そんなイケダハヤトにだまされて・・・
2年前、雇用不安で、メンタルがちょっとおかしくなりかけた時に、
【プロブロガー】という言葉を知った。第一人者は、【イケダハヤト】なる人物。
ほとんど、この世界に無知であった小生は、
当時まだ、【イケダハヤトのブログ塾】の名称で展開していた塾(?)に申し込んだ。
電子決済の仕組みもまだよく知らない、うぶな小生は、無謀にも半年分の受講料を
銀行振込で支払った。4万円くらいだったと思う。正確には、もう思い出したくない。
入金後、メールで送らて来たのは、Facebookのパスワードである。
後は、各個人でFacebookで勉強してくれよ!というものである。
一番最初は、Twitterの埋め込みである。小生は、ここで挫折した。
Twitterは開設していたが、繁茂には利用していなかった。全然わからん。
くそ! だまされたと思ったが、自業自得と思った。そういう輩である。
イケダハヤト氏のスカスカの文章を読んで気がつくべきであった。
まぁ、そんなことは、どうでもいい。
ブログのタイトルの【まだ東京で消耗しているの?】は、秀悦であった。
30年近くコピーライターをした小生から見ると、見事なタイトルだ。
キャッチコピーの類は、陰と陽の言葉が同居すると強烈なイメージを放つ!
典型的な例は、糸井重里の西武百貨店の【おいしい生活】である。
昭和の時代は、ブイブイ言わしていた。
コピーライターが選ぶ、キャッチコピーのベスト1である。
専門的に解説すると、
【おいしい】は、なんとなく、メジャーイメージ
【生活】は、マイナーのさいたる言葉。
この二つが合体すると、とてつもないパワーを発揮する。
【おいしい生活】の前年の、【不思議、大好き。】のこのパターン。
【不思議】は、なんとなくマイナー。【大好き】は、メジャー。
いかん、いかん、昔話だ。
で、【まだ東京で消耗しているの?】だ。
【消耗】は、マイナー。【東京】は、メジャー。
合体した時の、言葉の輝き!
さらに、問いかけの形式の【してるの?】
完璧なキャッチコピー!鳥肌たつタイトル!
小生がブログ塾に申し込んだのも、このタイトルのせいである。
それは、それで、生姜焼き定食!
なんか、前振りが長くなった。
最近、久しぶりににイケダハヤト氏のブログを見た。
タイトルが、変更されていた。
【まだ労働で消耗してるの?】
はぁ?なんなの、このくそみたいなタイトル!
マルクスでは、ないか。あやしげな仮想通貨ブログに変身していた。資本主義か。
小生は、ブログの内容は、どうでも、いい。
仮想通貨で、勝手に破産して欲しい。
しかし、【まだ東京で消耗しているの?】を捨てるのは、なんとも、もったいない。
イケダハヤト氏よ、貴兄のくそみたいなブログが評価を得ていたのは、
この素晴らしきタイトルのおかげなのである。
しめくりの言葉は、たぶん、2017年の流行語大賞で
【この、ハゲー!】
他意はありません。