Vol.23　『Baked in』　～Creating Products and Businesses That Market Themselves～

Vol.23　『Baked in』　～Creating Products and Businesses That Market Themselves～

2011.5.25

80年代の古臭いマーケティングを続けている限り、もはや商品は売れない!?
それに代わる新時代のマーケティングとは?

Vol.23でピックアップしたのは、Alex Bogusky & John Winsor著
『Baked in』～Creating Products and Businesses That Market Themselves～。

近年、アメリカのビジネス書でよく見かけるテーマは、
マーケティングとブランディングが大きく変化していること。
マスメディアを利用して、高額な広告を打ち出しても、
ヒットにつながらないケースが増え、以前のようなマーケットリサーチや、
広告によって商品を売り出しても、
消費者の心を掴めなくなってきているといいます。

この本で、著者は、
これまでの商品企画やマーケティングは、もはや80年代の古い手法であり、
今の時代、通用しなくなっていると述べています。
そして、それに代わる、新時代のマーケティングとして提案しているのが、
“マーケティングする商品”を創り出すこと。

それでは、“マーケティングする商品”とは、一体何なのか?

著者は、
商品自体に、マーケティングや広告が組み込まれたデザインを設計することが
重要だとし、答えとして、それを創り出すための“28のルール”を、この本で明かしています。

今号では、この“28のルール”より、神田がマーケッターの視点から、
リスナーのみなさんが学べるルールをいくつか取り上げて解説!
“Baked in”のセオリーを少しでも先取りしたい方は必聴です!

今、アメリカでは、この“マーケティングする商品”が続々と生まれています。
80年代のマーケティングを続け、とり残される残されるのか、
それとも“マーケティングする商品”づくりにシフトしていくのか…。
チョイスするのはあなたです。