January 29, 2007

そしてまたルワンダを考える5

 2007年1月27日から「ルワンダの涙」という映画が公開されます。

 ルワンダといえば・・・思えばあの騒動から1年近く経過したんですね。
 なんの気なく、映画を見たというエントリーを書いただけで、あんな騒動に巻き込まれ「炎上ブログ」に取り上げらたりしたわけですが。

 さて、「ホテル・ルワンダ」を見た時点では、まさか自分がその後もルワンダとかかわりがあろうとは思っていませんでした。
 自称「ホテル・ルワンダを日本公開させた男」町山氏は、きっと、その後もきっちりルワンダについてフォローされていると思います。
 
 先日、いろいろありまして、ルワンダでNGO活動されている方(アメリカ人Aさんとドイツ人Bさん)にお話を伺う機会がありました。
 彼らの活動は、戦争未亡人への就業訓練を支援とのこと。
 彼らの活動の他にも、ガチャチャ裁判のことなど、いろいろ興味深い話を聞くことができました。
 
 一番印象に残ったのは、Bさんが最後に言った言葉でした。
 私が「あの虐殺劇は、ツチ族とフツ族の民族的対立が原因で・・・」と言ったところ、Bさんはこう言いました。
 「mahorobasuke、それは違うよ。あの悲劇は『民族的な対立』が原因じゃない。そもそもの原因は『経済格差』だ。それを『民族的対立』とすりかえる人がいるのが問題だ」と。
 長くなりそうなので、Bさんの発言の内容については、後日のエントリーに詳しく書きますが、なんでもかんでも「民族の対立」に貶めて。「日本人よ、反省しろ」って、20世紀にしか通用しないロッジックを未だ使い続ける人って、どうかと思います。
 そういえば、今、「あなたを忘れない」という映画が話題になってますね。
 
 

mahorobasuke at 02:40│

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