京都産業大学は精密機器メーカー島津製作所と連携して学生などを対象に新型コロナウイルスのPCR検査を行う施設を設置すると発表しました。
京都産業大学が京都市の精密機器メーカー「島津製作所」と連携して設置するPCR検査施設は学生や教職員を対象に1日40件の検査を目標としています。
島津製作所のPCR検査キットを用いて高齢者と同居している学生などに10月中旬から優先的に検査をする予定です。
今年3月大規模なクラスターが発生した京都産業大学。
秋から一部、対面授業を再開する方針ですが、安心して大学生活を送ってもらいたいと検査施設の設置を決めました。
【京都産業大学 大城光正 学長】
「より安全安心なキャンパスの環境が整い、京都の大学生の感染防止につながる展開になることを願っている」
感染者数が増え、行政から要請を受けた場合は学生ら以外の検査も検討するということです。
また、京都府も大学の感染防止対策に乗り出しています。
学生寮の相部屋を解消するため家賃の3分の1を補助する対策などを発表。
府内の大学には約5億円を補助金として支給する方針だということです。