったんですか?(笑)
蜂:言いました、「お土産が買えなくなるというのはわかった!」って言ってました(笑)。
K:おばあちゃん優しいですね(笑)。で、そこから作曲が始まったということでしょうか。
蜂:おばあちゃん大好きです。あ、でも買ってからは全然曲とか作る時間がなくて。ピアノの音鳴る〜♪とか遊んでたくらいです。受験もあって忙しくなってしまって。
病院に入院することになってから埃をかぶってたオーディオインターフェースを引っ張り出して作曲をはじめた感じです。
K:いやー最初の曲聴いてみたいですね、聞けた人はラッキーですね。
蜂:何回も言いますけど聴かせられないです!(笑)全然使い方もわかってなかったので音も割れてました。聴けた人は多分800人くらいしかいないはずです。
K:初投稿で800ってすごい!
蜂:いやーでも当時は初音ミクが流行ってた頃で、誰でもそこそこ聴いてもらえたんですよ。そこに毒入りの曲を投稿して運良く目立ったんだと思います。そういう曲は少なかったので。
K:毒入り(笑)。そういえば蜂屋さんは北海道在住ということなんですが、北海道が制作に与えた影響というのはあるのでしょうか?例えば冬の間にたくさん曲を作れるとか、東京への憧れとか。
蜂:北海道の温泉いいですよ。この前「ニャージックステーション」っていう番組に出る前ギリギリまで、洞爺湖の温泉に入ってました(笑)。収録中に花火も上がって、ハライチの岩井さんに「収録中に花火見てんじゃねー!」って言われました。花火がずっと生放送響いてて、、、北海道いいとこですよ(笑)。
K:リフレッシュできる場所があるというのは重要ですから(笑)。洞爺湖は近いんですか?
蜂:バスで2時間くらいですね。
K:バス2時間か、けっこうありますね。
蜂:え!2時間って近いと思うんですけど?
K:そうか、、、そのあたりのスケールの大きさがすでに北海道なんですね。いいなぁ北海道。昔から北海道出身の大物アーティストさんって結構多いと思うのですが、その辺の相関性ってどう思いますか?
蜂:みんな音楽好きなんじゃないかなとは思います、北海道の人。あとはピュアなんじゃないかな。純粋に楽しいから音楽やってるっていう人が僕の周りは多い気がしますね。
K:いいですね、なんか幸せそうです。冬はこもっていることが多いんでしょうか?
蜂:子供の頃は雪かき終わったらこもってましたね。雪かき終わったら何もする気なくなるくらい疲れちゃうし、歩いて出かけるのもズボズボで大変なので、たしかにこもることは多いです。
でも最近は雪降ってようが降ってなかろうが家にこもってるのであんまり関係ないですね(笑)。
K:すっかりミュージシャン生活ですね(笑)。いいなー北海道。
蜂:そちらは暑いんですか?
K:そうですね、今年は特に。35度超えますね。
蜂:僕は遠慮しときます(笑)。寒いほうが得意です、暑いよりは。

蜂:蜂屋組はファンの名称みたいな感じです。ただ思ったよりガラの悪い感じになっちゃってですね(笑)。なんかみなさんが「親方ー!組長ー!」とか呼んでくるんですよ。
K:だいぶイカツいですね(笑)
蜂:名前がよろしくなかった、〜組っていう。僕は組長って呼ばれてますからね。
K:怖そうです。あ、でも蜂屋組も解散になっちゃうんですよね?
蜂:八月以降はもう蜂屋組の参加はできないようにして欲しいなと思ってます。僕がボカロPやめた時に蜂屋組だった人を大切にしたいなっていうことで。
K:ファンの人も怖そうですね。
蜂:いやーガチガチな体育会系っぽくしたいんですけど、みんなすごくいい人たちで、何もしていないのに何故か凄く仲良くやってるんですよ蜂屋組。めっちゃみんなほわほわしてる(笑)。なんかお願いすると「わかったー!」みたいな感じです。でもいざという時の団結は強くて、、、本当は歴戦のソルジャー組織なのかもと思ったり。でも基本ほわほわしてます(笑)。僕は恵まれてるなと強く感じます。
K:ではインタビューの最後になりますが、活動終了ということも踏まえてnanaユーザーさんと蜂屋組のみなさんにメッセージをお願いします。まずはnanaユーザーさんに。
蜂:コラボありがとうございます。機会があったらまたお会いしましょう!
