エアロゾル感染「可能性がある」 厚労省、医療者向け手引改訂
2020年9月8日 05時00分 (9月8日 05時01分更新)
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厚生労働省は七日までに、新型コロナウイルス感染症の診療に当たる医療従事者向けの手引を改訂し、短距離ではエアロゾル(浮遊する微粒子)による感染も可能性があると指摘した。改訂は四日付で、従来は感染経路に飛沫(ひまつ)と接触の二種類を挙げていた。
改訂された手引では、エアロゾルについて「密閉空間において短距離での感染を示唆する報告がある」としたが感染流行への影響は「明らかではない」とした。
病室内の空気中から培養可能なウイルスが検出された例を紹介する一方、予防策なしに診療した医療従事者への二次感染を否定する報告があるとして慎重な見方も示した。
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