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 在日コリアンなどへのヘイトスピーチを繰り返してきた桜井誠氏(48)が、衆院選での国政進出をうかがっている。7月の東京都知事選では5位につけた。この現象をどう見ればいいのか。極右政党が勢力を拡大した欧州のように、排外主義的な主張が支持を集める素地は日本にもあると識者は指摘する。(赤田康和、荒ちひろ、松山尚幹)

 桜井氏は、党首を務める「日本第一党」で衆院選の比例区東京ブロックに4人の候補を擁立し、自らは東京15区(江東区)に出馬するという方針を発表している。

 桜井氏は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長。「反日朝鮮人をたたき殺せ」「日本にいる韓国人を焼き尽くせ」と街頭で叫ぶなどヘイトスピーチを繰り返してきた。その一部は裁判所が「違法」と認定。8月には福岡法務局が、桜井氏が昨年3月に九州朝鮮中高級学校近くで行った街頭演説について、ヘイトスピーチ対策法が定めるヘイトスピーチにあたると判断した。

自民党から驚きの声

 だが今回の都知事選では、外国…

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