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転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります(旧:悪役令嬢は引き籠りたい) 作者:フロクor藤森フクロウ
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諦めの悪い女

 鬼のいぬ間になんとやらー、です。魔王パパンは未だ遠征中。

 とっても人気なパパ。性格はかなりヤベーお人なのですが、ブレない姿にコイツドン引き枠だろうなぁと思ったらまさかの人気が出てびっくりなキャラクターナンバーワン。


 今日は天気も気候も良かったので、テラスで読書をしていた。

 アンナの淹れてくれた紅茶は上品な赤褐色で、芳しい香りがカップを傾けずとも漂っている。

 なかなかに悪くない午前中、キシュタリアが麗らかな空にそぐわぬ沈痛な面持ちでやってきた。そのすぐ後ろに控えるセバスも、心なしか申し訳なさそうに見える。


「アルベルごめん」


「どうしたの、唐突に…」


「……うちで急にお茶会を開くことになった。王家や他の四大公爵家からの圧力があって、断り切れなかった。

 外見いくら着飾っても魑魅魍魎と権謀術数を混ぜ合わせたような連中ばっかりだから、アルベルは別宅で避難していてくれないかな?」


「構いませんが、お部屋にいるだけではだめですの?」


「近くにいるだけで呼びつけようとする馬鹿はいる可能性があるからね。

 アイツらは父様がいないうちにラティッチェ公爵家に隙あらば攻撃して、出し抜こうとしているんだよ。

 こんなこと言いたくはないけれど、アルベルが一番狙いどころだから」


 なにやらキシュタリアがバタバタしていたと思ったら、まさかの人身売買摘発以外にもそんな爆弾が。

 鬼ならぬお父様がいぬ間に我が公爵家をすっぱ抜こうとしているのですか。

 非常に申し訳なさそうなキシュタリアですが、正直公爵邸の敷地は広大だ。小さな町や村など余裕で入ってしまうほどに。

 まあ、個人宅であるにもかかわらず図書館や博物館のような別棟の建物があるあたりで御察しである。


「それにね…父様と仲の最悪な貴族が招待客にいるんだ。

犬猿の仲なんて生易しいものじゃなくて、蛇蝎のごとくっていうレベルでもない。

 一触即発で、薄氷の傍で鉄球を振り回して踊り狂っているような危うさというべきか…

 絶対、何かしらやり玉にするだろうから、絶対に絶対にその日だけは本宅の方へ近づいたらダメだよ?

 一応、今回の茶会は奴隷密売をしていたことを大規模に摘発できたことを慰労する意味でもあるんだ……こっちはそれの後始末にも天手古舞なんだけどね」


 優しい義弟に真剣に諭されて、態々爆撃予定地に行こうとするような私ではない。

 そんな危ないお貴族様が来るなら、絶対に行かないでござる。

 引きずり出そうとしても断固拒否です。

 キシュタリアの心労を増やさないためにも、ヒキニートをしていましょう。


「そういえば、うちでお茶会を開くの初めてかしら?」


「グレイル様はクリスティーナ奥様の時もそうでしたが、アルベルティーナお嬢様も、誰かの視線にさらすことすら厭う方です。例の事件以降、その傾向はさらに強くなりました。一切の社交場を本宅では催さなくなりました。

