夫逮捕にともない、離婚が決まり
母子関係も変化している。家族4人
のときは、情緒的な一体感があった
のだが、今子どもたちは母(私)に
気を遣い、母(私)は最も身近にいる
大人の責任感で、子どもと向き合う
場面が増えた。

愛し愛されている夫婦の絆への
確信があったから
無条件に愛おしかった我が子は
今や裏切り者の子どもだから。

離婚条件すり合わせの過程で
夫からただ一つ提示された条件は
「社会に出てきたら、子どもに
会わせてほしい、養育費を
支払いたい」
というもので、円満離婚するために
飲んだが、私のなかの何かが
また壊れた。夫の時間は、家族4人
の幸せで豊かな時で止まっている
から、こんな条件出してきたんだから。
夫の裏切りに伴い、私と子どもの
関係まで変化せざるを得なかった事実は
知るよしもなかろう。どこまで
傲慢なのだ。ぶつけようのない怒りが
私を壊していく。

そんな私の心に浮かんだのは
母校東京女子大のチャペルだった。

そっかー。だからマリアは、処女懐妊
なのだ。イエスが神の子なのは
男は罪を犯すものだからだったのだ。

ミッション系幼稚園に通う次女に
「イエス様のお父さんは、誰?」
ときいたら
「神様だよ」
と即答。
「ヨゼフじゃないの?」
ときいたら
「そういう場合もあるけど
イエス様は神様の子どもだよ」
だそうですよ。

今日は東京女子大の同級生と
再会。哲学科の思い出話し
ながら、神や罪と罰、生と
死について、語り明かします。

そして宮城に戻ったら
近所の教会を訪ねてみます。