【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は3日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から195人増え、計2万644人になったと発表した。市中感染が188人、海外からの入国者の感染が7人だった。1日当たりの新規感染者数が100人台になったのは先月17日(197人)以来、17日ぶり。新規感染者数は先月27日に441人にまで増えたが、28~29日に300人台、30日~今月2日に200人台と減少傾向を示していた。
ただ、大規模な集団感染が起きたソウル市城北区の「サラン第一教会」と光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)にソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者が増え続けている上、新たな集団感染の発生も相次いでいるため、いつでも感染者が急増する恐れがある状況だ。これに加え、重症患者が連日急増しており、防疫当局は緊張を緩めていない。
この日新たに確認された市中感染者188人を地域別に見ると、ソウル市が69人、京畿道が64人、仁川市が15人と、首都圏が148人を占めた。首都圏以外の地域では、蔚山市と忠清南道でそれぞれ7人、光州市で6人、全羅南道で5人、釜山市、大田市、江原道でそれぞれ4人、大邱市で2人、忠清南道で1人の感染が確認された。
サラン第一教会関連の感染者は2日正午現在で計1117人となった。ソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者は14市・道の計441人に増えた。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された7人のうち、3人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの4人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
重症患者は31人増え、計154人となり、韓国内で新型コロナウイルス感染者が発生してから最も多い。死者は前日から3人増え、計329人。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
hjc@yna.co.kr