K:では蜂屋組のみんさんにどうぞ。
蜂:帰ってくるまでに各自鍛えておくように。じゃーな!
K:ありがとうございます、らしいですね(笑)。今日はありがとうございました!
蜂:ありがとうございました!またどこかで!
蜂屋ななしさん、ボカロPとしての生い立ちや曲調から気難しそうな印象を受けるかもしれませんが、とっても明るくて話しやすい方でした。
ワタクシ録音や打ち込みの話はいくらでもできるのですが、蜂屋さんも自分でレコーディングすることがお好きとのことで、マイクの話でかなり盛り上がってしまいました。18時からzoomインタビューをさせていただいたのですが19時30分に新曲公開とのことで時間ギリギリまで、お忙しいのにインタビューにお応えいただきました。
活動は終了ですが蜂屋ななしさんが作られた曲は残っていますので、まだまだ聴くことができます。よく考えるといつでも聴けるというのは不思議ですよね。録音は時空を越える魔法のようなものかもしれません。これからも蜂屋ななしさんの曲を聴くたびに楽しくお話したことを思い出すのでしょう。
非常に残念ですが、音楽をやめる感じではないのかなと思いますので、またどこかでお会いできるのを楽しみにしています!ありがとうございました(^o^)
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蜂屋ななしさん(以下蜂):こちらこそよろしくおねがいします。
悔いは無し!6年間のボカロP活動。
K:まず活動終了ということなんですが、終了するというのは最初から決めていたことなんでしょうか。蜂:僕メニエール病という病気で音楽作れなくなって入院していたことがありまして。その時は実質引退というか、7ヶ月くらい無言を貫いてました。
その後回復はしたんですけど2回目は無いなと思って、医者にも言われちゃいましたし。なので2回目、また病気になったら引退しようとは思っていました。
K:なるほど、その時から引退を考え始めたという感じですね。
蜂:そうなんです。その時ツイッターでもそういうことになるかも、っていうことはツイートしてて。
で、引退宣言したんですけどまだ2曲公開するんですよこの後。6年前ボカロP始めた時、初作曲で初投稿だったんですけど、その時作曲した曲の答えが今回最後に公開する2曲なんです。
K:え!初作曲でいきなり投稿!?すごいですね。。。
これから公開する曲はアンサーソング的な位置づけ、ということでしょうか。
蜂:最初の曲は聞かせられるような出来じゃなかったですけど(笑)。
僕のボカロP活動ってキレイな気持ちで始まったものじゃなくて、理不尽な環境にムカつきながら蜂屋ななしという存在が生まれたんです。その気持ちが解決できる曲ができて、じゃあもう自分という存在も解決できたんだなって、曲ができた時に思いました。
K:病気でいつかは引退かもという状況になって引退を描きはじめて、まだ病気は再発していないけど蜂屋ななしが生まれたことへの解決はできたので引退、という感じでしょうか。
蜂:そうですね、もう続ける必要はないということで。
K:悔いは無いと?
蜂:無いですね。解決しちゃいました。
K:悔いがないというのはなかなか言えないですよ、カッコいい、、、。デビュー曲はもう聞けないということなんですが、全部で何曲リリースされたんでしょうか?
蜂:何曲ですかね!?動画だとたぶん13とか14曲じゃないかな。
初投稿してから音楽活動というよりは生活の一部でした。完成品をきっちり出す音楽活動っていう感じじゃなかったので、投稿してすぐ消して、次の日に酔いながらまだ出来上がってない曲出しちゃうみたいなことをしていましたね(笑)。
K:ユルイ感じですね(笑)。
蜂:そうなんです(笑)。で、またやる気なくなって6ヶ月ぶらぶらしてまたやりたくなったらやる、みたいな感じで活動してました。
K:生活の一部ということだったんですが、ボカロP以外で何か音楽活動はされているんでしょうか?
蜂:いや、一切無いです。書き下ろしなどはたまにありましたけど、基本的には無いですね。
K:ボカロPに人生をかけた6年間だったんですね。
蜂:そうですね。楽しかったです!
