vol.5:【インタビュー】 ずっとリバースプロジェクトのファンだったんです/ 広報・武井朋美
こんにちは。採用広報メンバーの真砂です。記事も沢山更新されていっているので、リバースプロジェクトに興味を持ってもらえると嬉しいです。
さて、本日の記事はリバースプロジェクトには欠かせない、私達インターン生とも密に関わって下さっている武井朋美さんのインタビューです。 武井さんは中途採用でリバースプロジェクトに入られているので、wantedlyを利用されて いる皆さんにも共感しやすい部分が多いと思います。
武井さんは、とても可愛らしく居てくれるだけでその場がなごやかになるような雰囲気を 持っています。しかし、インタビューをしていくにつれ武井さんの確固たる意志や様々な 素晴らしい経験をお聞きすることができ、もっと武井さんのことを知りたい!!と完全に 武井さんの魅力にやられてしまいました(笑) そんな魅力たっぷりの武井さんのインタビューを皆さんも是非ご覧下さい。
■自分の考えが大きく広がったワーキングホリデー
―いきなりですが、武井さんは学生時代アイルランドに留学されていたんですよね?
はい。学生時代に休学をして1年くらいアイルランドにいました。その前にはニュージー ランドに1年くらいいて、大学在学中はワーキングホリデイビザで合計2年くらい海外にいたことになります。
―武井さんはアイルランドにいる間に自営業もされていたということでしたが、どんなことをしていたのでしょうか?
当時やっていた自営業はアイルランドに行ったきっかけでもあるのですが、私は服がとても好きで、また元々サステイナブル*とかエシカル*とか好きなタイプでした。古い良いものを長く使うとか、それをまたカスタマイズして違う人がそれを使うとかすごく面白いなと思っていて、そういうヴィンテージの服ってヨーロッパからきてるのでそういうものを日本に卸す仕事がしたいなと思っていました。アイルランドにいた頃はちょっと遊び感覚でそういうことをやっていましたね。
―日本にいた後と海外に行った後で何か考えや価値観の変化はありましたか?
考えや価値観が180度変わったというよりは、広がったという考え方の方が強くて、まず英語が喋れるようになったということと、コミュニケーションを取れるようになった人の 総数が日本だけだと1億人くらいだったのが、何10億人にも増えて自分が信じられない 価値観の人とか、一緒に仕事をしていても「こんなことありえるんだ(笑)」ということもあったので許容範囲が広まったというか、何でもokになったかなと思います(笑)
―海外にいた時には自営業以外にアルバイトなどもしていたんですよね?
はい。日本で通っていた大学自体が教育大学ということもあって、外国人向けに日本語を 教える教育の勉強をしていたので、ニュージーランドにいた時は向こうの高校で外国人に日本語を教えるアシスタントのアルバイトをやっていました。また夜は、私はドラムをずっとやっていて今もバンドを組んだりしているんですが、現地のレストランや生演奏をするBarみたいな所でドラムを叩いていました(笑) アイルランドではさっきお話した自営業とローカルのカフェでアルバイトをしていました 。
―この海外経験は今にも繋がっていますか?
はい。この経験もあってやはり海外と日本を繋ぐ仕事がしたいという気持ちがとても強くて、1社目の会社でもそのようなポジションにいましたし、リバースプロジェクトでも海 外に発信していくような仕事はどんどん行っていきたいなと思っています。
サステイナブル* 地球環境を保全しつつ持続可能な産業や開発などのこと
エシカル* 元々は「倫理的」という意味合いから、環境保全や社会貢献に始まる社会的、意識的な活動を指して使われることが多い。
■「自分には何ができるのだろう」試行錯誤しながら働いた1年目
―武井さんはリバースプロジェクトに入社される前、IT会社に勤められていたと聞きましたが、以前はどんな仕事をされていたのでしょうか?
