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グアダラハラ州立病院で行われていた治験は、子宮内膜由来幹細胞とエクソソームを、新型コロナウィルス重症患者10名に投与した結果、3〜4日後には全員が人工呼吸器を外すまで回復しました。
これらの結果を受けて、メキシコ国内で最も新型コロナウィルスでの対策が進んでいるとされるイダルゴ州知事からの強い要請もあり、メキシコでの迅速な薬事承認取得に最も適切であるとの観点から、グアダラハラ州立病院で予定していた子宮内膜由来幹細胞での治験対象者の残る20名についは、イダルゴ州で治験を行うと共に、ホモロゲーションも並行して行うこととしました。
セネジェニックスジャパンでは、イダルゴ州と連携して、子宮内膜由来幹細胞とエクソソームでの治験を終了させて、メキシコで薬事申請することを最優先することとしました。(臍帯由来幹細胞での治験は予定通り7月末日までに終了予定)
なお、治験責任者であるリーバス教授(グアダラハラ州立大学教授)が、グアダラハラ州立病院で行われる予定であった治験対象者20名(新型コロナウィルス重症患者)に、治験外で任意で子宮内膜由来幹細胞とエクソソームを投与したところ、19名が回復したとのことです。
メキシコでは、レムデジビルの入手が困難な状態にあり、現在のところ、子宮内膜由来幹細胞とエクソソーム、臍帯由来幹細胞を投与した患者以外は、重症患者は全員が死亡する状態であります。