ビールを愛する、TAP&GROWLER 金井氏
―ビールにはまったきっかけは、「パンクIPA」を飲んで感動したこと
ビール党でずっとビールを飲んでいたのですが、クラフトビールを好きになったのは3年前。
たまたま手に取ったブリュードックのパンクIPAを飲んで感動しました。それまで日本の大手ビールしか飲んだことがなかったので、「あれ⁉こんなビールあるの?美味しい!」と衝撃を受けました。
そこからクラフトビールが好きになって、いろんな種類のクラフトビールを試しました。
今でも好きなビアスタイルはIPAですね。下北沢で経営しているクラフトビール量り売りのお店「TAP&GROWLER(タップアンドグロウラー)」の18種類のラインアップも自分好みにセレクトしています。
-「TAP&GROWLER」でのビール提供方法や設備にこだわっています
お店の1つ目のこだわりは、窒素を混ぜてビールを提供していること。ギネスの泡が細かいのは、窒素が入っているからですが、当店でもその方法を取ってビールを提供しています。配合比率は、3種類あって、ビールの種類ごとに変えて提供しています。
①二酸化炭素 75:窒素 25
②二酸化炭素 60:窒素 40
③二酸化炭素 25:窒素 75
2つ目のこだわりは、ビールの提供温度と泡。
多くのお店ではビールの温度は8℃程で提供していますが、「TAP&GROWLER」では5℃で提供しています。
また、ビアバーなどでは泡なしで提供していることが多いですが、当店では強炭酸で泡付きで出しています。
「ビールは低めの温度で泡付きが美味しい!」と僕が思っているからです。
3つ目のこだわりは、「タップ」。
スタウト用のタップを使用しています。他のお店ではなかなか見かけないタップです。
-なんといってもお店の最大のこだわりはビールを量り売りする「グロウラー」です。
「TAP&GROWLER」では、ビールの量り売りをしています。18種類のビールから気になるビールを選択して、「グロウラー」という専用の容器にビールをいれて、持ち帰ることができるのです!グロウラーにビールを詰める際は、酸化しないように空気を置換して入れ、泡を抑えるようなロシア製の専用装置を使っています。(写真上)
ふらっと飲みに来たお客様は、グロウラーの装置を見て「何この装置⁉」と驚きますね。
また、グロウラーの形にもこだわっていて、底で泡立たないように肩幅がはっている瓶を使って内側にビールを這わすことで泡立ちを抑えています。グロウラーはアメリカで造ったものを輸入していて、サイズは32オンスと64オンスの2種類です。
輸入しているので入荷タイミングによってお値段が代わるので、購入する際は確認が必要です。
*ご参考:取材時の価格は、1,850円(32オンス)/2,360円(64オンス)
グロウラーでビールを買っていく方はお土産やギフトが目的の方が多いですね。
春はお花見で飲むという人が多かったですよ!
「TAP&GROWLER」をオープンしたのは1年前
クラフトビールを好きになってから、「ブルワリーを立ち上げたい」という想いを持ったのですが、まずはもともと住んでいる場所だった下北沢にビールを販売するお店を立ち上げることにしました。お店のデザインと設計は自身で行いました。
今後の目標は「ブルワリーを設立する」ということですね。
「ビール造りは経験」と思っているので、今はライオットビールさんと共同でビールを試行錯誤してつくっています。
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