病院で初作曲?不快にさせるべく書いた曲を「好き」と言ってくれた人たちの存在。
K:6年でいちばん思い出に残っている出来事はなんですか?蜂:一番というか、毎年なにか必ずあって。好きなアーティストさんに書き下ろしできたとか、ライブに出演させて頂いたとか、コミケに初めて参加してみたとか。まぁでも一番という意味では、最初の曲へのリアクションですかね。
僕の原動力って一番最初の曲を作ったときの感情で。理不尽な環境にムカついて、聞いた人を不快にさせてやろうと思って作った曲だったんです、最初の曲。
K:すごい曲ですね(苦笑)。聞いた人を不快にしてやろうという意図の曲は聞いたことないなぁ、、、。
蜂:その時この世で僕が一番不幸だと思って。で、当たり前の幸せを知らずに生きてる奴ムカつく!聴いた人の一瞬だけでも不快にしてやろう。って制作をした曲でした。八つ当たりで小さなテロを起こしたんです。
で、曲を公開したらその曲を「好き」って言ってくれる方々がいるんですよ。それはもう驚きでしたね、僕の中での革命というか。善意で返された衝撃が凄くて、、、。
K:不快にしてやろうと思った曲なのに善意で返ってくるという。なんかいい話ですね。
蜂:僕の中ではとてもいい話です。
K:その曲を生み出そうと思ったきっかけというか、ボカロPになるきっかけはどんなことだったんでしょうか?ある日突然世の中にムカついたとか??
蜂:ある日突然ではなくて、数年間晴れない生活をしていたんですよ。家庭の事情で高校2年から一人暮らしをしなきゃいけなくなって…食費や受験費用、交通費とかを自分で稼ぎながら学校の勉強や部活をしていたんです。
で、勉強の結果、州立大学に受かったんです。4年間の特待も取れて600万円控除されるので、あとは奨学金で行けるってなって。
K:え!それすごくないですか?
蜂:めっちゃ勉強しました。で、自分のお金で行くからあとは親のサインだけっていう状態だったんですけど、親がいない状況だったんで結局行けなくなって。で、無理が重なり手術の為に入院になりました。もう世界を恨んでましたその時。それで曲を作り始めたんです。
K:大変でしたね、、、。病院で曲作り始めたんですか??
蜂:そうなんですよ(苦笑)、病院の6人入る病室で。カーテン閉めてノートパソコンとオーディオインターフェース持ち込んで曲作り始めました。迷惑にならない様に最小音で(笑)。
K:すごいですね、、、!
蜂:目の前のベッドの自衛隊のお兄さんと仲良くなったり、変わった入院生活でした(笑)。それから日本の学校行ったり色々過ごして、色んな出会いがあって、この作曲6年間はほんと幸せな日々でした。
K:初作曲の投稿も病院から?ネット回線ないんじゃないですか?
蜂:いや、病院ネット飛んでてめっちゃ回線いいんですよ(笑)。
投稿自体は病院だったか覚えていないんですけど、制作は病院でやりました。動画師のコロンさんとメッセージのやり取りを病室でやってて、「病気大丈夫ですか?」みたいなメッセージをもらったのを覚えてます。
K:へー今の病院はネット飛んでるんですね!周りに迷惑かけなければある意味作曲向きかもしれませんね、、、。初作曲ということはその動画師さんへのコンタクト自体も病院から?
蜂:そうですそうです、ネット経由で。運命の出会いでした。
そんな負のパワーから生まれたので僕の曲全部暗いんですよ(笑)。
K:最近の曲だと明るい曲もありますよね?シャボンとかも曲の雰囲気だけで言ったら聴きやすい曲だなと思ったんですが。
蜂:最近になってやっとです。ボカロPを始めてネットを通じて色々な人とつながって、曲を好きって言ってもらえたりの日々が積み重なって、やっと気持ちに折り合いがついてきたという感じです。ボカロP作曲活動自体が更生施設みたいな感じでした(笑)。
K:このお話を聴くと蜂屋さんの曲を最初から順番に聴きたくなりますね。最初の曲も聴いてみたいです。
蜂:いやいやとんでもないですほんと、聞かせられるようなものじゃないんです(笑)。
生演奏が好き!演奏も制作も楽しいから分業して作っていくスタイル。
K:1曲だけ聴いてもらうとしたらどの曲が良いでしょうか?蜂:どれかなー1曲だとしたらライムライトですかね。この曲、クラリネットとかが全部生音なんですよ!知り合いの音大の友達に頼んで吹いてもらいました。エゲツないクラリネットですよ。
K:おお〜それはすごい。クラリネット吹ける人探すだけで大変そうです。
蜂:僕生音が大好きなんですよ。最初は打ち込みで作って、その中にみんなの生音を入れていくような感じで作っていくんです。
K:確かにどの曲もクレジットを見ると色々な人が演奏で参加してますよね。ボカロ曲だと打ち込みの人が多いので珍しいですね。そういえばクレジットを見るとボカロの打ち込み自体も違う方がされているように見えるのですが?
