「まとまった金がある」という情報をもとに犯行に及ぶ、いわゆる『狙い系』窃盗、去年7月、名古屋市中区の病院で現金340万円を盗んだとして起訴された実行犯の男らに情報を流したとみられる男が、愛知県警に再逮捕されました。

 再逮捕されたのは、北区西味鋺の無職・中村仁史容疑者(38)です。

 中村容疑者は去年7月、昭和区の無職・水上眞澄被告(67)に情報を提供して、ブラジル国籍の男3人に名古屋市中区の病院に侵入させ、受付のキャビネットから現金およそ340万円を盗んだ疑いがもたれています。

 警察によりますと、中村容疑者は携帯電話などを用いてターゲットの住所や職業などの情報を水上被告に伝えていて、盗んだ金額のおよそ20%を取り分として得ていたとみられるということです。

 警察は、中村容疑者の認否を明らかにしていませんが、複数の人物に情報を提供していたとみて余罪を追及しています。
(最終更新:2020/09/08 12:49)