鳥栖署などは8日、入管難民法違反(偽造在留カード提供)の疑いで、ベトナム国籍で福岡市東区箱崎3丁目、アルバイト従業員の男(27)を再逮捕した。佐賀県警が偽造在留カード提供の容疑で逮捕するのは初めて。

 再逮捕容疑は昨年11月26日、JR箱崎駅西側ロータリーで20代のベトナム人男性に、行使の目的で、この男性の名前や顔写真などが印刷された偽造在留カード1枚を提供した疑い。

 同署によると、男は今年7月29日に同法違反(不法残留)の疑い=同罪で起訴済み=で現行犯逮捕されていた。ベトナム人男性とはSNSを通じて知り合い、カードは有償で手渡していた。カードの製造方法などを調べている。