「……撃てんのかよ。コーヒーの中に沈んでいた拳銃だぞ」
「近頃の拳銃は、泥水の中に三〇分浸け込んでも、そのまま取り出して発砲できる。
水で濡らした程度で弾が出なくなるとは思わない事だ。この辺りが、銃に疎い日本人の考え方だな」
言いながら、エーカーは迷わず引き金を引いた。
上条は思わず目を瞑りそうになったが、かろうじてそれを押さえつけた。
そして、
ガキッという音が聞こえた。
それ以上は何も起こらず、銃口から弾が飛び出す事はなかった。
安全装置がかかっているのではない。弾が切れている訳でもない。
二度、三度と引き金を引き、呆然とするエーカーの目の前で、上条は右拳を握り締める。
彼は言った。
「熱膨張って知ってるか?」
「ッ!?」
返事を待つより早く、上条の拳が飛んだ。
ゴッ!! という鈍い感触が、エーカーの顔から全体へ拡散した。
それでも彼は倒れない。上条はさらに左の拳を握る。
「さっきのダクトと同じだよ。物体は加熱すると体積を変える!」
左の拳が飛ぶ。
殴られたエーカーの頭が、後ろへ揺らぐ。
「銃のパーツだって似たようなモンだ! 熱湯の中に浸け込んでりゃ、細かいパーツの一つ二つは歪んじまうだろ!!」
最近のタンブラーは冷めにくいのご存知ない?
どんな銃だよ
紙で作ったとか
3Dプリンタで樹脂拳銃はあるが
んじゃ撃てるとなると一発だけなら前に飛ぶかもね
もしかしたら明後日の方向に飛ぶかもしれんし内部で暴発するかもしれんしやな
鉄パイプでも撃てるのと同じや
ハッタリって殴りつける前にするもんじゃないんか?
コーヒー工場で戦ってんのかよ
鋼鉄に染まった身体でこちらに向かう誠也。その彼に僕は瓶を投げつけて、瓶に入っていた液体が彼の全身に降りかかる。
「なんだ……コレ?」
「皆、一斉に矢を放て」
僕の言葉に再び矢を放つゴブリン兵。だけど今度はその矢に火が付いていて、誠也の身体が炎に包まれる。
「火だろうと俺のスキルが破られ……がぁ……ぁ?」
炎の熱によって彼の鉄がドロドロに溶けていく、鉄が溶ければそこは元の身体に戻っていて。
誠也は地面に身体を叩きつけながら苦しそうな呻き声を上げる。
「あああぁぁあッ!? 熱い、熱い! がぁぁぁ!」
ずっと同じあるいは似たような単語を呟き続け、地面に転がる誠也。その打ち上げられた魚のような姿を見ながら僕は微笑むと。
「知っているかい? 鉄は熱に弱いんだ。これ小学生レベルの知識だよ」
遷移金属を溶かす燃料と火矢って怖すぎでしょ
作者が「スキルで作った鉄だから本物の鉄より薄くて弱い」って言い訳してたな
鉄どころかはんだで出来てるんやろ
ポケモンで知った
アルミ箔ですら焚き火程度じゃドロドロに融けないのにこの世界の金属はマグネシウムで出来てるのか?
>>254
ささやん
2016年 05月12日 17時01分
まず理由としてスキルで作った即席の鉄であり、丈夫ではなかった事と。
鉄の膜なので薄くなっており、少しの熱でも溶けてしまう事があげられます。
また油などを使用しているので矢の火だけでも温度が高くなっています。
即席の鉄って事で錆(酸化鉄)想像したけどそれでも融けるの1500度必要だったわ 鉄って言ってるけど実際はハンダなんだろうな 油は意味がわからん 料理してんのか
この世界で料理したらフライパンドロドロになっちゃうンゴwwwwwww
はがねタイプはほのおタイプに弱いという、本当に小学生レベルの知識で草
熱膨張とか流石にガイジやろ
有効視界は7ヤルド(約10メートル)そこそこと言ったところだ。
この有効視界範囲外から狙撃でもされると、ロイさんはともかく僕はひとたまりもない。
視界に魔物がいないからといって、油断するわけにはいかない。
気を張り詰めたまま通路を歩いていると、自動探知のスキルを持っているロイさんが声を張り上げた。
「敵接近! 5秒後に接触。敵戦力分析と指示をくれ!」
「分かりました!」
中略
そして本当に5秒後きっかりに、魔物がその姿をあらわす。
魔物と接触してやるべきことは、まず敵の戦力構成の把握だ。
敵前衛 トロール×3、エルフ騎士×3
敵中衛 エルフスナイパー×2
敵後衛 メイジキャスター×2
TRPGかな?
探知スキル持ってる奴が持ってない奴に敵戦力分析頼んでどうすんねん
お前が分析しろや
10メートル内にこんなに居たらぎゅうぎゅうだな
すき
おでんかな
これすき
作者の代弁定期
ちなみにこれの題名なんや?