 王都の別宅では何度か行っていましたが、増えたのはラティーヌ奥様が本格的に社交を始めて以降ですね」


 セバスが静かに答えると、キシュタリアも続く。


「ちなみに、それでも迷った振りして何度もアルベルティーナがいないか探そうとした馬鹿は定期的に出たよ。

 まあ、基本は外門より離れた別宅だったけど、今回は内側でやるから……本宅でやるなんて、どれ位ぶりなんだろう」


「クリスティーナ奥様がご存命の時が最後ですね」


 お父様の重たい愛の片鱗を感じる。

 ほんのちょっとセバスが遠い目をしているのは懐かしさ以外のものもありそうだ。

 お父様という強烈な方にお仕えして数十年単位のセバス。それでも心労が絶えないあたり、お父様って本当にやんちゃさんですわよね。

 しかし、公爵家から顰蹙を買う覚悟で私を野次馬しにくるなんて随分お馬鹿さんもいたものである。


「この前の学園の件で、アルベルの容姿が広がってしまったんだ。

 ほとんどは遠目で見ただけだったろうけれど、はっきり言って公爵クラスの名家の令嬢でこの年齢で未だに婚約者のいないのは極めて特殊なんだ。

 どこかの放蕩馬鹿息子が、死に急ぐ真似をするかもしれないから絶対に一人になっても駄目だからね?」


 セバスの顔色が悪い。それはお父様が不機嫌にお見合いの釣書を暖炉にくべたり、切り裂いたりしているのを思い出したせいなのだが、私は解らず首を傾げた。


「心配し過ぎよ、キシュタリア。大丈夫、ちゃんと大人しくしているわ」


「……本当はジュリアスをつけて護衛の騎士ももっと回したいけれど、今回のお茶会は賓客が多くて余り本宅の警備もおろそかにできないんだ。

 ごめんね、アルベル。居心地が悪くなってしまって」


 憂い顔のキシュタリア。これ以上心配を掛けたくない。キシュタリアは精一杯私を守ろうとしているのだ。


「いいのよ、キシュタリア。貴方も無理しないでね」


 腕を伸ばして頬を両手で包むと、キシュタリアは一瞬虚を突かれた顔をしたけど、すぐに目を伏せて微笑んで頷いた。

 本来なら、敷地外に移動する手もあるのだけれど、本宅から出す危険性や割ける護衛の数も考えれば本宅邸のある敷地内の別宅が妥当だったのだろう。

 うーん、敷地内に別宅がポコポコあるって本当にラティッチェ公爵家ってすごい。貴族のあるあるなのかしら?

 キシュタリアが不安そうに私に事情を説明した後、ラティお義母様、アンナ、挙句にジュリアスまで来て再三念を押されて説明された。

 ……わたくし、そこまで信用無いのかしら?







 当日、私は別宅でまったりと過ごしていた。

 遠くには馬車がやってきて本宅に次から次へと人が招かれて行くのが見える。

 キシュタリアもラティお義母様も大変だろうけれど、わたくしは優雅に有閑貴族っぽく紅茶を啜り遠目に様子を眺めている。

 念のため変装用のイヤリングは装着している。お父様によく似た明るいアッシュブラウンに、宝石のようなアクアブルーの瞳に早変わりした容姿。

 人がゴミのようだ、と某大佐のようには言わないけれど、長々と列をなす馬車と人の波をみると蟻の行列を思い出す。

 あれってなんか気になるのよね。子供のころに温室の隅にそれを見つけて観察に没頭していたら、急に気配が消えたとジュリアスやアンナが大騒ぎをして屋敷中を探し回させてしまったことがあります。

 結局のところ、使用人の一人が温室の隅っこで隠れるように寝こけていた私を見つけて事なきを得た。観察していたら、いつの間にか寝落ちしていたのよ。

 屋敷をひっくり返したような大騒ぎになっていたにもかかわらず、本人はお花を見に行った先でぐっすりしていたとか迷惑過ぎるにもほどがある。お騒がせ令嬢である。

 使用人も令嬢が床に落ちていたらビビったことだろう。

 しかも、当主である公爵家の溺愛する愛娘なんだし。

 よくもまあ、偶然とはいえあんな死角にいたものである。

 本宅とは遠いが、ここからは目と鼻の先にある温室。久々に行ってみたいと衝動的に思ってしまった。


「ダメかしら?」


「あちらなら、護衛を伴うなら問題ないかと」


「嬉しい!」


「お嬢様はお花がお好きですものね」


 ほんのりとアンナは表情を緩ませる。基本、冷静沈着なアンナ。時折思い出したように零す笑みが好き。

 綻ぶように、固い蕾が緩むように微笑するのだ。


「ねえアンナ」


「はい」


「わたくし、貴女の笑顔が好きよ。ほんの少し表情が緩むと、とても優しい顔になるの」


 なんとなく伝えると、アンナは無表情のまま顔が真っ赤になった。

 口がもごもご、と動いたものの結局「ありがとうございます」とその顔を隠す様に深く頭を下げただけだった。

 護衛も見慣れた相手であり笑みを浮かべて「よろしくお願いします」というと、ガチガチな敬礼と返事が返ってきた。うむ、真面目そうで何よりですが、そんな緊張しまくりで疲れやしないのでしょうか?

 こちらの温室は、本宅よりも小ぶりだがきちんと整備されている。

 天井から日が差し込み、木の葉に程よく遮られて明るくも快適な空気だった。少し湿気が多い気がするのは温室だからこそだ。

 おいてあるのは多肉植物や、余り花のない膝ほどの高さの植物が点々と植えられている。だが、香りが良いので香草の一種かもしれない。

 大輪の花ごとき華麗さはないが、素朴で愛らしい花を見るのは心が和む。


「素敵な香り……」


 スッと清涼感ある感じ。この爽やかな香りはミントかしら?

 そういえば、ローズ商会ではチョコレートも取り扱っているし、このミントから成分を抽出してチョコミントとかできるかも?

