グリーンインフラレンディング徹底追求、関係者から仕入れたマル秘ネタを一気放出!
グリーンインフラレンディングに関する情報集めに駆け回っています。メディアからの取材も複数受けました。捜査機関も含め間接的ながら関係者とも接触できました。お金が介在しない「情報の物々交換」とは本当にあるのだな、と感じました。
それら得られた情報を、可能な限りこの記事に記します。この記事で「初めて知った」という方も多いはずの、各メディアでもまだ取り上げられたことが無い情報を掲載します。
お楽しみいただければ幸いです。なお、話を正確にするため、本来はJCサービスとmaneoマーケットの間にある「エクスローファイナンス社」にも言及しなければいけません。ただ冗長になるので、触れないことにします。以下maneoマーケットとJCサービスの2社間のやりとりという形で進めますが、エクスローファイナンスも同席していると思って読んでください。
<目次>
1.maneoマーケットとJCサービスは争っていない
1.1 JCサービスが遺憾と述べたことについて
1.2 JCサービスが資金の受領を拒否されたと述べたことについて
2.なぜ償還金を供託することにしたのか
3.バイオマス案件はスーパー大手が購入
4.他のmaneoファミリーは無罪!
5.JC証券に渡ったお金は不正流用と当局が認定!
6.JC証券に渡った2億5千万円はほぼ完済!
7.細野議員への資金の流れを最初に掴んだのは関東財務局
8.アゴアシ旅行?には与党議員も同行
9.最後に
(クリックしていただければ、そこまで飛びます)
1.maneoマーケットとJCサービスは争っていない
今一番投資家が気にしているのはmaneoマーケットとJCサービスが紛争状態にある、仲違いしているのでは?ということかと思われます。
結論からいうとそのようなことはありません。両社は最初から、今現在まで協力関係にあり、その関係にヒビは入っていません。なぜ対立しているように見られるのか?
実はmaneo
しかしその添削された発表は当局が認めた以上「事実」です。しかしJC側の立場としては、どうしても「否定」しなければいけない事実となってしまうことがあります。
maneoマーケットとJCサービスが争っているように見えるのはそのためです。両社は仲違いをしているわけではありません。「maneoマーケットがやむを得ず行った発表を、JCサービスが補完している」とする見方が一番適当だと私は考えます。以下具体例を挙げていきます。
1.1 JCサービスが遺憾と述べたことについて
maneoマーケットは2018/6/29に「投資家の皆様にご説明申し上げていた使途とは異なる使途に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ない」と発表しましたが、JCサービスは「それは一方的に発表されたものであり遺憾である」と発表しました。
参考
弊社の子会社である株式会社グリーンインフラレンディングによるファンド募集につきまして、以下の通りお知らせ致します。(2018/7/1 JCサービス PDFファイル)
さて、7/6に証券取引等監視委員会が発表したとおり、目的外使用があったことは「お上が認めた事実」です。maneoマーケットその発表だけはできますが、その詳細は述べることは禁じられています。
一方JCサービスは「目的外使用」とただ書かれたのではたまったものではありません。全く関係ない賄賂、遊興費にも使ったように受け取られてしまうからです。メディアから細野議員への不適切な資金提供、アゴアシ旅行などと報じられているのですからなおさらです。
「いや確かに監視委がいったとおり、募集で投資家に告知したこと以外に使ったよ、でもそれは「開発資金」という言葉の認識の違いであり、前の支出に使ったんだよ、基本的に全部「事業の目的内に使用したんだよ!maneoマーケット(の裏にいる当局)が一方的に発表したんだよ」と最低限主張しなければ、余計な誤解を生むことになります。
このやりとりは金融関係者、マスコミから見れば「阿吽の呼吸でやっているんだな、ほぼ同時期に発表しているし(ガチでやり合うと弁護士とか入るので間隔が空く)」と分かるのですが、悲しいことに一般人にはわかりません。
その結果JCサービスは上記発表を行い、maneo
1.2 JCサービスが資金の受領を拒否されたと述べたことについて
こちらの方はもっと滑稽です。
7/11の償還で遅延が発生することについてJCサービスは「maneoマーケットに受領を拒否されたためだ、仕方がないから法務局に供託した」と発表しました。同日maneoマーケットは「当社は、投資家の皆さまに償還される資金を受け取る立場にはありませんので、受け取り拒否をした事実はございません。」と発表しました。
両社の言い分は食い違っており、完全に対立しているように見えます。
参考
グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済について(2018/7/6 JCサービス PDFファイル)
「グリーンインフラレンディング」における償還及び分配の実施留保のお知らせ(続報1)(2018/7/6 maneoマーケットPDFファイル)
答えはmaneoマーケットとJCサービスが合意の上「法務局に供託することにした」です。
なぜ投資家への遅延を発生させてまで両社は「法務局に供託」することを選んだのでしょうか?それは次の章で説明するとして、まず「受領拒否」と発表せざるを得なかった裏側を明らかにします。
法務局に供託ためには理由を申し立てなければいけません。その理由は
A.債権者の受領拒否
B.債権者不確知(誰に支払うかが分からない場合)
のどちらかを選ばざるを得ないのですが、「B.債権者不確知」は明らかに選べません。ですから「A.債権者の受領拒否」をJCサービスは選びました。
しかし本当の理由は「maneoマーケットとJCサービスが協議のうえ、受領を保留し、かつそのお金を保全するために法務局に供託することにした」です。しかしそれを堂々と述べてしまうとお上に嘘をついたことになってしまいます。
ですからJCサービスは表向きの理由である「債権者の受領拒否」を発表し、maneoマーケットは受領を拒否してないよ(供託することにしたんだよ)と発表することになります。
かくして両社は対立したかのように見られることになりました。本当に滑稽ですが「本当のこと」です。
2.なぜ償還金を供託することにしたのか
なぜmaneo
投資家間の不公平をおこさないため
というのが一番適当な答えとなります。7/11に分配するだけのお金をJCサービスは用意できました。ただしそれはその当日に元本が償還される案件とは別の事業をエグジットすることにより用意されました。これは本来認められてきた行為です。JCサービスはただ融資を受けている立場です。借金の返し方は別案件をエグジットさせても、本社ビルを売却しても、担保を処分しても、保証人が弁済してもよいのです。
ただしここで当局が「待った」をかけました。
このような事態が起きた以上、本来の投資ファンドらしく、その案件からの収益でファンドを償還するべきでは?