前の会社はIT系のベンチャー企業で、2、30人くらいしか社員がいないような会社でした 。「ポスレジ」というレジのハードウェアをタブレットを使って作っている会社で、あと ソフトウェアも色々もっていました。私はそのポスレジの部署にいて、会社が「MADE IN JAPAN」にこだわったモノづくりをしていて、いわゆる質のいい日本発の電機メーカーのようになりたいという野望を持っていました。そのために海外向けの展開 も必要になるので、そのポジションに私はいました。「営業広報」という肩書だったのですが、営業的な活動をしつつ、例えば「この機材のブランディングのために何ができるか 」ということを考えていました。また、デザインと見た目のスタイリッシュさにこだわった商品だったので「デザイン賞」などもらってお墨付きにするのがいいかなと思っていました。日本だと「グッドデザイン賞」や、また海外だと「世界三大デザイン賞」というものがありまして、イタリアやドイツで行われているものなのですが、製品自体の質もとても良かったのでそこで受賞させることができました。
―それはすごいですね。そのコンテストでのプレゼンテーションなども全て武井さんが考えられたのですか?
そうですね。とても小さな会社だったのでみんなが自分のやりたいことをやっていました 。そのコンテストに関しては私一人でやらせてもらっていました。新卒だったので何もできることが無く、自分が貢献できることって何だろう?と考えた結果、コンテストに力をいれました。
―社会人として働き始めた1年目の時に賞を受賞されて、それからも「営業・広報」として働いていたのですか?
デザイン賞の時期は賞によって応募期間と審査期間、そして受賞式の時期もバラバラだったので1年通してずっとやっていたりして。大賞を取れた商品もありました。ドイツの「GERMAN DESIGN AWARD*」という名前なんですけど。大賞を取れたので受賞式と一 緒にドイツに出張に行きました。あまり日本の会社は受賞されていなかったんです。日本でも大企業の電機メーカーさんが多くて、スタートアップなりの面白いことをしなければいけないな思っていて、向こうで着物手配して、社長には袴を着てもらいました。
―やはりドイツなので、観衆の方は皆さん外国人だったということですか?
そうですね。世界中から来ていて。ドイツはデザインの国なのでドイツの会社さんがやはり多かったですね。本当に各国からきていました。着物に対する反応はとても良かったです (笑)
―そういう大きなコンテストに参加する以外に、普段の業務はどのようなことをされていたのですか?
日常的なタスクとしては展示会にも良く出ていて、結構大きい会場で出展していたので、イベントの出店の手配とか、広報的な仕事、また営業的な仕事も時間があればやるという 感じでした。
―なるほど。グッドデザイン賞やドイツで大賞も取られていたということは、業界内でも 結構有名になられたりしたんですか?
そうですね。特定の業界において有名になるということはありました。デザイン系の雑誌に載ったりとか、業界誌にも載ったりしました。デザイン賞を取ったからといってその日から爆発的に売れ始めるとかは無いとは思うんですけど、業界において「何で特化してますか?」と聞かれた時に「デザインがうちは1番いいんです」って言いやすくなったというのはありました。ある意味とがったポイントを見つけられたかなとは思います。
GERMAN DESIGN AWARD* 1953年設立のThe German Design Councilが主催している国際的なデザイン賞
■中途入社1年目で任されたポジション
―話を聞いてると、1社目の会社もとても魅力的だと思うんですが何故転職を考えられたのですか?
そうですね。嫌になったとかでは全然なくて前の会社の雰囲気はとてもアットホームで良 かったし楽しかったんですが、ベンチャー企業ということもあって色んな部署が沢山出来 てどんどん色んなことをやるようになって、客観的に見たら色んな事が出来て面白そうに見えるかもしれませんが、「この先自分はどこに向かうべきなんだろう」という疑問が出てきて辞めました(笑)それで先のことを考えた時に元々リバースプロジェクトのことも知っていて、丁度社員の募集も出ていて、リバースプロジェクトのファンでもあったので、今がいい機会かなと思って連絡をしました。
―そうなんですね。武井さんはリバースに入られた当初はどのような仕事をされていたんですか?
