2女児放置死疑いで母逮捕 車に残し飲食店はしごか

社会・くらし
2020/9/4 11:51

香川県警は4日、高松市内で車に女児2人を放置し、死なせたとして、母親の無職、竹内麻理亜容疑者(26)=高松市川島東町=を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕した。女児2人は3日午後、意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡。竹内容疑者は2日夜から2人を車内に残し、飲食店を数軒はしごした疑いがある。竹内容疑者は黙秘しているという。

女児が乗った車が止まっていた現場付近を調べる香川県警の捜査員(3日午後、高松市)=共同

亡くなった2人は真友理ちゃん(6)と妹の友理恵ちゃん(3)。

逮捕容疑は2日午後9時ごろから3日午後0時40分ごろまでの間、高松市内に止めた乗用車内に2人を置き去りにし、死亡させた疑い。2人は熱中症の疑いがあり、県警は死因を特定するため4日午後、司法解剖する。

県警によると、竹内容疑者は3日の明け方まで飲食店にいたとみられる。車内の後部座席で2人がぐったりしているのに気付き、3日午後に119番した。

車が見つかった現場は個人宅の車庫前で長時間の路上駐車は難しい。県警は、竹内容疑者が別の場所で子どもを放置した後、現場に移動させた可能性があるとみて、捜査を進めている。〔共同〕

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