ストーリー
感動のヒューマンドラマ
母校に勤める高校教師の僕(小栗旬)は、ある時、取り壊しが決まった図書館の蔵書の整理を頼まれる。高校時代、図書委員として書庫の整理ばかりしていた僕は、懐かしい図書館で、書庫の整理の邪魔ばかりしていたクラスメイトのことを思い出す。 彼女の名前は桜良(浜辺美波)。僕(北村匠海)が盲腸で入院していた時に、偶然拾った日記の持ち主だった。その日記「共病文庫」を読んだ僕は、彼女が膵臓の病気で余命わずかであることを知ってしまう。その日から、クラスの人気者の桜良が僕に急接近したことで桜良の親友の恭子(大友花恋)が、桜良の“一番の仲良し”の座を奪った僕に反発。
桜良の元カレで学級委員長の浜家(桜田通)やガム君(矢本悠馬)ら、今まで話したことのなかったクラスメイトと会話をするようになり、僕の世界が広がり始める。 そんな中、僕は桜良の「死ぬまでにやりたいこと」に付き合うことに。一緒にスイーツを食べに行ったり、九州に旅行に行ったり。人と関わりを持つことが苦手だった僕は、桜良と一緒に過ごす内に、彼女に心を開き始める。同時に、他者と関わらなければ知ることのなかった喜びや、人を傷つけることの痛みを知っていく。 一方、現代の恭子(北川景子)は結婚を目前に控え、桜良のことを思い出していた。桜良が大切なあまり、僕を傷つけていた恭子。僕は、恭子から結婚式の招待状を受け取るが…。