 うん、我がラティッチェ自慢のシェフたちに是非お願いしましょう。美味しい予感に頬を緩ませてニコニコとしていると、アンナが「ではそちらの香草を使ったハーブティーをご用意しましょう」と提案してくれたので頷く。

 ちょっとした空間があり、簡易であれば飲食できそうなイスとテーブルとパラソルがある。促されるままにそこに座り、アンナがお茶を用意してくれるのを待つ。

 きっと本宅では大変なんだろうけど、こっちでは全くそんなことはない。

 気遣いの出来過ぎるくらいな優秀過ぎる義弟には頭が上がらないわ。

 アンナの用意してくれたハーブティーはミントベースに一緒にレモンとベリー系の甘酸っぱさの中に蜂蜜の甘さを感じた。

 おぉう、流石アンナ。わたくしの好みのど真ん中、まさにドストライクゾーンを射抜いてきた。

 喜んでふにゃけた笑みで飲んでいる姿をアンナや騎士たちがほっこりとした心境で眺められているなんて知らず、こくこくとカップを傾ける。

 その時、ガチャ、と音がする。思わずそちらを見ると、護衛が立ちはだかるように私の目の前にいた。だが、弾けるような音と共に彼は吹っ飛ぶ。最初の音は、踏み出した彼の鎧の音だったのだ。

 呆然と煙を上げて動かなくなった護衛を見る。他の護衛たちはさっと武器を構えて、一方を見据えた。アンナは私の傍に素早く寄ってきた。


「やっと見つけた……。探させないでよ、偽物の癖に」


 現れたのは、金髪碧眼の少女。愛らしいといっていい部類の容姿なのに、その笑みは不遜で悪辣という表現がよく似合う。うちのメイドの御仕着せにも似た服装だが細部がよくよく見れば違う。

 折角の顔立ちが、表情で台無しだ。どちら様なのだろうと首を傾げる。


「あっつ! アンタのせいで走り回る羽目になったじゃない!」


 少女によりバシンと通路のタイルに叩きつけられたのは、金髪のウィッグ。その下から現れたのは濃い栗色の髪。


「どなた……?」


「なんであんたなんかに名乗らなきゃいけないのよ。偽アルベル。

 ちょっと美人だからってちやほやされて、グレイル様に可愛がられて調子づいているらしいじゃない!

 偽物でもいいから、ちゃんと役目を果たせば私は苦労しなかったのよ!」


 突如現れた少女の訳の分からない言葉に呆然とする。そんな間にも思ったより護衛はいたようで、温室の中からぞろぞろと表れた。

 敵愾心を隠そうともせず、侵入者を睨んでいるのにその少女は全く持って動じることがない。


「ねえ、あんた達、解っているの? アンタたちが守ろうとしているこの女、偽物よ。アルベルティーナじゃない! この髪に、目の色! 全然違う!」


 別の意味で、一気に皆が殺気立ったのが分かった。

 自分に向けられたものではないと分かっていても、護衛たちの警戒が一気に殺気に変わるのが肌で感じられる。

 どこがおかしいのか、少女はケラケラと笑っている。この声、どこかで覚えがある気がするのだけれど……それ以上にこの人が怖い。得体のしれない恐怖を感じる。

 何故、王家にすら隠しているはずの私の本当の色を知っているの?


「まあいいや。アルベルティーナはどっちにしろラティッチェ公爵家から消えるんだもの。

 ルーカスルートでも、あの女が邪魔してくるルートでは全部そう!

 ちょっと順番が変わっても、結果オーライよね?」


 そういって、その人は手を掲げる。ぶわりと真っ黒な霧が溢れ収束して、野球ボールの大きさになった。

 良くしゃべる子だなぁ、と危なそうな黒い魔力球をみてぼんやりと思う。

 ぺらぺら暴露してくれる様子からして、この子って私と同じ転生者?


「でもまあ、折角だから死ぬ前にちょっと役に立ってよ。

 この際偽物でもいいからアルベルティーナには死んでもらわないといけないのよ。やっぱりビビアンじゃ代替品にもならなかったみたい。

 みんな私のこと嘘つきや悪者扱いして! でもここを探せば、アンタやアルベルティーナのやった悪事はバレバレなんだもの! 晴れて私は救国の聖女よ!」


 ………なんのことかしら?

 この別宅は普段、以前はお客様をお泊めする為や催し事の都合で使うための場所よ?

 管理はセバスがしっかりしているはずだし、変なものはないはずなのだけれど……

 困惑する私をよそに、少女は得意満面すぎるほどのドヤ顔を披露している。


「ついでに王侯貴族を騙して未来の聖女を投獄させた悪女を退治! うん、最高のシナリオじゃない!」


 全く持って意味不明でわけわからないのですが!!?

 一人で納得する女の子は、ずっと笑顔である。その笑顔がとち狂った気配を感じるのは私だけですか?

