月詠乃刻を終えて。 | 橋本真一オフィシャルブログ「S-LIFE」Powered by Ameba
2018-05-03 13:47:30

月詠乃刻を終えて。

テーマ:ブログ
どうも橋本真一です☆






先日

「メサイア-月詠乃刻-」が終演しました。


ご来場くださった全ての方々

本当にありがとうございました!









少し長くなります。









「メサイア」シリーズ

今までのシリーズ作品も僕にとっては特別な作品ばかりでしたが

その中でも今作の月詠乃刻は
深く心に刻まれた作品となりました。




まずは僕が演じる小暮に関して。


映画を含め
シリーズ4作品目にしてようやく大きな秘密を一つ、皆さまに打ち明ける事が出来ました。



一嶋さんのクローンであること。



僕自身も小暮さんの事はほとんど知らずに今まで演じてきましたが

この情報だけは暁乃刻の時から分かっていて

むしろ
この情報だけを頼りに今まで演じてきたようなものです。


今作では、クローン人間である事と
それに付随する詳細も小暮と僕自身が知り

今まで感情を表さなかった小暮が
(悠久のラストを除き)

普通の人間以上の感情表現を見せました。

あらすじで言うところの "暴走" ですね。




感情を大きく表現する
つまりは
今までの小暮からの大きな変化

というものがあった事で

一人の役者としてとても芝居を楽しむ事が出来たし

僕自身の小暮さんに対する捉え方みたいなものが変化しました。



小暮という役の変化と

小暮に対する捉え方の変化は

今後メサイアシリーズで小暮を演じていく上で大きなターニングポイントとなると思っています。



そういう意味で
僕にとって今作は、今まで以上に意義の強い作品となりました。










そしてもう一つ。



柚木の死。

そして、山沖勇輝が「メサイア」を去るという事。


僕は彼と同期でした。

同じ日に「メサイア」という世界に飛び込みました。

彼が誠実に、真っ直ぐにこの作品に向き合ってきた姿を近くで見てきました。

メサイアである崚行と絆を深めていく姿を見てきました。

卒業していく先輩の背中を一緒に見てきました。


きっと
この作品をどういう形で去るか。
その理想形は、僕も崚行もオッキーも一緒だったと思います。

同じ夢を見ていたと思います。




そんな戦友であり同志である彼がこの作品を去るという事は
僕にとってとても大きな事でした。


悲しさや悔しさや
いろんな想いや感情が募りました。

だけど
誰よりも想いを募らせているのはオッキーであり

メサイアである崚行である。

2人ともその想いを表に出さないようにしてはいましたが
近くで見てきた僕には痛いほど伝わってきました。


だからこそ

山沖勇輝と柚木が最高に輝いて終われるように

そのために頑張ろうと心に決め

稽古、そして本番にのぞみました。



自分に出来る事は少なかったかもしれないけど

その想いが僕の原動力となっていました。




「この男のために」

そう思わせてくれる山沖勇輝は太陽でした。


最高にカッコ良かった。





オッキーへの想いと

彼が見せてくれた大きく輝く背中が

この作品を僕の心に深く刻みつけてくれました。









僕は柚木のメサイアではありません。


だけど、柚木の同期として

山沖勇輝の戦友として

崚行から少しお裾分けしてもらって

柚木の想いと命を背負いながら
これからの「メサイア」を生きていきたいと思います。














最後になってしまいましたが。


今作は身体的にも精神的にもキツイ作品でした。

そんな作品を最後まで乗り切る事が出来たのは

応援してくださった方々の存在のおかげです。

お花やお手紙やプレゼント

ツイッターへのコメント

そういった事はもちろんのこと

僕の目には見えない形で応援してくださっている方もいらっしゃると思います。

どんな形であれ

その "想い" に僕は救われています。

力をもらっています。



自分のアイデンティティに問題を抱え、
自分を肯定してくれる人が居ない。
そして自己否定。

今回のそんな小暮を演じたことで
自分がどれだけ救われているかをより強く感じました。


自分を "想ってくれる" 人が居る。

それがどれだけ僕の心の支えになり、パワーをくれるか。


きっと
皆さまが想像している以上に

皆さまの想いや存在は僕のパワーになっています。

その事を皆さまに分かってもらいたい。



今作における "太陽" と "月" のようなモノなのだと思います。




改めまして


応援していただき、想いをくださり

本当にありがとうございました!











では☆





今回唯一撮ったソロ自撮り。

まさかの暴走モードの小暮。笑






メサイアと。






同期と。








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