最初は「全日本制服委員会」というプロジェクトのサポートに入らせてもらいました。私が入るタイミングでたまたま社員が2人辞めるタイミングだったんですね。それで社員募集になって採用してくれたんです。その二人の引継ぎというか、制服委員会を立ち上げてくれたのがその2人だったので、そこからやり方やお客さんを引き継いでいくというのから始まりました。
―武井さんは今は、この会社ではどういったポジションにいるんですか?
今この会社に勤めて丁度1年くらいなんですが、今はリバースプロジェクト全体の広報の仕事と、「全日本制服委員会」という企業の制服を作るプロジェクトのプロデューサーを やっています。また人事の仕事もお手伝いをさせて頂いています。今は全体の時間の7割で制服委員会をやって、3割で広報職っていう感じですね。
―全日本制服委員会について詳しく教えて下さい。
端的に言うと、ユニフォームを着用されている色んな職種の方がいると思うんですが、例えばファーストフード店、コンビニエンスストアなどです。彼らってどこかで制服を変えるタイミングがあるんです。5~10年スパンとかで変えたりするのが通常なんですが、せ っかく制服を変えるんだったらエシカル素材で尚且つオシャレな物にしませんか?という ことを提案しているプロジェクトですね。
―なるほど。どういうデザインにするかどうかも武井さんが決められるんですか?
そうですね。毎回チーム編成しながらプロジェクトを進めるんですが、その中でプロデュ ーサーとしてやる役割としては、お客さんにまずヒアリングをして「どういう方向性で制服を変えるのか」というのを聞きます。オシャレといっても色々な意見もあると思うし。 例えば「会社が〇〇周年だから制服を変える」という会社もすごく多いんですが、50周年 だとして、60周年目に向けてどういった姿勢でこの会社が進んでいくのかというようなヒ アリングをさせてもらってデザインを考えます。 また、若い人をガンガン取って社内全体を革新するんだというようなお話が出てきた。そうしたらそれを反映させるデザインでなくてはいけないし、若い人を取りたいんだったら若い人に受けるようなデザインではなくてはいけないし、ということも洗い出していきま す。デザイナーさんも毎回変わっているのでユニフォーム業界に携わっているデザイナー さんに頼むのか、PR効果も狙って有名なファッションブランドさんを選ぶのか、そうした ら声もかけなければいけないし、そういうデザイナーさんに「こういう雰囲気で制服を作ってほしい」など提案しに行ったりして。
東京原宿にあるTRUNK(HOTEL)スタッフユニフォーム
―勝手なイメージですが。リバースプロジェクトは色んな業界と繋がっていて人脈が広いイメージ があるんですが、新規開拓もされたりするのですか?
そうですね。付き合いのある会社さんと提携したり、初めてご一緒する会社さんもありますね。お客さん側から「このブランドがいい」と言われることもありますので、そういう時はコネクションは何も無いけどいわゆる飛込営業のような形でそのブランドさんにプレ ゼンテーションしに行ったりすることはあります。元々前の会社でもプレゼンテーションなどは行っていましたが、今は全然違う種類のことをやらせて頂いて、こちらもとても面白い です。
ここまで記事を読んで頂いた方には、もう武井さんの魅力が沢山伝わっているのではないでしょうか(笑) 前の会社のコンテストで賞を受賞した話も、凄すぎて一同驚いていました。 なのに、最初から最後まで謙虚に語るところに武井さんの人間性を感じます。 次は武井さんにリバースプロジェクトについて熱く語って頂きました。
■リバースプロジェクトへの想いと今後の目標
―武井さん自身この会社でこれから挑戦してみたいプロジェクトなどはありますか?
