COLUMN
自己紹介
はじめまして。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(以下『スマブラDX』と略記)界隈から、プレイヤー/ブロガーのMARINEです。C. ファルコンとファルコを使用しています。このたび、Smashlogにゲストライターという形で寄稿をさせていただくことになりました。読者のみなさま、どうぞよろしくお願い致します。
今回は『スマブラDX』とその界隈がテーマです。『スマブラDX』がどういうものなのか簡単に触れたのち『GCC’s blog – スマブラDX情報誌 – 』にて筆者が執筆してきた記事に言及しながら界隈をご紹介していきます。
『スマブラDX』って?
2001年11月21日に日本で産声をあげたこのソフト。昔はワイワイ大乱闘するだけだったのですが、筆者はaMSaさんの動画をきっかけにガチ勢界隈を知りました。
それまで強いと思ってなかったヨッシーがとんでもない動きをしていたんですね。下の動画は対戦相手から1本取るところから開始します。決まった瞬間。実況、解説、会場が盛り上がるところをご覧ください。
この試合を観戦したことを皮切りに、競技としての『スマブラDX』の様々な試合動画を見始めました。「こんなにスピード感のあるゲームだったとは…」というのが当時の感想です。
16年以上も前に発売されたゲームにもかかわらず、新しいテクニックやデータ解析そしてプレイヤーたちの研究により、『スマブラDX』は日々進歩し続けています。現在、アメリカでレジェンドと呼ばれたCaptainJackさんがV3 Esportsにスポンサードされており、日本の界隈はさらに勢いを増しています。
さて、招待制・投票制の大会Smash Summit6(野球で言う「オールスターゲーム」に似ていますね)から、VGBootCamp所属のスポンサードプレイヤーで赤ヨッシー使いaMSa選手の試合クリップを見てみましょう。対するはRed Bullに掲載された世界ランキング1位のプリン使い、HungryBoxです。
全編はこちらの試合動画から
国内強豪プレイヤーの1人Zomaさんは、弱キャラとして知られているミュウツーを自由自在に操り、「これはもはや強キャラでは…?」と私たちに思わせてくれます。
どんな界隈なの?
『スマブラDX』界隈にどんなプレイヤーたちがいてどんなところなのか、こちらについては未知の部分が多いかと思います。続いて、拙稿の紹介とともに『スマブラDX』界隈、その中身をご紹介です。
様々な趣味や特徴を持ったプレイヤーが多く、そういったところもこの界隈の魅力の1つです。
たとえば、フォックス使いたちによる「狐部」。これは『スマブラDX』界隈の活発さの表す一例です。こちらの界隈では、同じキャラクターを使用する者同士が集まり「宅オフ」にて研究そして切磋琢磨する文化があるのです。
他にもバターコーヒーブームを引き起こしたプレイヤーや、BBQの出来るシェアハウスを活用して「宅オフ」大会を開催してしまうプレイヤー、そして、プロゲーマーとして赤シークを巧みに操るだけでなく「オッケーイ!!」というワードをも自由自在に操る「プロブロガー」など、枚挙に暇がありません。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』(以下『スマブラfor』と略記)と同様に国内外で大会が開催されている『スマブラDX』。国内に目を向けてみると、約1ヶ月~2ヶ月周期で定期的に開催されている大会に、Battle Gate Way、天照、MasterHandがあり、東京の中目黒では週大会Just Another Tournamentが毎週開催されています。
最近大阪にて開催されたCrazyHand2018は『スマブラDX』界隈ではお祭り大会の1つとして有名です。というのも、2日間に渡って日程が組まれ、シングルス、ダブルス、クルーバトル(団体戦)が行われるからです。
同大会のシングルスにスポットライトを当てた2本立て記事の前編「『スマブラDX』のお祭り大会CrazyHand2018シングルス【インタビュー付き】(1/2)」が私のブログにて公開されています。アツい戦いがそこにある。
