カスタマーレビュー

2020年9月5日に日本でレビュー済み
「男の子」が、将来社会に出たときに、苦しまないように、私たち大人の意識も変えなければならないと考えさせられた。この本を読み中で、男女ともに自分の生きづらさの原因を知ることができるのではないかと思う。

本書にはAV男優のインタビューも引用されており、男性の性行為がフィクションであるはずのアダルトビデオが学んでいることから、女性が痛い思いをすることや、そもそも女優さんでさえ本当は苦痛に感じているので気の毒だという言葉も印象的だった。

また、息子をもつ親は、自分の子が、性被害の加害者になりうることをしっかり考えなければならないと思った。考えてみれば、被害者である女の子は痴漢に気をつけなさい、夜遅く出歩くのは危ないからやめなさいと小さい頃から言われて育つ。だが、スカートめくりもカンチョウも、男の子ってバカだよねで済まし放置されている。殴る、蹴ると同じように性暴力はしてはいけないということを子どものうちから教えなければならないことに気付かされた。

桃山商事代表の清田隆之さん、小学校教師の星野俊樹さん、小島恵子さんとの対談もとても深くそして面白い。

著者は小学生のお子さんがいらっしゃるということだが、お子さんが中学、高校生になったときに、どのように、何を悩みどのように考えるのか、続編を期待したい。
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