札幌市は9月8日、新たに新型コロナウイルスの感染者が10人確認されたと発表しました。
さらに接待を伴う飲食店、いわゆる"夜の街"関連で、新たに「ニュークラブ」でクラスターが確認されました。
札幌市によりますと、このニュークラブでの感染者は9人で20代から30代の従業員。いずれも軽症だということです。
9月4日に従業員の陽性が判明し、他の従業員の検査をした結果、9人の感染がわかりました。札幌市でのクラスターは20例目。ススキノでのクラスターは5例目で、「ニュークラブ」での発生は初めてです。
札幌市は、8月28日から9月4日を感染する恐れのある期間としていて、この期間に来店した29人と従業員4人の計33人を特定しPCR検査をしたところ、全員陰性が確認されたということです。
出入りした客の特定ができているため、店名の公表はしないとしています。
この店は、従業員が酒を提供する「ニュークラブ」で、店内の消毒やマスク着用、換気などの対策をとっていたということですが、発熱の症状がある場合のみ入店禁止としていたため、ほかの咳や鼻水といった症状があっても入店が可能で、感染症が持ち込まれた可能性があるということです。
当該店舗は消毒作業を終え、すでに営業を再開しています。
8日発表分の10人の中に、この店の関連は4人含まれているということです。
【8日発表の情報】
・30代女性 従業員:濃厚接触者は確認済み
・年齢・性別・職業いずれも非公表:濃厚接触者は確認済み
・20代女性 従業員:濃厚接触者は確認済み
・20代男性(職業非公表):濃厚接触者は確認済み
・20代男性
・20代(性別非公表):濃厚接触者は確認済み
・女性 アルバイト 外国籍(年齢非公表):濃厚接触者は確認済み
・30代男性 自営業
・男性(年齢・職業非公表)
・20代男性(職業非公表)
10人中、4人の感染経路が不明です。
いわゆる"夜の街"関連は1店舗7人増えて、42店舗87人となりました。
札幌市で感染者が2桁になるのは、13人が確認された9月1日以来1週間ぶりです。
北海道内での感染者は、計1822人となりました。