 ぞっとする猟奇的な笑み。愛らしいはずの顔立ちは欲望に塗れている。思わず手を握りしめていてくれたアンナに縋るような形になってしまった。しかし、アンナはしっかりと抱きしめ返してくれた。


「戯言を……この方は正真正銘アルベルティーナ・フォン・ラティッチェ様でございます。

 片田舎の小娘が気安く語っていいお方ではありません」


「あっそ。モブには関係ないことね」


 アンナの冷たく低い声。あんな声、聞いたことがない。びっくりしたけれどそれどころじゃない。少女は小ばかにしたように、アンナを見る。


「最後に教えてあげるわ。私はこの世界のヒロイン、レナリア・ダチェスよ。さよなら、モブの皆さん! 精々私のために役に立ってね!」



 ……嘘やん。


 あの、ただでさえ木っ端だった愛らしいヒロイン像が腐り落ちてヘドロになったのですが。

 振りかぶるレナリアが魔力球を投げつけてくる。

 護衛たちが表情を険しくして、衝撃に備えて構えるのが分かった。彼らは、文字通り肉壁となって私を守る気だ!



「ダメ!!!」



 機械がショートしたようなバヂンという鈍い音を立てて魔力球は結界に阻まれた。

 跳ね返ったそれは、ぽかんとしたレナリアの真横に飛ぶ。轟音と爆風を上げて爆ぜた。

 自分や護衛たちは、一人一人ハニカム状の結界に覆われている。みなぽかんとしていた。一人守られていなかったレナリアだけが、爆風をまともに食らって擦過傷と泥にまみれていた。

 あああ、庭師さんが丹精込めて育ててくださったハーブたちが!


「温室が………」


「うちのお嬢様に手ぇ出した馬鹿はどこ畜生だぁあああ?!」


 ただでさえぼろっちくなっていた温室にとどめを刺したのは、身の丈に迫るほどの大きさの斧を担いだ庭師のお爺ちゃんだった。

 あれ? 腰痛は? そう思ったのもつかの間、当然の大きな斧は入り口に引っかかり、強引に進もうとしたご老人(多分)の猛進に耐え切れず温室の骨組みを巻き込んで破壊していった。メキバキャという形容しがたい音が響く中、結界に守られて無事な私にホッとしたのか今更になって斧を隠す。

 若い庭師にさっと斧をパスするけれど、若い庭師は重量に負けてとんでもないへっぴり腰になってプルプルしている。こっちのほうが腰痛持ってそう。

 私を見て、いつもの穏やかそうな好々爺顔にさっとかえて「お嬢様、御無事ですか?」と近づく姿は優しい使用人そのもの。立ち上がろうとしていたヒロインさんに横蹴りをかましていなければ。


「あ、あのぅ……あちらの方は?」


「ん? 野良犬が混じっとりますな! なーに、刻んで西の森あたりに埋めて肥料にするから気になさらんでください! まあ、土にかえる前に狼どもが掘り返しそうですがな!」


 野良犬……ヒロインさん野良犬……

 お爺ちゃんの口から飛び出るパワーワードにコスモを感じた猫のようになってしまう。

 そんな風に呆然とする私に、今更恐怖が襲ってきたのかと勘違いしたアンナや護衛や庭師たちがアワアワしながら慰めの言葉を掛けようとする。



「……んで」



 憎しみの纏わりついた呪詛ごとき言葉が紡がれる。



「なんで、私以外の奴が愛されるのよ。大事にされるのよ! ここは私の世界なのに……っ」


 いえ、あの、普通に皆さんちゃんと生きていますし、意思がありますわ。

 薄々感じていた気配に、やっぱりドン引きだ。この子、現実とゲームの区別がついていない子なのかしら?

 ぶつぶつと何か言っている。ホラー画像のように地べたに這いつくばりながらゆっくり顔を上げた。


「邪魔しないで、邪魔しないでよーっ!」


 B級ホラーもといレナリアは闇雲に魔力球を投げつけ始めた。

 うわあああん! この自称ヒロイン怖い! 人の家で何してるのー!? 普通に住居不法侵入と器物破損と傷害罪に殺人未遂ですわー!?

 自分やアンナ、護衛や庭師のみんなに結界を再度張る。あ、背後からレナリアを捕縛しようとしていた人の邪魔をしてしまいましたわ……。余計なことをしてしまいましたわーっ! 職務の邪魔を……わたくしのポンコツーっ!





 読んでいただきありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ

 楽しい、面白いと思ってくださったらご感想、ブクマ、評価、レビューなどを戴けるととても嬉しいです。



 レナリアは手作りお菓子()で篭絡した人たちを使ってやってきました。

 気づいている方は、薄々察知しているやべーお菓子()です。



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