迷宮ブラックカンパニー
キャラの暗い内面描写だけ劇的に突然リアルになるよね
「僕にはあります。あの魔物の軍勢を前に、勝利の絵を描く力がある」
「勝算は?」
「僕の読みどおりに戦局が動いてくれれば、九割ほどで」
中央が防戦でもちこたえている隙に、こちらの精鋭部隊の右翼と左翼が敵両翼を突破。
そのまま敵中央の真横と背後につき、包囲網を完成させる。
包囲殲滅陣ほういせんめつじん。
これが、僕が描いた勝利の絵だった。
戦型を整え、迎え撃つ準備を整える。
そして後方で情報収集の担当をしていた後方支援職が、戦況分析の声をあげる。
「彼我の戦力差、出ました! 人間軍、およそ300。魔物軍、およそ5000!」
包囲できない定期
草生える
これすき
これはできてますわ
これで勝てるなら正面からぶつかっても勝てるやろ
これ奇跡やろ
これは包囲網
まるで囲碁だな
包囲殲滅陣ばかり有名になってタイトルすらろくに知られていない作品ほんすこ
なろう時代は狂犬だったお兄様の作者さえ調教されてるから電撃は作者が余計なこと言わないようにされてるんだろ
反応するのは雑魚だけや
作者はこの部分はアニメでやる際はカットしてくれって言ってるで
なお
そんなん気にする奴がラノベなんか書くわけない
シンジ「知らないよ!」
アスカ「つまんないやつ」
これなんて答えたらええねん
どうなんやろ
触って確かめていい?
お前もてそう
1発なら耐えられる銃をスープに溶かして証拠隠滅したことがある
プラスチック製のオモチャ銃に弾薬だけ本物詰めて狙撃したあと、オモチャ銃を風船で飛ばして証拠隠滅するって話もある
はい 作者叩いてる奴はエアプ確定
>なおこの『火薬を扱う銃が熱湯浴びただけで動かなくなる訳ねーだろ』という点については原作でもモチロン触れられているので
>これについて「作者は知らなかったのか」という指摘をするのは、未読であるにもかかわらず意気揚々と批判していることを晒すハメになってしまう。
これどういう説明してんの?
>>136
信者が無理やり擁護してるだけやで
実際は
敵「ハハッ撃てなくなるわけないだろ……なんだと?!」
なろう上条「外は平気でも中のパーツが歪むぞ(ドゴォ!」
って流れだからなんの意味もない注釈
「か、爆発の熱があることくらい知ってたし!」って言っとるだけで何の説明にもなってなくて草
>>117
言うほどフォローになってるか?
ふう、と上条は息をはく。
元々、銃器は火薬を破裂させる事で、その小さな爆風を使って弾丸を射出する。一〇〇発、二〇〇発と撃ち続ける事で加熱される事もあるため、ある程度は熱に強くできている。
しかし逆に言えば『普通に銃を撃っているだけでは熱くならない場所』は弱点になりかねないのだ。
(……とはいえ、本当にきちんと動作不良を起こすかどうかは、ほとんど賭けだったんだけどな。不幸なのか幸運なのか……いや、テロリストと遭遇している時点ですでに幸せじゃねえな)
何らかの不具合で不発になったのを上条が勘違いして熱膨張だと思っただけの話なんだよ
>>184
上条「撃ってみろよ!!」
バァン!!
とある魔術の禁書目録~完~
ラッキーだな上条
それじゃ上条ただの馬鹿じゃん
「近頃の拳銃は、泥水の中に三〇分浸け込んでも、そのまま取り出して発砲できる。
水で濡らした程度で弾が出なくなるとは思わない事だ。この辺りが、銃に疎い日本人の考え方だな」
言いながら、エーカーは迷わず引き金を引いた。
上条は思わず目を瞑りそうになったが、かろうじてそれを押さえつけた。
そして、パァンという音が聞こえた。
銃口から弾が飛び出した。
安全装置がかかっているのではない。弾が切れている訳でもない。
二度、三度と引き金を引き、呆然とするエーカーの目の前で、上条は右拳を握り締める。
彼は死んだ。
「」
「ッ!?」
こういうのでいいんだよ
熱膨張なんぞ些細なことよ
あそこ爆笑したわ
>>404
モグラ叩き
https://i.imgur.com/yf7p2v8.gif
草生える
たのしそう
なろう作者から一言
17巻発売直後からネタにされまくってて草生える
513 :イラストに騙された名無しさん:2009/03/11(水) 00:25:36 ID:EKoJg+OU
この先上条さんは右手を封印して熱膨張だけで戦うよ539 :イラストに騙された名無しさん:2009/03/11(水) 00:27:35 ID:4eJGAo3v
弁当箱を蓋ごと温めたらもうはまんなくなった熱膨張やばい
543 :イラストに騙された名無しさん:2009/03/11(水) 00:27:52 ID:+xSkYK1Q
熱膨張って知ってるか?
略してねぼし638 :イラストに騙された名無しさん:2009/03/11(水) 00:37:16 ID:O940znvM
ねつ
ぼうちょうって
しってるか?640 :イラストに騙された名無しさん:2009/03/11(水) 00:37:39 ID:g59+pOe/
もうイマジンブレイカー=熱膨張でいいよ
なんJ民より面白いな
本スレですら擁護じゃなくておもちゃにしてんの草
引用元: http://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1544155335/