広島大学病院が電気メーカーと共同研究し、紫外線により新型コロナウイルスの感染力を無くす効果を発見したと発表しました。

発表されたのは「波長222ナノメートル」の紫外線が新型コロナウイルスの感染力を無くす効果があるという研究報告です。通常、紫外線は、目や皮膚に影響を及ぼしますが「波長222ナノメートル紫外線」は障害性が少ないと言われています。

今回の研究では、この紫外線を30秒照射することでウイルスの感染力が無くなることが証明されたということです。共同研究したウシオ電機が、この紫外線を照射できる装置を商品化し、今月から一部医療機関に設置しています。

【広島大学病院感染症科・大毛宏喜教授】

「医療だけでなく幅広い領域で使える可能性がある」

今後、感染対策への応用が期待されています。