と…。ですから現在JCサービスがグリーンインフラレンディングにおいて投資家から調達している案件全てで、返済の見通しが立つまで返済は保留とすることになりました。
先に償還されたファンドの投資家が助かるのが、この場合適当か?そのファンドがエグジットしたお金ではなく、まだ償還されない案件がエグジットしたお金で償還されるのかもしれないのに?
一投資家の立場としては複雑ですが、当局の主張も一理あります。
まだ複雑な事情はあるのかもしれませんが、私が掴めたのはここまでです。
投資家全員の平等を図るために、償還全体が見通せるまで返済を保留する。
これが現在の状況です。8月以降の分配・償還分の返済金ですが、上記の理屈でしたら「法務局に供託され続けて積み上がっていく」、「グリーンインフラレンディング(maneoマーケット)がいったん受け取り、投資家への支払いを保留する」のいずれかになるのか?と予想しています。
上記の保留状態がしっかり行なわれれば、「先に償還される投資家が損失ゼロ」、「最後に償還される投資家が全ての損失を被る」の悲劇が避けられます。ただ長丁場は覚悟したほうがよいでしょう。みんなのクレジット、ラッキーバンクと違って戻ってくる見込みが高そうなので、気は楽ですが。
私事ですが私はみんなのクレジット事件の際に「先に償還される投資家が損失ゼロ」の立場でした。「運が良かった」と考えていますが、「サバイバーズ・ギルト(損失を被った人への負い目)」もあります。
その「サバイバーズ・ギルトを負う人は今回いない」と前向きに考えたいと思います。
3.バイオマス案件はスーパー大手が購入
JCサービスの現在のビッグプロジェクトはタイにおけるバイオマオス燃料工場開発プロジェクトです。現在グリーンインフラレンディングにおける未償還額は120億円ほどですが、その半額以上をこのプロジェクトが占めています。
(クリックすれば大きくなります)
これまた私事ですが、私がグリーンインフラレンディングで運用中のファンドは217万円(9ファンド)ですが、そのうち143万円(5ファンド、金額ベースで65%)がバイオマスファンドです。
このバイオマスプロジェクトをスーパー大手が購入するとの噂を業界関係者から手に入れられました。期待して、朗報を待ちたいと思います。この案件がうまくエグジットすれば他の案件も含めた、JCサービス全体の償還の見通しはかなり明るくなるのではないでしょうか。
4.他のmaneoファミリーは無罪!
今回監視委はグリーンインフラレンディングだけではなく、11あるmaneoファミリー全てに徹底的に調査を行いました。軽微な指摘事項は見つかったそうですが、グリーンインフラレンディングのように処分勧告が発表されるまでの問題は認められませんでした。
もしそれならば、7/6の処分勧告の際に発表したでしょう。監視委も金融庁も本来は投資家を守る立場、段階的に発表して投資家を苦しめることはしません。
他のmaneo
5.JC証券に渡ったお金は不正流用と当局が認定!
JC証券に渡ったお金2億5千万円と報じられていますが、これは当局が「不正流用」と認定しました。監視委の処分理由における「出資対象事業と異なる事業等へ支出」は具体的な例が含まれていません。しかし少なくとも、JC証券に渡った分は投資家のお金の不正流用とお上が認定しました。JCサービスにも言い分があるでしょうが、これが覆ることはありません。
6.JC証券に渡った2億5千万円はほぼ完済!
