昆虫よもやま話
マルスゾウカブトのはなし
マルスゾウカブトの幼虫が、3年以上かかって立派な成虫になりました。
今年の春に羽化し、秋まで蛹室(ようしつ)の中で世に出る準備をしていました。無理に掘り出すと弱い個体になってしまいます。成虫が自分で出てくるまで「待つ」ことが必要です。
ゲンゴロウのちょっとまじめなはなし
オールのような後ろ足を使いスイスイ泳ぐ姿は、いつまで見ていても飽きません。昔は貴重な蛋白源として食用にしていた地方もあったほどたくさん捕れたそうですが、最近では郊外でも殆ど見られなくなりました。原因としては、護岸によって土がなくなり蛹になれる場所がなくなったことや農薬の影響などが考えられます。残念なことに自然のナミゲンゴロウにおいては、東京都では絶滅したと言われています。ただいま昆虫館では、ナミゲンゴロウ・コガタノゲンゴロウ・シマゲンゴロウ・クロゲンゴロウなどを展示中です。是非、愛嬌のある彼らの泳ぎをご覧ください。
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生き物のため、展示内容が変更になる場合もございます。
ハナカマキリのはなし
ハナカマキリの幼虫は、ランの花にそっくりなので
別名「ランカマキリ」とも呼ばれており、脱皮を繰り返して成虫になります。
オスはメスよりもはるかに小さく、交尾の際に食べられてしまうことも少なくありません。
共食いをしてしまうので、1匹ずつの個別展示になります。
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生き物のため、展示内容が変更になる場合もございます。