「強さを求めてゴリゴリに『スマブラDX』をプレイしたい」、「どちらかといったら楽しみ重視でエンジョイしたい」。フリー対戦やアマチュアブラケット(予選で勝ち星の少なかったプレイヤーで組まれるトーナメント)を設けている大会イベントでは、どちらの要望も叶えることができますよ。
クロブラフリー対戦会
ここまで駆け足でご紹介してきた『スマブラDX』とその界隈。ところで、来る6月3日(日)、現役プレイヤーbozitomaさんによる「初心者講習会」付きの『スマブラDX』対戦会があることはご存知でしょうか。
クロマキバレットさん主催「神奈川スマブラ対戦会黒ブラ」のイベントです。「クロブラ」と呼ばれ親しまれていますね。
今回の寄稿は彼らのコメントでもって締めたいと思います。彼らはどういった想いでこのイベントに臨むのでしょうか。
クロマキさんインタビュー
MARINE:
今回『スマブラDX』初心者講習会を設ける理由をお聞かせください。
クロマキバレット:
「クロブラ」では普段から『スマブラDX』と『スマブラfor』の大会を開催しています。これは私自身が両作品をプレイしており、両界隈に知り合いがいるということ、また、「クロブラ」を開催する元々の理由の1つに「関東で『スマブラDX』界隈と『スマブラfor』界隈が交流できる環境を作りたい」というものがあったからです。
MARINE:
「クロブラ2周年記念大会」を見学したとき、両界隈の交流が生じているのを強く感じました。
クロマキバレット:
しかし、「クロブラ」のように『スマブラDX』のトーナメントを同時にやっている大会で、フリー対戦止まりなのはちょっと勿体ないし、せっかくならトーナメントの方にも参加して欲しいという想いがあります。
MARINE:
なるほど。
クロマキバレット:
そこで、①『スマブラDX』について興味を持ってもらう②「『スマブラDX』のことを知りたい」「『スマブラDX』プレイヤーから指導を受けてみたい」という要望に応える、このような目的のもと、「初心者講習会」を開くことにしました。というのも、口頭のみの説明では伝わりづらいところも、「実機を触りながら時間を取って説明する」ことでより理解が深まると思うからです。
MARINE:
とても素晴らしいアイディアですね。
クロマキバレット:
このような講習会形式は初めてですが、今後も要望があれば、講義形式のイベントも行いたいと考えています。
bozitomaさんインタビュー
MARINE:
どのようなポイントに着目し『スマブラDX』初心者講習会を行おうと計画していますか?
bozitoma:
『スマブラDX』はプレイすることが楽しいのはもちろんのこと、ルールがシンプルで動きが激しいため観戦するだけでも楽しいゲームです。そこで今回は「観戦」に重点を置いた講習会にしました。有名プレイヤー(「五神」など)やキャラクターの特徴を解説すれば、すぐに『スマブラDX』の試合やその界隈の事情を楽しんでいただけると考えたのです。
『スマブラfor』プレイヤーの皆さんは、すでにそちらにハマっていると思うので、『スマブラDX』に時間をかけるのは難しいと思います。しかし「観戦」であれば、少しの時間でも『スマブラDX』を楽しむことができ、初心者でも入りやすく、継続もしやすいと思います。ぜひ、「観戦」という入り口から『スマブラDX』の楽しさを感じていただければと考えています。
おわりに
以上、第1回目の寄稿でした。これをきっかけに、競技としての『スマブラDX』とその界隈の魅力を広く知っていただけたらうれしいです。
「週末なにかしたいな」、「予定あったんだけど暇になっちゃったな」、「DX触ってみるのもいいね」。そんな方は、「クロブラ」の初心者講習会、枠が埋まる前に参加申請してみてください。締切は6月3日(日)の0時です。急げ~~!!
参加申請>>クロブラフリー対戦会4(スマブラWiiU&DX対戦会/DX初心者講習会)
それでは、またお会いしましょう。
<サムネイル画像引用先(敬称略)>
修羅ブラ-FINAL- Highlights Video(CaptainJack左上、Sanne右下)
Battle Gate WayのWebページ(aMSa右上)
MasterHand 33 GF(Nanashi左下)
CrazyHand 2018 Doubles GF(Zoma下中央左、Shippu下中央右)