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自意識過剰ベイベー

今となっては初体験がいつかなんて大した問題ではない事は分かっている。
でも、かつては僕にとってそれが全てだった。

思い返すと、いつも「恥をかく」ことから必死で自分を守っていた。
小・中学生の頃は「好きな人がいる」とバレる事に、高校生になってからは「誰とも付き合ったことがない、童貞だという事」がバレる事に、そして「誰かに告白して、フラれる事」から。

さらに、「初」「始まり」「スタート」ということに、いつもこだわっていました。
何かを始める時。きちんとした理由があるべき、初めから上手くしたいとか(上手くできるはずないのに、それをカッコ悪いと笑われるのがイヤで)、慎重に(いや臆病に)なり、結局何も始める事が出来ず、ノリや勢いで始めた誰かにどんどん差をつけられていくのです。

そしたら今度は、その先を行く人達に負けている。悔しい、もう追いつけないって思いたくないから、始めなかったカッコ良い理由(本当はいいわけ)を探して捏造して、「していない事」を正当化しプライドに変え、自分と違う誰かを否定することで、自分を守るバリアを張ってきました。

今思えば、きっと誰も童貞かどうかなんて気にしていないのに、僕が自意識過剰だっただけだ。それを必死にカッコ悪い自分を隠そうとスカしてカッコ付けていたけど、それこそ最もカッコ悪い行為だったに違いない。

大学時代、付き合った人数を聞かれ2人と答え、後に童貞だとバレた時など、これほど恥ずかしかった事はない。

そんな、恥を嫌いだった僕も今では恥をかき笑われることで仕事をしている。人生はなかなか上手くいかないものです。

P・S 昔の村上へ
あの頃、あんなに言えなかった女の人への「好き」という言葉が言えるようになりましたよ。ただ、「誰にでも言ってるんでしょ?」と言われ、「君だけだよ」と嘘をつくのは変わらないですが。

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『東京ベンチストーリー』

 都会の片隅にあるベンチを舞台に、男と女の甘酸っぱい恋愛が展開されるオムニバスストーリー。童貞感丸出しの誇張された“理想の恋愛”は、観た後に爽やかな苦笑をもたらしてくれること必至!!

監督・脚本・主演/村上健志

Vol.1
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Vol.2
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Vol.3
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Vol.4
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プロフィール

村上健志(むらかみ けんじ)

1980年12月8日生まれ、茨城県出身。B型。
2005年に相方の亘健太郎と共にフルーツポンチ結成。独特のナルシストキャラで人気を博すも、近年はあまりの運動神経の悪さから“ヒザ神”(※走る際にヒザが曲がらないことから由来)の称号を授かり、本人の意図しないところでブレイク中。

PROFILE

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