蜂:そうなんです。最初の頃は僕が打ち込んでたんですけど、最近の曲はアミメキリンさんにやってもらってます。最初は「遊びでやってみた〜!」って言って打ち込みしてくれたんですけど、その時すでに僕の2年間の打ち込みレベルを超えてたので(笑)。
K:じゃあ今はメロディは蜂屋さんが作って、そのメロディをアミメキリンさんに渡してボカロの打ち込みをしてもらうという流れなんですね。
蜂:そうですそうです。僕がボカロ仮打ち込みしたものを上手くしてくれる、みたいな感じです。
K:なるほどです。クレジットを読むとボカロ打ち込み以外もひとつの作品に色々な方が関わっているんですね、分業して曲を作っているという感じでしょうか。
■ゾートロープのクレジット
蜂:やはり打ち込みではなく生音でしか出せない音楽の良さがあると思っています。全体像やイメージを固めたステージに弾きに来てもらう感じでやっていまして、もちろん好きな人と作品を作る楽しさもあるのですが笑MAIN VOCAL&CHORUS:v flowerZoetrope作編曲・歌詞:蜂屋ななしTwitter→https://twitter.com/Beeshop88Mix・Mastering:松本義明(ymg studio)Twitter →https://twitter.com/ymgStudioベース: tmswTwitter →https://twitter.com/tmswピアノ:ドッシーTwitter →https://twitter.com/dossi777ギター:長崎Twitter →https://twitter.com/Nagasaki0jiボカロアレンジ:アミメキリンTwitter →https://twitter.com/1ip2tra3ex_fye_動画: はるもつ(頃之介)Twitter→https://twitter.com/koron5623
K:みんなでコラボをして楽しんでいくnanaにも通じるものがありますね、楽しそうです!
さて最新作のゾートロープ、さらにこれから公開する最後の2曲と新しい曲についてなのですが、こだわりや逸話などがあれば教えて下さい。
蜂:じゃぁまずはゾートロープなんですけど、これは蜂屋ななしがボカロPをはじめた時の感情のアンサーソングなんです。ゾートロープって「回転のぞき絵」のことなんですよ。で、この曲の対象になっている人がいるんですけど、その人は動いてはいるけどずっと同じところをグルグル回ってるんです。嘘ついて騙して利用して。ずっとグルグル回ってろって、その様子がゾートロープだな、っていう曲です。
K:深いですね、、、もう1回ちゃんと聞いてみます。
蜂:Dizzy Dizzyはとある母親に対する曲で、子供産んだんだったらちゃんとしようよ、おかしいでしょ?っていう内容の曲で、ほぼほぼ怒りの曲です。依存するのもやめよう、報われない事にいちいちムカつくのもやめようっていう。暗いですよね?僕の曲(笑)。
※Dizzy Dizzyは本記事公開時点では未公開曲です
K:いえいえ、大丈夫です。曲の背景が見えてくると曲は深くなってくると思ってますのでどんどんお聞かせください!Dizzy Dizzyが今日投稿する曲ですか?
蜂:今日投稿するのは心噺っていうすごい明るい曲です(笑)。蜂屋ななしとして一番明るい曲なのでぜひ聴いてみてください!
K:心噺、楽しみにしてます!
新曲もnanaアカウントには投稿して、、、もらえるん、、、、でしょうか?
蜂:すぐにはできないかもしれないですが、、、、落ち着いたら必ず。
K:ぜひよろしくおねがいします(苦笑)。ちなみにnanaを始めたきっかけはどんなことだったんでしょうか?ユーザーIDを見る限り最近ではなくて数年前からアカウントをお持ちだと思うのですが。
蜂:nanaは当時友達のボカロPに聞いて始めたんですよ。やったほうがいいって言われて。でも僕アカウント作って放置することが多くて、パスワード忘れちゃったり。中国のビリビリ動画にも投稿してるんですけど、中国ではパスワードを忘れてログインできなかったボカロPってからかわれてます(笑)。
K:安全上運営チームだからといってアカウント操作はできないので気をつけてください(笑)。
友達のボカロPさんという意味では、前回インタビューさせていただいた煮ル果実さんとはすごく仲が良さそうですよね。
蜂:仲いいです、LINEでよく会話してます。ゲーム実況を一緒にやったりしてます。
K:ゲーム実況!出会いはどこだったんでしょうか?ゲームですか?
