どうも橋本真一です☆
「メサイア-悠久乃刻-」の千秋楽を終えた後
そのまま「救命戦士シェルブルイブ」の撮影に入り
その後すぐ「デパート!」の稽古が始まってしまったので
メサイアを終えての気持ちをブログに綴ることが出来ず、ここまで来てしまいました。
皆さんが待ってくれていたかどうかは分かりませんが
僕自身、ブログに綴っておきたいので
今更ではありますが、言葉にしてみます。
まず。
「悠久乃刻」の稽古に入る時、不安の方が大きかった。
俳優人生で一番悩み苦しんだ作品が
メサイアシリーズ前作の「暁乃刻」だったから。
感情を表に出さない小暮さん。
過去のことが何も分からない小暮さん。
そんな小暮さんと向き合う日々はとても辛く過酷で
僕自身も、「暁乃刻」の時は
稽古場でも心が閉じていた。
だから、今回「メサイア」という作品に関わる上で
ある種の“トラウマ”みたいなものがあった。
今度は大丈夫だろうか?
そんな想いがとても強かった。
だけど。
結果として
そんな心配は無用だった。
「暁乃刻」を経て得たものは大きかったんだと実感した。
小暮さんと僕との関係性
共演者の方々との関係性
小暮さんの経験値
僕自身の経験値
全てが「暁乃刻」で得たものがしっかりと土台となって自分の中にあったし
白崎と悠里
有賀と加々美
先輩たちのメサイアの絆を目の当たりにした事は
小暮さんにとっても大きな成長に繋がっていた。
前回と違い、今作では大きく感情を出すシーンがあった事もとてつもなく大きいことだった。
出した感情は負のものだったけれど
それでも
感情を出す=閉じてた心を開ける
という事が出来たことは
僕自身の心も開けてくれた。
だからなのか
本番期間中の楽屋は
めちゃくちゃ楽しかった。笑
小暮さんの心が少しでも開いたことで
僕自身の心も前作よりも開けたんだと思う。
共演者の方々やスタッフの方々と前作の時より深いコミュニケーションが取れるようになって
小暮さんと違って僕は
明るい感情ばかり出していました。笑
もちろん
お芝居の事については最後の最後まで悩んだり苦しんだりしたけど
それでもやっぱり
それから。
「メサイア-悠久乃刻-」は僕にとって誇りだった。
自分がこの作品に出演できていることも誇りに思えたし
共演者一人一人も僕の誇りだし
スタッフの方々もそう。
そんな状況が何よりも幸せを感じさせてくれました。
「暁乃刻」そして「悠久乃刻」。
この2作で頼もしい背中を見せてくれた勇貴と大志。
僕は勇貴と大志の背中を
小暮さんは有賀と加々美の背中を
それぞれずっと見続けてきたし
たくさん助けてもらったし
ものすごく頼りにしてたし
僕にとっての"道しるべ"だった。
そして
この2人の絆を泣ける程見てきたし
この2人の本気を心が震え立つほど見てきた。
僕と小暮さんにとっての「メサイア」は
紛れもなくこの2人。
この2人がどれほどの想いで歴史を紡いでくれたかを
どれほどの想いでバトンを渡してくれたかを
一番近くで見てきたからこそ、覚悟ができた。
これからのメサイアを責任をもって背負う覚悟。
1ミリの妥協もせず、「メサイア」という作品に向き合っていく覚悟。
勇ましく高貴に
大きな志しを持って
この先のメサイア作品に立ち向かって行こうと思います。
最後になりましたが
全19公演
ご来場してくださった方々
応援してくださった方々
本当にありがとうございました!
そして
勇貴と大志
卒業、おめでとう。
では☆