いっぱいあります。1つは会社として「広報担当」というポジションをおいたのが初めてで、せっかくだから自分の力でやれることはやりたいなと思っています。そこで、「私の強みってなんだろう?」と考えた時に、前の会社の経験で、イベントの集客のためにウェ ブの広告を回したりとか、ウェブサイトも作ったりしていたのでそれもちょっとは出来て 、また英語もちょっとは出来るというのがあるのでそういうスキルを活かせるものを広報担当としてやりたいなと思っています。 例えばですが、リバースプロジェクトのウェブサイトのデザインが5年くらい更新されていなくて、それをリニューアルさせてもらったりとかしていて、そういうウェブ周りの ことをもっと力入れたいなというのはあります。今ウェブサイトに英語版が無いので英語版のサイトを作って海外にも発信していけたらな、という思いもあります。 それとアートもすごく好きなのでアート系のプロジェクトをやりたいですというのもずっと言ってい て、元々この会社はアーティストの集まりで、初期メンバーも皆さんアーティストだったりするので、もっとアーティストが活躍する場を作りたいなと思っています。アートって 国語や算数みたいに正解がないし、自分らしい=大正解で、自分を表現できる場で自己肯定感も高まると思うんです。ヨーロッパだと広く浸透してますけど、日本だとまだまだですし、もっとアートを日本に浸透させたいなという気持ちもあります。
―ありがとうございます。武井さんの想いが伝わってきました。次にこの会社の魅力的な所と改善点を教えて下さい。
そうですね。魅力的なところは昔も今も変わらず「環境配慮」とか「エコ」とか「エシカ ル」とか普通に聞いたらすごく押しつけがましく聞こえちゃうと思うんですね。「あー意識高いね」みたいな(笑)単純に硬いし、面白くなさそうだから興味を持てない人もいると思うんですけど、それを面白くとかかっこよくとか、興味ない人にも「面白い」と思ってもらえるような手法を取りたいとずっと思っていて、その手法を持っているのがリバースプロジェクトだと思うんです。興味ない人にもそういうことを波及させる効果を持っている所が一番魅力的な所だとは思いますね。
―そうですね。私もリバースのHPを見て最初に思うのが「かっこいいな」なんですよね 。PRBARとかももちろんそうですし。私の主観的な考えなんですが、リバースで働いている人も皆お洒落ですし、「リバースプロジェクト=かっこいい」という書式が私の中では 出来上がっていて(笑)それにプラス災害の支援、環境問題などやっているとMIXされて リバースプロジェクトめちゃめちゃかっこいい!!ってなりますね(笑) 私もそこが一番いいなとは思います。 またそれとは反対に改善点はどこかありますか?
それとはまた表裏一体なんですが、このブランディングが出来ているのってメンバー1人1人の力もあるし、立ち上がりの十数名のメンバーのおかげもあるし、もちろんトップ二人(伊勢谷・亀石)の圧倒的なカリスマ性もあるし、このトップ二人がまさに環境問題などを発信しています。そういうところが素晴らしいと思うんですが、ありがたいことに今沢山お仕事を頂いてい て、衣食住に分けきれないようなプロジェクトとかもあったりして、根本のブランディングをぶれさせちゃいけないなと思っているんです。そのリバースのブランドから外れてしまわないようにすること、組織として大きくなりたい一方で、芯の部分を固めるっていう のは力を入れなきゃいけないと思います。
―リバースプロジェクトって、まず代表の伊勢谷さんが芸能人だったり皆さんアートをやられたりするので、ちょっと他の会社とは違う特別な感じがするんですが、武井さんから見てこういう人に入ってきて欲しいとかはありますか?
20代メンバーと会社のことを考えたりしているんですが、ブランディングをぶらさないとさっきお話したと思うんですが、いわゆる「普通の人の視点」「社会にどう伝わるかな」という目線を持った人に入ってきて欲しいなと思います。会社員的な動きとちゃんとやりたいことの意思がある人が合うとは思います。 個人的には女の子に入ってきて欲しいと思います(笑)今リバースメンバーを見ても男女 の割合が7:3くらいなので。
―最後に会社の目標と武井さんの目標を聞かせてください。
リバースの目標は、前に関根さんも仰っていたSOCIAL IMPACTを大きくしていくところが目標です。個人的にはそれに付随していく所でもあると思うのですが、制服委員会として 制服を作って注目してくれる人が増えたらSOCIAL IMPACTを大きくすることは出来ますし、広報としては海外に発信していったりしたいです。
―ありがとうございました。
全日本制服委員会 http://japanuniform.org/