蜂:twitterですかね。アカウントフォローした時にすぐにDM来て、楽曲にシンパシーを感じてすぐに仲良くなったのを覚えてます。
K:先日も一緒に曲作ってましたよね。
蜂:編曲の部分部分だけですけど、煮ル君から曲もらって、好きなようにアレンジして戻して、みたいな感じです。ぜひ聴いてもらいたいです。
K:今後の共作も楽しみです!って、活動終了でしたね(笑)。
蜂:そうなんですよ(笑)。
東京への修学旅行、ヨドバシカメラで作曲ソフトを買ってみた。
K:音楽の交友関係も広そうですし、いきなり作曲などすごい才能を感じる蜂屋さんなのですが、音楽はいつ頃からなんでしょうか?まさか病院で始めたとか、、、?蜂:病院ではないです(笑)。小学校6年生でギターを弾いたのが最初です。BUMP OF CHIKENさんの「車輪の唄」を弾きたくて。
K:お年玉か何かで買ったんですか?
蜂:誕生日プレゼントか何かだった気がしますね、5,000円のギターをねだって。そこからは好きな曲弾いて、押入れにしまって、押し入れから出しての繰り返しです(笑)。
K:押入れ(笑)。ギター弾き語りから作曲に至る間には何かあったんですか?いつ頃作曲を考えるようになったんでしょうか。
蜂:カラオケが大好きで色々な歌を聴きまくっていたんですけど、自分だったらこうするのになーみたいなことを思うようになってくるんですよ。そういう思いは色々な楽曲に対して常々持っていて。そういう思いが作曲の原点かもしれないです、やってみたいなーっていう。
で、作曲ソフトを買ったのはアレです、高校の修学旅行のお小遣いを使って。
K:修学旅行!?(笑)
蜂:修学旅行が東京だったんです。
機械オンチなので当時からネットで調べるなどできなくて、東京の秋葉原のヨドバシカメラの店員さんに聞けばどのソフトで曲が作れるかわかるだろうとずっと思い込んでて(笑)。
で、おばあちゃんからもらったお小遣いを持って修学旅行の途中でヨドバシカメラに行ってSONARを買いました。
※SONAR:ソナー。音楽制作ソフトウェア=DAWのひとつ。Windows専用ソフトとして有名。編集長Kも元SONARユーザーです。
K:おおおーSONARユーザー!おばあちゃんには言ったんですか?(笑)
蜂:言いました、「お土産が買えなくなるというのはわかった!」って言ってました(笑)。
K:おばあちゃん優しいですね(笑)。で、そこから作曲が始まったということでしょうか。
蜂:おばあちゃん大好きです。あ、でも買ってからは全然曲とか作る時間がなくて。ピアノの音鳴る〜♪とか遊んでたくらいです。受験もあって忙しくなってしまって。
病院に入院することになってから埃をかぶってたオーディオインターフェースを引っ張り出して作曲をはじめた感じです。
K:いやー最初の曲聴いてみたいですね、聞けた人はラッキーですね。
蜂:何回も言いますけど聴かせられないです!(笑)全然使い方もわかってなかったので音も割れてました。聴けた人は多分800人くらいしかいないはずです。
K:初投稿で800ってすごい!
蜂:いやーでも当時は初音ミクが流行ってた頃で、誰でもそこそこ聴いてもらえたんですよ。そこに毒入りの曲を投稿して運良く目立ったんだと思います。そういう曲は少なかったので。
K:毒入り(笑)。そういえば蜂屋さんは北海道在住ということなんですが、北海道が制作に与えた影響というのはあるのでしょうか?例えば冬の間にたくさん曲を作れるとか、東京への憧れとか。
蜂:北海道の温泉いいですよ。この前「ニャージックステーション」っていう番組に出る前ギリギリまで、洞爺湖の温泉に入ってました(笑)。収録中に花火も上がって、ハライチの岩井さんに「収録中に花火見てんじゃねー!」って言われました。花火がずっと生放送響いてて、、、北海道いいとこですよ(笑)。
K:リフレッシュできる場所があるというのは重要ですから(笑)。洞爺湖は近いんですか?