JC証券に渡ったお金は2億5千万円。投資家から渡ったお金が「活動実態のない証券会社」に渡りました。かねてからの私の主張は「案件の説明以外に使っても良いから、金を生み投資家の償還に繋げる事業にせめて使ってくれ!」でした。JC証券は明らかにそれに反します。
しかしこの2億5千万円のうち大半(2億円以上)は返済されたと当局が認定しました。無駄金として消えず返って来ました。悪いニュースではないと思います。
7.細野議員への資金の流れを最初に掴んだのは関東財務局
朝日新聞の最初のスクープ
細野豪志氏、衆院選中に5千万円受け取り 証券会社から(2018/6/27 朝日新聞 朝刊では一面記事 ログインすれば全文読めます 沢伸也氏、藤田知也氏、三浦淳氏著)
では監視委が2018年1月に調査を開始したと書いてあります。これまでのmaneoマーケットの調査全ては監視委が行ったと捉えている人が多いと思います。処分勧告を行ったのも監視委ですから。
(今回の事態の時系列_朝日新聞2018年6月27日号38面より)
しかし後日の朝日新聞の報道
細野氏への5千万円、原資調達過程を違法と認定 監視委(2018/7/6 朝日新聞 三浦淳氏著 紙面では7月7日朝刊37面)
では「関東財務局が証券会社に報告を求めた後」と、「関東財務局」が突如登場しています。
種明かしをすると、最初の最初具体的には監視委が2018年1月に調査に入る前の2017年12月に関東財務局証券監督第1課(証券会社担当、なおソーシャルレンディング担当は証券監督第3課)が細野議員に渡った5,000万円における利息がJC証券に支払われていないことを発見し、説明を求めたのが全ての始まりだったのです。
朝日新聞はそのことを掴んだのかも知れませんが、最初のスクープ時に「監視委が2018年1月に調査を開始」と書いてしまったので、関東財務局が証券会社に報告を求めたのは去年の12月とは書きづらかったのかもしれません。ご同情申し上げます。
8.アゴアシ旅行?には与党議員も同行
虎ノ門ニュースというメディアが「細野議員以外にもお金が渡った」と報じました。虎ノ門ニュースはDHCがスポンサーです。もちろん放送免許を持ったメディアではありません。DHCの吉田嘉明会長は数々のヘイト発言で有名な方。
「日本の伝統文化の復興と保持を目指し日本人本来の「心」を取り戻すチャンネル桜」をご存知の方も多いかと思いますが、「同レベル」のメディアです。
「細野議員以外にもお金が渡った」は「まともなメディア」はどこも掴んでいません。まあそのようなものがあったら、とっくのとうに当局が掴んでいるでしょう(銀行振り込みで渡しているのですから)。
しかし文春が報じたアゴアシ旅行に複数の議員が同行、これはどうも事実らしくその中には「与党議員」も含まれているそうです。もともとこれは超党派の国会議員団による「タイ副首相への表敬訪問」でした。与党議員が含まれていてもおかしくありません。細野議員ごときでは現状ベタ記事ですが、与党議員が絡むとなると大きい扱いになるか?とも思いましたが、与党議員にはお金が渡っていないようなので、その心配はなさそうです。
与党議員がそこまでお金に困ることはない、ということなのでしょう。
9.最後に
以上となります。
長くなりましたが、お楽しみいただけたでしょうか。
投資家に重要なことは1~4なのでこれだけは読んでください。
5、6を読んでJCサービスの中久保社長に腹を立てる方もいらっしゃるかも知れません。しかし多くの人からの話を聞くうちに、現代ビジネスが報じた「大樹グループを率いる政界のフィクサー矢島義也氏」の頼みを断りきれなかった部分があるのかな?と私は同情するようになっています。
下記ハンターの記事は矢島氏からの依頼を中久保氏は断れないとはっきり書いてあります。
細野豪志 裏金5,000万円の真相(2018/7/4 ニュースサイトハンター)
細野議員が矢島義也氏に借金を申し込んだのが、今回の一連の騒動の始まりといえます。
細野豪志のことは嫌いになっても、ソーシャルレンディングのことは嫌いにならないでください。
7、8は雑談です。確かな情報ソースを掴んでいる証拠を少しでもご披露いたしたく、メディアで報道されていないことを掲載しました。もし7、8が何らかの形で表沙汰になったら、本記事の信憑性が上がることを期待します。
上記事実から私が出した結論は
下手に騒ぎ立てず、maneoマーケットとJCサービスに事業に専念してもらうことにより、投資家への償還が最大になることを期待する
です。電話でJCサービス、maneoマーケットに質問を繰り返しても、業務をいたずらに妨害するだけで、決して実のある情報は得られないと考えます。せめてメールで要望を伝えるようにします。
ましてや訴訟に訴えるのは最悪手です。戻るお金も戻らなくなる可能性が高いでしょう。
たとえ勝訴しても、取り立てるお金がなければ意味がありません。
いかがでしょうか?皆様のご意見を聞かせていただければ幸いです。
疑問に思うことがありましたら、なんなりとご質問ください。
ただ情報源は決して明かせません。あらかじめご了承ください。
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2018-07-08 │ グリーンインフラレンディング │ コメント : 64 │ トラックバック : 0 │ Edit