4. 現在・見えない闇

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私は慌てて玄関を出た。 「優子さん?」 「…ごめんなさい!アポなしで…!」 私は門を開けて中に入って貰う。 優子さんは若干興奮したみたいに息が上がっていた。 「杏ちゃんにどうしても話したいことがあって…!」 思い詰めた顔で私の肩を掴んだ彼女が、なぜか彼女が驚いて肩から手を離した。 多分、あまりの骨具合に驚いたんだと思う。 それでまた泣きそうな顔になる優子さん。 「杏ちゃん、入って頂いたら?」 楓花さんが、玄関まで出て来ていて、そう言った。 「あっ、ごめんなさい、私…」 優子さんが楓花さんを見て謝った。 「航大のお姉さんだから、大丈夫です」 「でも…」 戸惑う優子さんに、 「どうぞどうぞ、入って入って~。私の家じゃないけど」 と楓花さんが手招きする。 優子さんは何とも言えない表情で、 「やっぱり、出直す。ごめんね!!」 と慌てて出ていこうとする。 「私が居ない方がいいなら、客間使うか、私、帰るから大丈夫よ~」 と楓花さんは笑いながら言った。 戸惑うのは優子さんだけじゃなく、私もだった。 「まぁまぁ、いいから、入りなさいって。寒いし」 楓花さんはこちらに来て、私達を押し入れるように玄関へ誘導した。 結局、私と優子さんは1階の客間に入り、テーブルを挟んで対面で座った。 楓花さんが温かい緑茶を出してくれて、 「私、ダイニングでお昼食べてるから」 と出て行った。 二人きりになった部屋で、暫く沈黙が走る。
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楓花さんが帰らなかったのは、浮かれ航大のことを気づいてそれに関係ある人が来たと思ってるのかな。杏ちゃんの味方の気持ちからでありますように。

そうだ。たとえ、悪い話でも辛くとも本当のことを知りたい。

多分優子さんが楓花さんに遠慮したのは、航大の良くない話だからじゃないかな。

ここから、鬱屈していた物語が動き始めるか?杏ちゃんが真面目に懸命にこの場所で生きてきた事に救いの手を差し伸べてくれるかもしれない人達がいる。頑張って来て良かったね。例え悪い話でも真実を知りたいよね

優子さんは黙っている事に耐えられなくなったんだと思いたい。そして楓花姉さんも気付いている。少しずつ真実がわかり、味方が増えて行くといいね😊

楓花さん、聞き耳を立ててくれないかな…

慌てて来て、楓花さんに遠慮するって事は、あんまり良くない知らせのような気がする😢どうか杏の味方で有りますように🙏

気になってドキドキが止まらない

優子さん、杏ちゃんの味方だよね?もし浮気を知っているなら杏ちゃんを支えて欲しい!

ワクワク😃💕

優子さんご主人の代わりに?楓花さんが居てくれて良かった💦

優子さんに良心がありますように…

寝れない❗続き~( ;∀;)

同じ立場になったらと思ったら黙っていられないよね。しかも自分の夫が関わっていたとしたら、私なら夫と共に謝罪する。

でももっとショックな事を聞かされてしまうのでは。まだ谷に突き落とされるのかと思うと辛い。どうかトドメにならないで。話を聞いて這い上がって欲しい。

義理姉ももうわかってそうだね、離婚経験者だし、優子さんの証言もあれば裁判有利になりそう。杏ちゃんがこれ以上不幸なのは見てられない😰

のん=優子さん なんてことはないですよね?

のんとの事を知ってて黙っていたけど、杏の入院を聞いて流石に黙ってられなくなって、打ち明けに来てくれた?

優子さんは杏の味方でありますように🙏

味方になって欲しい、優子さん。

気になるー

どっちだろ?杏を心配して?それとものんsideからの探り?

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