沖縄県の宮古島市平良下里で宮古馬を飼育する「荷川取牧場」(荷川取明弘代表)では、餌やりや厩舎(きゅうしゃ)を掃除するボランティアを募集している。4月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け島外のボランティアが来島できず、人手不足に陥っている。担当者は「週に2日からでもいいので手伝ってほしい」と呼び掛けている。
宮古馬は県の天然記念物。同牧場では雌17頭、雄12頭の計29頭を飼育している=写真。担当者によると、ことし3月までは、神奈川県や名古屋市から毎月のように訪れる人がおり、島内のボランティアと朝と夕方の2回、世話を続けてきたという。
しかし、緊急事態宣言が出た4月以降、宮古島への来島が難しくなり、慢性的な人手不足に陥った。今は、荷川取代表の友人や知人の支援を受けながら、飼育を続けている状態だといい「行政も支援してほしい」と求めている。
同牧場では、午前7時ごろから始まる朝のボランティアを募集している。作業内容は餌やりや厩舎内の掃除など。問い合わせは同牧場、電話090(5771)7385。