台風10号は今後、特別警報級の勢力に発達し、6日(日)~7日(月)にかけて九州に接近あるいは上陸するおそれがあります。九州では広範囲で記録的な大雨・暴風・高潮・高波になるおそれがあり、接近前に早めの対策が必要です。
海面水温高く 5日(土)には915hPaまで発達

強い台風10号は、日本の南の海上で急速に発達しています。急発達の原因は記録的に高い海面水温です。台風は海面水温27℃以上で発達あるいは勢力を維持するとされていて、現在は30℃以上の海域を進んでいます。また九州周辺海域も27℃以上のエリアが広がっていて、台風は勢力を落とすことなく北上を続ける見込みです。
沖縄への接近が予想される5日(土)~6日(日)には中心気圧が915hPaまで下がる予想となっていて、6日(日)~7日(月)にかけては特別警報級の勢力を維持して九州に接近あるいは上陸する見通しです。もし上陸しなかった場合でも、台風の暴風域が広く、勢力が極めて強いこと、また海上では勢力が衰えにくいことを考えると、最大級の警戒が必要です。
過去経験したことのない大雨・暴風・高潮・高波のおそれ

台風10号の進路によっては、九州でこれまで経験したことのない大雨・暴風・高潮・高波となるおそれがあります。広い範囲で大雨になると、大きな河川でも増水や氾濫が発生したり、普段災害の発生しにくい場所でも土砂災害が発生するおそれがあります。令和2年7月豪雨の被災地でも再び大雨となるかも知れません。
また、福岡管区気象台は参考台風として昭和60年の台風13号を挙げていますが、この時は鹿児島県枕崎市で56.4m/s、鹿児島市で55.6m/sの暴風を観測し、九州各県で暴風が吹き荒れました。この台風では死者・行方不明者30名、負傷者は約200名と大きな被害が出ています。今回の台風も記録的な暴風が吹くおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
週末を迎える前に早め早めの備えを
台風が近づくと暴風や大雨により身動きが取れなくなります。台風が接近する前の早めの備えが大切です。
自宅周辺の災害リスクをハザードマップで確認し、避難場所や避難経路を検討しておいてください。また、風で飛ばされそうな物は固定、あるいは家の中に片付け、暴風による停電・断水にも備えて食料や電池などを準備しておくと安心です。
今後も最新の台風情報に十分注意し、自分の命、大切な人の命を守るため、早め早めの対策をお願いします。