松山尚幹
自民党総裁選への立候補を表明している石破茂元幹事長の陣営は6日午前、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)に石破氏の分身「いしばちゃん」が登場すると発表した。だが、同日夕になって、任天堂の利用規約に反する可能性があるとして、計画のいったん停止を発表。いしばちゃんの行く末は不透明な状況になっている。
あつ森は、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けのゲーム。プレーヤーが自身の分身「アバター」を操作して、自然豊かな無人島で自由気ままな移住生活を楽しむストーリーだ。
石破陣営の当初の説明では、ゲームのなかで石破氏のアバター「いしばちゃん」が「じみん島」という「島」を拠点に生活する計画だった。ゲーム中で使える石破氏のポスター(「マイデザイン」と呼ばれる)を作成し、石破氏の公式ツイッター上で配布しダウンロードして利用。ダウンロードしたプレーヤーが自分の「島」に石破氏のポスターを貼れば、その「島」にいしばちゃんが訪問する想定だった。
石破派に所属する平将明衆院議員は「今はリアルの世界とバーチャルの世界の2路線の社会構造。色々な方に興味を持ってほしい」と話していた。
だが、計画の発表後、あつ森の活用が「政治的な主張を含むもの」の利用を禁じる任天堂の規約に反する可能性があるとの指摘が寄せられたことから、陣営は「8日の告示日までに確認し、活用するか最終判断する」とコメント。計画をいったん停止することにしたという。(松山尚幹)
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