新型コロナウイルスの影響による経営悪化でみかじめ料を拒んだ飲食店をさらに脅し、支払いを求めたとして、福岡県警は8日、指定暴力団工藤会幹部の玉田圭司容疑者(46)=北九州市八幡西区永犬丸東町1丁目、暴力法違反の罪で公判中=と自動車整備業の世取(よとり)慶太容疑者(41)=同区茶屋の原2丁目=を恐喝未遂などの疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
北九州地区暴力団犯罪捜査課によると、2人は共謀し、4月22、23日、北九州市内などで、みかじめ料の支払いを断った市内の飲食店経営の30~40代男性4人に対し、玉田容疑者が「苦しいのは分かるが、払いよるやつは払いよるぞ」などと現金を要求。世取容疑者は4月24日~5月10日、「コロナの期間中だけでも(玉田容疑者に)半額にしてもらった方がいい」などと言い、金を脅し取ろうとした疑いがある。
男性4人はそれぞれ数店を経営。1店で数万円程度のみかじめ料を要求されていたとみられるという。
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