プラズマクラスターで「新型コロナが減少」 シャープが発表

91%以上減少

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Engadget Japan

シャープは、同社のプラズマクラスターにより、空気中を浮遊する新型コロナウイルスが減少する効果を実証したと発表しました。

実証実験は長崎大学の安田二郎教授らと共同で実施しました。飛沫・エアロゾル感染を模した試験装置でプラズマクラスターイオンを約30秒照射したところ、浮遊する感染性の新型コロナウイルス数が91.3%減少したことを確認したといいます。

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同社はプラズマクラスターについて、「猫コロナウイルス」や「SARS」に対する効果も過去に発表しています。

なお、今回実証したのはエアロゾルや飛沫感染に対する効果のみとしていて、接触感染の原因となる、物体に付着したウイルス等への効果は検証していません。物体に付着したウイルスへの効果は今後検証予定としています。

プラズマクラスターは、シャープが自社の空気清浄機などに搭載している独自機能。プラスイオンとマイナスイオンを同時に空中へ放出することで、浮遊する細菌やカビ・ウイルス・アレルゲンなどを分解できるとうたっています。

なお、2012年には、プラズマクラスターを搭載した掃除機のカタログ表記が景品表示法に違反するとして、消費者庁がシャープに対し再発防止命令を下したことがあります。

シャープは消費者庁の命令について「あくまでカタログ表記に対する指摘」とし「プラズマクラスターの性能自体に対するものではない」と説明。効果が第三者機関によって実証されていることを強調しています。

Source:シャープ

 

 

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