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【ビールdeバトンリレー Episode 5】 TAP&GROWLER 金井 圭司氏

ビールに携わる人は、ビール愛にあふれる人ばかり。ビールとどのように出会い、今どんな気持ちでビールに向き合っているのか、ビールを愛する人にインタビューする連載企画です。Episode 4にご登場いただいたAQベボリューション 江上 意さんからのご紹介です。更新日:2019年5月7日

公開日:2019年12月17日

ビールを愛する、TAP&GROWLER 金井氏

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―ビールにはまったきっかけは、「パンクIPA」を飲んで感動したこと

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ビール党でずっとビールを飲んでいたのですが、クラフトビールを好きになったのは3年前。

たまたま手に取ったブリュードックのパンクIPAを飲んで感動しました。それまで日本の大手ビールしか飲んだことがなかったので、「あれ⁉こんなビールあるの?美味しい!」と衝撃を受けました。

そこからクラフトビールが好きになって、いろんな種類のクラフトビールを試しました。
今でも好きなビアスタイルはIPAですね。下北沢で経営しているクラフトビール量り売りのお店「TAP&GROWLER(タップアンドグロウラー)」の18種類のラインアップも自分好みにセレクトしています。


-「TAP&GROWLER」でのビール提供方法や設備にこだわっています

お店の1つ目のこだわりは、窒素を混ぜてビールを提供していること。ギネスの泡が細かいのは、窒素が入っているからですが、当店でもその方法を取ってビールを提供しています。配合比率は、3種類あって、ビールの種類ごとに変えて提供しています。

①二酸化炭素 75:窒素 25
②二酸化炭素 60:窒素 40
③二酸化炭素 25:窒素 75

2つ目のこだわりは、ビールの提供温度と泡。
多くのお店ではビールの温度は8℃程で提供していますが、「TAP&GROWLER」では5℃で提供しています。
また、ビアバーなどでは泡なしで提供していることが多いですが、当店では強炭酸で泡付きで出しています。
「ビールは低めの温度で泡付きが美味しい!」と僕が思っているからです。

3つ目のこだわりは、「タップ」。
スタウト用のタップを使用しています。他のお店ではなかなか見かけないタップです。
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-なんといってもお店の最大のこだわりはビールを量り売りする「グロウラー」です。

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「TAP&GROWLER」では、ビールの量り売りをしています。18種類のビールから気になるビールを選択して、「グロウラー」という専用の容器にビールをいれて、持ち帰ることができるのです!グロウラーにビールを詰める際は、酸化しないように空気を置換して入れ、泡を抑えるようなロシア製の専用装置を使っています。(写真上)

ふらっと飲みに来たお客様は、グロウラーの装置を見て「何この装置⁉」と驚きますね。

また、グロウラーの形にもこだわっていて、底で泡立たないように肩幅がはっている瓶を使って内側にビールを這わすことで泡立ちを抑えています。グロウラーはアメリカで造ったものを輸入していて、サイズは32オンスと64オンスの2種類です。
輸入しているので入荷タイミングによってお値段が代わるので、購入する際は確認が必要です。
*ご参考:取材時の価格は、1,850円(32オンス)/2,360円(64オンス)

グロウラーでビールを買っていく方はお土産やギフトが目的の方が多いですね。
春はお花見で飲むという人が多かったですよ!
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「TAP&GROWLER」をオープンしたのは1年前

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クラフトビールを好きになってから、「ブルワリーを立ち上げたい」という想いを持ったのですが、まずはもともと住んでいる場所だった下北沢にビールを販売するお店を立ち上げることにしました。お店のデザインと設計は自身で行いました。

今後の目標は「ブルワリーを設立する」ということですね。
「ビール造りは経験」と思っているので、今はライオットビールさんと共同でビールを試行錯誤してつくっています。
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この記事のライター

ビアパレット編集部

ビアパレットの編集部アカウントです。様々な彩のある、華やかな生活シーンを過ごす皆様に、色々なタイプ(カラー)があるビール情報をお届けします!編集部には日本ビール検定2級、ソムリエ、唎酒師など、お酒の資格を全員がもっています。

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