蜂:バスで2時間くらいですね。
K:バス2時間か、けっこうありますね。
蜂:え!2時間って近いと思うんですけど?
K:そうか、、、そのあたりのスケールの大きさがすでに北海道なんですね。いいなぁ北海道。昔から北海道出身の大物アーティストさんって結構多いと思うのですが、その辺の相関性ってどう思いますか?
蜂:みんな音楽好きなんじゃないかなとは思います、北海道の人。あとはピュアなんじゃないかな。純粋に楽しいから音楽やってるっていう人が僕の周りは多い気がしますね。
K:いいですね、なんか幸せそうです。冬はこもっていることが多いんでしょうか?
蜂:子供の頃は雪かき終わったらこもってましたね。雪かき終わったら何もする気なくなるくらい疲れちゃうし、歩いて出かけるのもズボズボで大変なので、たしかにこもることは多いです。
でも最近は雪降ってようが降ってなかろうが家にこもってるのであんまり関係ないですね(笑)。
K:すっかりミュージシャン生活ですね(笑)。いいなー北海道。
蜂:そちらは暑いんですか?
K:そうですね、今年は特に。35度超えますね。
蜂:僕は遠慮しときます(笑)。寒いほうが得意です、暑いよりは。
nanaユーザーさんと蜂屋組のみなさんへ「最後のメッセージ」
K:最後の質問なんですが、twitterでたまに見る「蜂屋組」っていうのはどういう団体なんでしょう?蜂:蜂屋組はファンの名称みたいな感じです。ただ思ったよりガラの悪い感じになっちゃってですね(笑)。なんかみなさんが「親方ー!組長ー!」とか呼んでくるんですよ。
K:だいぶイカツいですね(笑)
蜂:名前がよろしくなかった、〜組っていう。僕は組長って呼ばれてますからね。
K:怖そうです。あ、でも蜂屋組も解散になっちゃうんですよね?
蜂:八月以降はもう蜂屋組の参加はできないようにして欲しいなと思ってます。僕がボカロPやめた時に蜂屋組だった人を大切にしたいなっていうことで。
K:ファンの人も怖そうですね。
蜂:いやーガチガチな体育会系っぽくしたいんですけど、みんなすごくいい人たちで、何もしていないのに何故か凄く仲良くやってるんですよ蜂屋組。めっちゃみんなほわほわしてる(笑)。なんかお願いすると「わかったー!」みたいな感じです。でもいざという時の団結は強くて、、、本当は歴戦のソルジャー組織なのかもと思ったり。でも基本ほわほわしてます(笑)。僕は恵まれてるなと強く感じます。
K:ではインタビューの最後になりますが、活動終了ということも踏まえてnanaユーザーさんと蜂屋組のみなさんにメッセージをお願いします。まずはnanaユーザーさんに。
蜂:コラボありがとうございます。機会があったらまたお会いしましょう!
K:では蜂屋組のみんさんにどうぞ。
蜂:帰ってくるまでに各自鍛えておくように。じゃーな!
K:ありがとうございます、らしいですね(笑)。今日はありがとうございました!
蜂:ありがとうございました!またどこかで!
蜂屋ななしさん、ボカロPとしての生い立ちや曲調から気難しそうな印象を受けるかもしれませんが、とっても明るくて話しやすい方でした。
ワタクシ録音や打ち込みの話はいくらでもできるのですが、蜂屋さんも自分でレコーディングすることがお好きとのことで、マイクの話でかなり盛り上がってしまいました。18時からzoomインタビューをさせていただいたのですが19時30分に新曲公開とのことで時間ギリギリまで、お忙しいのにインタビューにお応えいただきました。
活動は終了ですが蜂屋ななしさんが作られた曲は残っていますので、まだまだ聴くことができます。よく考えるといつでも聴けるというのは不思議ですよね。録音は時空を越える魔法のようなものかもしれません。これからも蜂屋ななしさんの曲を聴くたびに楽しくお話したことを思い出すのでしょう。
非常に残念ですが、音楽をやめる感じではないのかなと思いますので、またどこかでお会いできるのを楽しみにしています!ありがとうございました(^o^)
取材・執筆・編集:編集長K
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